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鉄を切断する工具のおすすめは?種類やメリットデメリットを解説
鉄の切断に使う工具には、多くの種類があり、それぞれに特徴とメリット、デメリットがあります。目的や使用環境に応じて、最適な工具を選ぶことが重要です。 また、作業時にはケガをするなど、様々なリスクが伴います。そのため、安全にも配慮しつつ作業しなければなりません。本記事では、鉄の切断に適した工具の種類とそのメリット・デメリット、工具を扱う際の注意点を詳しく解説します。 目次 1.鉄を切断する工具の選び方 1-1.どこで切断することが多いのか 1-2.どのような形状の鉄を切断するのか 2.鉄を切断する工具の一覧とメリットデメリット 2-1.板金金切ハサミ 2-2.ニブラ 2-3.丸ノコ 2-4.チップソーカッター 2-5.ディスクグラインダー 2-6.ジグソー 3.鉄を切断する工具を扱う際の注意点 3-1.安全に配慮した服装で行う 3-2.電源を確保しておく 3-3.専用の手袋を利用する まとめ:鉄の切断には適した工具を選ぼう 鉄を切断する工具の選び方 鉄を切断する工具を選ぶ時は、下記の2点を確認しましょう。 ・どこで切断することが多いのか・どのような形状の鉄を切断するのか それぞれ詳しく解説します。 どこで切断することが多いのか 鉄を切断する場所によって、適した工具が変わります。例えば、屋内の工房やガレージで切断を行う場合、電動工具を使用することが一般的です。電源が確保されており、作業スペースも広いため、グラインダーやバンドソーなどの大型工具が使用できます。 一方、屋外での作業や電源が確保できない場所では、手動工具やバッテリー駆動の電動工具が便利です。また、狭い場所や高所での作業では、コンパクトで持ち運びが容易な工具が必要となります。このように、作業環境に応じて適切な工具を選ぶことが重要です。 どのような形状の鉄を切断するのか 鉄の形状によっても、使用する工具が異なります。例えば、薄い鋼板や細い棒材を切断する場合は、手動の金属用ノコギリや薄刃グラインダーが適しています。これらの工具は、繊細な作業に向いており、切断面をきれいに仕上げることが可能です。 一方、厚い鋼材やパイプ、角材などの頑丈な形状の鉄を切断する際には、バンドソーや切断機が適しています。これらの電動工具は強力で、厚みのある素材でも短時間で切断できるため、効率的な作業が可能です。鉄の形状に応じた工具の選定が、作業の効率と仕上がりに大きく影響します。 鉄を切断する工具の一覧とメリットデメリット 鉄を切断する際に使う工具には、以下のようなものがあります。 板金金切ハサミ ニブラ 丸ノコ チップソーカッター ディスクグラインダー ジグソー それぞれどんな工具なのか、またメリットとデメリットについて、詳しく解説します。 板金金切ハサミ 板金金切ハサミは、手軽に鉄を切断できる手動工具です。電源を必要としないため、作業環境を問わず、どこでも使用できます。 特に、薄い鉄板や鉄製シートの切断に適しています。また、作業中は火花が出ないため、安全性が高いです。 しかし、板金金切ハサミは手動での作業が求められるため、長時間の作業には適していません。また、切る力が弱いため、分厚い鉄の切断にも不向きです。力を加えると、作業者の疲労が蓄積しやすい点にも注意が必要です。 さらに、鉄の切断精度は作業者の技量にも依存するため、きれいな切断面や統一的な切断面を作りづらくなります。 ニブラ ニブラは鉄を高速で精密に切断することが可能な工具です。複雑な形状の鉄や曲線の鉄など、様々な形の鉄でも柔軟に切断できます。 ニブラを使った場合は、鉄の変形が少なく、美しい仕上がりを得られるのがメリットです。また、ニブラでの作業中は切りくずが飛び散りにくいため、清潔な作業環境を保つこともできます。 一方で、ニブラは高価な点がデメリットです。さらに、日々の細かいメンテナンスも必要となります。メンテナンスを疎かにしていると、故障して使えなくなるかもしれません。また、ニブラを使った際の切断面は細かくなります。そのため、厚い鉄板の切断にはあまり適していません。 丸ノコ 丸ノコは、鉄の直線的な切断に非常に適している工具です。丸ノコを使うと、スピーディーかつ効率的に作業できます。丸ノコには強力なモーターが内蔵されており、厚い鉄材や複数の層を一度に切断可能です。uncle-bでは、コードレスで使用できる丸ノコを取り扱っております。コードレスなので、バッテリーを充電しておけば、電源を取れない屋外などでも作業可能です。 一方で、丸ノコを利用するのはやや危険性を伴います。なぜなら、丸ノコでは高速回転する刃を使うため、使用時に大きな騒音と振動が発生し、火花も飛び散る可能性があるためです。誤って切断ラインを外すと修正が難しいこともデメリットでしょう。曲線の切断にも向いていません。 チップソーカッター チップソーカッターは、精密かつ高速に鉄を切断できる電動工具です。刃が長持ちし、切断面を綺麗にできるメリットがあります。切断時に発生する火花や熱が少ないため、安全で作業環境を保ちやすいのもメリットです。 一方で、チップソーカッターは高価な点がデメリットとして挙げられます。硬度の高い材料や厚い鉄材にも使用できますが、刃が消耗して使用寿命が短くなる可能性がある点も注意です。また、騒音が発生しやすいため、周囲に配慮して作業することが求められます。 ディスクグラインダー ディスクグラインダーは多用途に使える工具です。例えば、鉄の切断、研磨、削り出しなどができます。サイズがコンパクトで持ち運びやすく、狭い場所での作業も可能です。 ディスクグラインダーのデメリットとしては、回転が高速であるため、火花や粉塵が大量に発生する点、鉄の切断面が粗くなりやすい点などが挙げられます。 ジグソー ジグソーは複雑な曲線や細かいカットに非常に適している工具です。ジグソーを使うと、柔軟性のある切断作業ができます。刃の交換が簡単なので、メンテナンスも楽です。uncle-bで販売しているコードレスジグソー(CJ14DSL)は、わずかワンタッチで刃の交換が可能です。また、操作が比較的簡単なので、初心者にも扱いやすいでしょう。 一方で、ジグソーは厚い鉄材や硬い鉄材の切断には不向きです。また、切断速度が遅いため、大量の作業も難しい点はデメリットと言えます。 鉄を切断する工具を扱う際の注意点 工具を使って鉄を切断する際に注意したいのは、下記の3点です。 安全に配慮した服装で行う 電源を確保しておく 専用の手袋を利用する それぞれ詳しく解説します。 安全に配慮した服装で行う 鉄を切断する際は、火花や切りくずから身を守るため、長袖や長ズボン、耐火性のある作業着など、安全に配慮した服装を心がけましょう。また、保護メガネや防塵マスク、耳栓も用意しておくことで、安全性を確保しながら作業ができます。 電源を確保しておく 電動工具を使用する際には、安定した電源を確保することが重要です。延長コードが必要な場合は、適切な容量のものを選び、過負荷を避けましょう。電源を確保できないと、電動工具は使えません。 専用の手袋を利用する 切断作業では、鉄の鋭利な部分や工具の刃から手を守るため、耐切創性や耐熱性のある専用の手袋を必ず着用しましょう。ただし、手袋をしていても、手が機械に巻き込まれれば大けがをするリスクがあります。そのため、作業中は細心の注意を払い、集中することが大切です。 まとめ:鉄の切断には適した工具を選ぼう 鉄を切断する際には、作業場所や鉄の種類に応じて、適した工具を選ぶことが大切です。適切な工具を選ばないと、目的に沿う鉄の切断ができなくなります。主に、下記のような工具を鉄の切断時に使えます。 ・板金金切ハサミ・ニブラ・丸ノコ・チップソーカッター・ディスクグラインダー・ジグソー uncle-bでは、鉄を切断したい時に使える工具を多数揃えています。「鉄を切断する工具が見つからない」「どの工具を使えば良いのか分からない」とお悩みの方は、ぜひuncle-bのサイトから探してみてください。
2024.09.20
パイプカッターの使い方とは?ずれるのを防いで安全・正確に切断するためのポイントを解説
金属や塩ビなどの管をカットする工程は、DIYにおいてしばしば発生します。ノコギリなど通常の刃物で切断しようとすると、力加減を誤って空洞部分がつぶれてしまうなど、きれいに切断するのは難しいものです。 そこでおすすめなのが、今回紹介するパイプカッターです。パイプカッターは、空洞のある管を切断するのに特化した工具で、さまざまな素材の管に使用できます。 今回の記事では、パイプカッターの使い方やきれいに切断するためのポイントについて紹介します。 目次 1.パイプカッターの基本的な特徴 1-1.パイプカッターとは? 1-2.パイプカッターの構造 1-3.パイプカッターで切断できる素材 1-4.ホームセンターや工具店、ダイソーのような100円ショップなどで入手可能 2.パイプカッターの使い方 2-1.パイプをセットする 2-2.溝が付く程度の深さに設定して一回転させる 2-3.溝がずれる・斜めになるなど問題がないか確認 2-4.刃をさらに出して一回転させてカットする 2-5.やすりなどで断面を整えて仕上げター 3.パイプカッターを安全にうまく使いこなすためのポイント 3-1.直径のあったパイプカッターを選ぶ 3-2.しっかりと固定する 3-3.力加減に注意を払う 3-4.鋭利な刃がついているのでケガに注意 パイプカッターを使用すれば管状の素材を使ったDIYがスムーズに パイプカッターの基本的な特徴 パイプカッターは、文字通りパイプ=管を切断するのに特化した工具です。柔らかいものから硬いものまで、さまざまな管状の素材に対応したパイプカッターがあります。 パイプカッターとは? パイプカッターは、塩ビ、プラスチック製のパイプや銅管など、管状のものを綺麗に切断する工具です。ノコギリなどの工具でパイプ状の素材を切断すると、空洞部分が潰れるなどして失敗するケースが少なくありません。 パイプカッターは、円形の刃がパイプを挟み込み回転させながら切断する仕組みです。通常の刃物で切断するのと比べると、空洞部分を潰さずに綺麗に切断しやすい構造をしています。DIY初心者でも、パイプ状の素材や建材を自在に使いこなせるようになるでしょう。 パイプカッターの構造 パイプカッターは、おおまかに次のような部分で構成されています。 ・ノブ・ローラー・丸刃 ノブは、ローラと丸刃の空間を調整するためのものです。ローラーと丸刃の間にパイプを挟み込んで使います。挟み込める最大口径以下のパイプであれば、さまざまな口径のパイプの切断にひとつのパイプカッターで対応可能です。 パイプカッターで切断できる素材 パイプカッターは、それぞれ対応可能な素材に違いがあります。たとえば、次のような素材に適したパイプカッターが販売されています。 ・銅管・真鍮管・アルミ管・塩ビ管・ステンレス管 DIYや工作作業において切断する素材に合わせて、適したパイプカッターを用意しましょう。 ホームセンターや工具店、ダイソーのような100円ショップなどで入手可能 パイプカッターは、ホームセンターに行けばさまざまな製品が販売されていて、DIY用であればこと足りるでしょう。より本格的な作業に使用する予定の方は、工具専門店に行くのがおすすめです。 また、まずはお試しで使ってみたい、DIYでたまに使う程度なので本格的なものは必要がないなら、ダイソーなどの100円ショップで安価な製品を購入することもできます。 パイプカッターの使い方 パイプカッターは、次のような手順で使用します。 1,パイプをセットする2,溝が付く程度の深さに設定して一回転させる3,溝がずれる・斜めになるなど問題がないか確認4,刃をさらに出して一回転させてカットする5,やすりなどで断面を整えて仕上げ それぞれの手順について詳しく紹介していきます。 パイプをセットする 最初に、ノブを回してローラーと刃の間を広げます。切断するパイプより少し広めに間隔をあけたのち、間にパイプをセットしましょう。パイプはあらかじめバイスやクランプなどで固定しておけば、スムーズに作業を進められます。 溝が付く程度の深さに設定して一回転させる いきなり切断するのではなく、薄く溝がつく程度の強さでノブを締め付けて、一回転させてみましょう。このプロセスを経ることにより、ずれたり斜めになったりした状態でパイプを切断するミスを防げます。 溝がずれる・斜めになるなど問題がないか確認 溝が斜めになったり、ずれて螺旋状になったりしていないか確認しましょう。パイプに対して垂直で、一本のリング状の線が形成されている状態が理想です。もしそのようになっていない場合は、ノブを緩めてパイプが垂直になるように再調整してください。 刃をさらに出して一回転させてカットする 溝が適切な状態でつくようになったら、ノブの締め付けを強くしてカッターをしっかりとパイプに固定します。 その後、持ち手を持ってローラーを回転させてパイプをカットします。ここで雑に回転させると断面がずれる原因となるため、切り込みが垂直に入るように丁寧にローラを回転させてください。 やすりなどで断面を整えて仕上げ パイプが完全に切断されたら、断面をやすりなどで磨きます。たとえ綺麗に切断できたとしても、パイプの断面は細かい凹凸や棘が発生します。 そのままでは誤って断面に触れて怪我をするリスクがあります。また、パイプを部品として使用する場合には、仕上がりにも影響を及ぼすでしょう。 カッターによっては「面取り」という部分がついているものもあります。面取りを使用すれば、やすりよりも効率よく表面を滑らかに仕上げられるので、うまく活用しましょう。 パイプカッターを安全にうまく使いこなすためのポイント パイプカッターを安全にうまく使いこなすためには、次のポイントに注意して作業を進めると良いでしょう。 ・直径のあったパイプカッターを選ぶ・しっかりと固定する・力加減に注意を払う・鋭利な刃がついているのでケガに注意 適切な製品を正しく使用して、安全かつ効率よく作業を進めてください。 直径のあったパイプカッターを選ぶ 切断するパイプの口径にあったカッターを利用しましょう。多くのパイプカッターは一定の範囲の口径に対応しています。しかし、ローラーと刃のすき間の広さにより、最大口径は決まっています。 口径が大きすぎるパイプを無理に切断しようとすれば、きれいな断面にならないリスクが高くなるので避けましょう。パイプカッターを購入する時には、先に作業に使用するパイプの口径を確認して、適切な製品を選んでください。 しっかりと固定する 基本的ではありますが、パイプをしっかりと固定するのが大切です。パイプカッター側にはパイプを固定する機能はついていない製品がほとんどです。そのため、作業台に固定するための器具を活用すれば、ずれなくきれいに切断しやすくなるでしょう。 クランプやバイス、万力などをパイプカッターと共に用意しておくのがおすすめです。正確に切断できるだけでなく、思わぬ事故を避けるうえでも役立ちます。 力加減に注意を払う パイプカッターを適切に固定していれば、無理に強い力をかけなくとも切断できる構造となっています。力をかけすぎると断面がずれたり、危惧が外れて怪我につながるリスクもあります。何回転かローラーを回転させて、丁寧に切断作業を進めましょう。 鋭利な刃がついているのでケガに注意 パイプカッターは、円盤状の刃物がついた器具です。硬いパイプを切断するだけあって、刃は鋭利で誤って手指を当てれば怪我につながるリスクもあります。 ここまで紹介した手順や注意点をよく守って、怪我やトラブルなく作業を進めていきましょう。 パイプカッターを使用すれば管状の素材を使ったDIYがスムーズに DIYや工作などでパイプ状の素材を切断する場面は、少なからずあります。ノコギリなど通常の刃物でパイプを切断するのは意外に難しく、断面を潰してしまったり、パイプがずれてケガしたりといったトラブルにつながる可能性もあります。 安全に、正確にパイプを切断するなら、今回紹介したパイプカッターを活用するのがおすすめです。ただし、パイプカッターも刃物であることは変わりないので、ケガには充分に注意して使用しましょう。 uncle-bでは、今回紹介したパイプカッターをはじめ、さまざまな工具やDIY製品を取り揃えています。DIYに本格的に取り組もうと考えている方は、ぜひ一度オンラインショップを覗いてみてください。 uncle-bのオンラインショップはこちら。
2024.08.08
テーブルソーの安全な使い方とは?怪我のリスクと使用時の注意点を解説
テーブルソーは、テーブルの真ん中に丸い刃がついた木工機械です。木の切断に便利ですが、怪我の危険性が高い工具でもあります。ときには指の切断など、重大な事故につながるリスクもあります。 そこで今回は、テーブルソーが原因となる怪我のリスクや安全に使うためのポイントをまとめました。この記事を参考にして基本的な使い方をおさえて、テーブルソーを安全に使いこなしましょう。 目次 1.テーブルソーとは? 1-1.テーブルソーでできる作業 2.テーブルソーの怪我のリスク 2-1.キックバックを原因とした事故が起きがち 2-2.使い方を誤ると大怪我につながるリスクも 3.テーブルソーを安全な使い方 3-1.正しい力の入れ方を理解するのがまず大切 3-1-1.材料を押す場所 3-1-2.材料を押す力の方向 3-1-3.進まなくなった時は無理に力をかけず一度電源を切る 3-2.キックバックを原因とした事故が起きがち 3-3.両面拘束を避ける 3-4.必ず安全装置をつけて作業をする テーブルソーの安全な使い方や危険性を理解しよう テーブルソーとは? テーブルソーは、テーブルの上に丸のこの歯が取り付けられていて、主に木材を切断する時に使用する工作機械です。丸のこの部分は電動で動くため、効率よく切断作業を進められるのが特徴です。 切断したい木材を台座の上において、少しずつ歯がある方向にスライドさせるように力をかけて切断していきます。初心者でも、強い力をかけずに正確かつスピーディに木材を加工できます。 一方で、電動で動く刃物である分、大怪我につながるリスクの大きい工具でもあります。正しい使い方を理解して、安全な作業を徹底するのが大切です。 テーブルソーでできる作業 テーブルソーでは、大きく分けて次の4つの作業が可能です。 縦割り・縦切り横切り傾斜切断・角度切り溝切り それぞれの切り方をマスターしておけば、DIYでより精巧な木材加工が可能となるでしょう。 縦割り・縦切り 木材の幅を細くするように、縦に二つに切断していく方法です。切断したい面を丸のこの歯に合わせて、前方に力をかけて徐々に切っていきます。手持ちの丸のこでは正確に切断するのが難しいですが、テーブルソーを使用すれば正確に切断できます。 横切り 木材を上下に切断する時に行う方法です。木材の下の方に両手を添えて丸のこに向かって力をかけていきます。切断面が材料の端に近く、両側を持って作業をするのが危険なときなどに有効な方法の一つです。 一方で、おさえていない方の材料が切断直後に歯の回転の勢いで飛んでしまう場合があります。飛んできた材料にあたってケガしないように、注意して作業をしましょう。 傾斜切断・角度切り 丸のこの歯に対して斜めに歯を入れることにより、角度をつけて切ることも可能です。途中で力を入れる方向がずれると切断面が曲がってしまうため、最初決めた角度からまっすぐ進めるように力をかけましょう。切断する部分に、鉛筆などで罫書きの線を入れておけば、正確に切りやすくなります。 溝切り テーブルソーは、台から露出する歯の高さを調節できます。材料の厚みよりも歯の高さを低くすれば、材料に溝をつける形で切ることも可能です。歯を少しずつずらして何度か通していけば、幅のある溝も綺麗につけることができます。 テーブルソーの怪我のリスク テーブルソーは台座についた歯が高速回転するため、怪我や事故の原因になりがちな工具のひとつです。ときには大怪我につながるリスクもあります。どのような形で事故や怪我につながるのか、理解しておきましょう。 キックバックを原因とした事故が起きがち テーブルソーは「キックバック」という現象が原因で事故につながるケースが多い工具です。キックバックとは、回転する歯の勢いによって、切断された材料が飛んで跳ね返ってくることを言います。 キックバックの原因は一様に言えるものではありませんが、たとえば次のような要因が考えられます。 材料を前に送る時のおさえる力が甘く、材料の前側が浮いてくる まっすぐ切れていないため、材料と歯が引っかかって一緒に回転する 木の繊維に歪み・ねじれがあって、歯と引っかかる キックバックのリスクを完全にゼロにするのは困難です。発生を防ぎつつ、万が一材料が飛んできても当たらないよう切断面の延長線上には立たない、保護メガネをするなどの対策をしておきましょう。 使い方を誤ると大怪我につながるリスクも キックバックは、主に二つの形で大怪我につながるリスクがあります。一つは跳ね返った材料が身体に当たる場合です。テーブルソーの歯の外側の速さは時速170kmにも及びます。高速で跳ね返る材料が直接当たれば、それだけで怪我の恐れがあるのです。 さらに怖いのは、キックバックした材料を慌てておさえようとして、手指が歯に巻き込まれるケースです。最悪の場合指の切断など取り返しのつかない怪我になるリスクもあります。キックバックが万が一起きてしまったら、無理に材料をおさえつけようとせず、自分の体を守ることを優先してください。 テーブルソーを安全な使い方 テーブルソーのキックバックなどによる怪我のリスクを最小化するために、正しい使い方をまとめました。安全にテーブルソーを使ううえで、参考にしてください。 正しい力の入れ方を理解するのがまず大切 木材を歯に向かって押すときの力の入れ方や方向に注意するだけで、キックバックの発生はかなり防げます。正しい力のかけ方をおさえておきましょう。 材料を押す場所 材料を歯に向かって押すときは、フェンスと歯の間の部分の材料に力をかけて押すのが良いと言えます。 歯を怖がってフェンスと歯の反対側の部分、さらにフェンスから離れた場所をおさえて力をかけてしまう方も少なくありません。実はこのやり方は、フェンスと歯に挟まった材料がキックバックをひき起こしやすくなるのです。 一見歯と手が近づいて危ないように見えますが、フェンスと歯の間の部分に力をかけるのが正解です。ただし、手指と刃の距離が近くなるため、細心の注意を払って作業を進めましょう。 材料を押す力の方向 材料を歯に向かって押すときは、次の3方向への負荷を意識して力をかけましょう。 フェンスの方向歯の方向テーブル面の方向 フェンスの方向に力をかけることで断面が曲がったり歪んだりするのを防ぎます。材料の切断を進める上で歯の方に力をかけるのはいうまでもありません。最後に、テーブル面すなわちした方向にも力をかけることを忘れないようにしましょう。単に前に押すだけでは、材料が浮き上がりやすくなってしまいます。 進まなくなった時は無理に力をかけず一度電源を切る どうしても材料を前に進められなくなったときは、無理に押し込むのではなく一度手を止めて電源を切ってください。無理な力がかかれば材料が引っかかりやすくなり、キックバックのリスクが高くなります。 断面の歪みや歯の摩耗の原因にもなるため、デメリットしかありません。材料がうまく前に進まなくなったときに、無理矢理力をかけて作業を続けるのは避けましょう。 両面拘束を避ける 両面拘束で作業をするのは危険なのでやめましょう。両面拘束とは、材料の両側をフェンスなどで挟んで、しっかり固定された状態で作業することです。 両側が固定されていると一見安定するように見えるのですが、実はかえって刃とフェンスに材料が挟まってキックバックを引き起こすリスクが高くなります。拘束を片側にしておけば、力がフェンスがない方に逃げるため、キックバックは起こりにくいのです。 必ず安全装置をつけて作業をする 事故を防ぐための安全装置をつけた状態での作業を徹底しましょう。テーブルソーの歯には保護カバーなどがついていて、切断面以外の歯の露出を最小限に抑えています。こうしたカバーを外さないようにしてください。 木材を推し進めるときに使用する「プッシュブロック」という器具があります。平面に取っ手がついていて、平面部分を木材の表面に当てて取っ手を持って材料を押し進める仕組みです。 さらに、テーブルソーによっては指が当たった瞬間に歯の回転が止まる安全装置がついた製品もあります。こうした機能がある製品を利用すると、大きな事故や怪我を防げてさらに安心です。 自動送り装置を使用する 自動送り装置を使用して、工具からより離れた状態で作業できるようにするのも有効です。自動送り装置とは、人間の代わりに機械が木材を前方へ押してくれる器具です。 材料をおさえる役割も果たしてくれるため、手指の怪我を防ぐうえでとても有効な器具と言えます。材料を押すときの力加減が難しいと感じる方は、ぜひ利用してみましょう。 テーブルソーの安全な使い方や危険性を理解しよう テーブルソーは、木材を加工する際には負担がかからず便利な工具のひとつです。DIYで木工家具などを製作する予定がある方は、ぜひ購入を検討しましょう。一方で、キックバックなどが原因となって大きな怪我や事故につながるリスクのある工具でもあります。今回紹介した安全対策を参考にしながら、注意して使用してください。 uncle-bでは、今回紹介したテーブルソーをはじめ、さまざまなDIY器具を販売しています。DIYを効率よく進めたい方や、高性能な工具でより精巧な家具を作りたいと考えている方は、ぜひWebサイトをのぞいてみてください。 uncle-bのWebサイトはこちら
2024.06.06
バールの使い方とは?釘抜き以外の用途やバールの特徴・選び方も解説
バールとは、てこの原理を活用して重いものを持ち上げたり、硬いものに刺さったものを抜いたりするときに使用します。板にささった釘を楽に抜くときにしばしば使用しますが、他にもいくつか用途があります。日曜大工やDIYを趣味とする方は、ぜひ用意しておきたい工具です。 今回の記事では、バールの用途や選び方についてまとめました。バールが必要か決めかねている方は、この記事を参考に購入を検討してください。 目次 1.バールとは? 1-1.バールの形状や大きさ 1-2.バールの材質 1-3.バールの柄の形状 2.バールの主な使い方 2-1.バールの使い方①:釘を抜く 2-2.バールの使い方②:内装や大型家具などの解体 2-3.バールの使い方③:剥がす・めくる・こじあける 2-4.バールの使い方④:テコの力でもちあげる 2-5.バールの使い方⑤:土を掘る・ほぐす(園芸用) 3.バールの選び方 3-1.先端と尾、柄の形状で選ぶ 3-2.長さと重さで選ぶ 3-3.材質で選ぶ バールを用意しておけばDIY・工作がスムーズに バールとは? バールは、主に金属でできたL字型の工具です。「金梃(かなてこ)」とも呼ばれていて、テコの原理を利用して少ない力で釘抜などの作業に使用できる工具です。 使い方はシンプルで、初心者でも手軽に使える工具なので、DIYを趣味としている方は一家に一つあるとよいでしょう。シンプルな工具ですが、さまざまな形状やサイズがあります。用途を踏まえて、手ごろなサイズのバールを入手しましょう。 バールの形状や大きさ バールはL字の短い方に切り欠きがあり、釘などを挟みやすい形になっています。長い方が柄となっていて、平たい形になっているケースが多いです。サイズとしては、15cm〜1m程度のものが一般的です。家庭でも使用される汎用性の高いものは25cm〜40cm程度のものとなっています。 長いものの方が少ない力で強力なパワーが与えられます。一方で、重く大きくなると持ち運びには不便になるため、適度なサイズの製品を選びましょう。 バールの材質 ほとんどのバールは金属でできていますが、大きく分けて次のような材質のものがあります。 ステンレス:錆びにくいので水に濡れる場所で作業するときに便利 ・炭素鋼:強度や粘り強さがあるため、より力のかかる作業におすすめ ・特殊鋼:軽くて丈夫、摩耗や熱に強いなど特殊素材によりプラスの利点あり ・用途や作業シーンなどを踏まえて、最適な材質のバールを使用してください。 バールの柄の形状 バールの柄の形状は断面で考えると複数の種類があります。 ・平形:スタンダードな形状。中央が少し凹んでいて指をかけやすい形に ・多角形:平形よりも力を入れて握りやすいのが特徴。解体作業などより力のかかる作業におすすめ ・中空円形:パイプ状で中心が空洞になっている。強度に劣るが軽いので、自宅のちょっとした作業などには使用可能 使用シーンや用途などをもとに、自分に合った形状のバールを選びましょう。 バールの主な使い方 バールといえば釘抜きに利用するイメージが強いですが、そのほか以下のような使用方法があります。 ・釘を抜く ・内装や大型家具などの解体 ・剥がす・めくる・こじあける ・テコの力でもちあげる ・土を掘る・ほぐす(園芸用) バールの使い方①:釘を抜く バールの短い方の割れている部分に釘を引っ掛けて、バールを倒せばテコの原理で釘を抜けます。釘が埋まっている場合や釘の頭がない場合には、木材を少し削ってバールを挟む必要があります。その際に、木材に少々傷がつく可能性がある点には留意しましょう。 また、テコの支点として作用するL字の角の部分が木材などに強くあたるため傷や凹みの原因となることも。これを避けたいなら、視点の部分にはあて木をするとよいでしょう。 バールの使い方②:内装や大型家具などの解体 内装や大型家具などの解体にも、実はバールが活躍します。たとえば、壁や天井を壊すときには、バールの長い方を利用して壁や天井に穴を開けます。続いて穴から短い方の棒を突き刺して曲げれば、壁材や天井材を簡単に剥がすことが可能です。 大型家具においては、二つの素材の接続部にバールをさして力をかければ、二つの材料を引き剥がせます。手では取り外しづらい部分でも簡単に解体作業を進められます。 バールの使い方③:剥がす・めくる・こじあける 解体までは行かずとも、接着した素材を綺麗に剥がしたり、めくったりするうえでもバールが便利です。内装の剥がし作業に特化したバールとして、インテリアバールがあります。 インテリアバールは柄の先端が通常のバール以上に平たい形をしていて、壁などの隙間に傷をあまりつけずに差し込むことができます。室内の内装のアレンジなどをDIYで取り組む方は、剥がし作業に適したバールを用意しておくのも一案です。 バールの使い方④:テコの力でもちあげる 重いものを動かしたり、隙間を作ってシートや板などを差し込んだりするときにもバールが活躍します。使い方は単純で、重いものの下にL字の短い方を差し込んで長い柄を倒します。 すると、テコの力で人力で持ち上げるよりも少ない力で重いものに隙間を作ることができます。工事現場・土木作業で多用される使用法ではありますが、家庭でも大型の家具のDIYや外構のDIYにチャレンジするときには有効な使用法のひとつです。 バールの使い方⑤:土を掘る・ほぐす(園芸用) 小さい穴の土を掘ったり、穴からバールを差し込んで硬く乾いた土をほぐしたりするのにもバールが有効です。園芸を行うときの事前作業に重宝します。 柄の先端に根切り用の板がついていて、園芸に特化した園芸用バールもあります。庭や畑の作業をするときには、小さなスコップと共にバールを用意しておけば、作業を効率的に進められるでしょう。 バールの選び方 基本の形状は全てL字でも、用途やサイズ、材質などによってバールにはさまざまな種類があります。次のような点に着目して自分に合ったバールを選びましょう。 ・先端と尾、柄の形状で選ぶ ・長さと重さで選ぶ ・材質で選ぶ 先端と尾、柄の形状で選ぶ バールの先端と柄および尾(柄の先端)の形状にはさまざまな種類があります。形状によって適した作業が異なるため、作業用途に合わせて最適な形状のバールを選びましょう。たとえば、次のようなタイプがあります。 ・L字・I字:釘抜きを中心に汎用性高い ・金てこ型(尾平・柄が多角形):解体や重いものを持ち上げるのにおすすめ ・スクレーパー型(尾が薄い平型):薄い板などを剥がすときに便利 ・園芸用バール:土の掘り起こしや小さな穴掘りに適した形状に 長さと重さで選ぶ 長さと重さで考えるのも一つの考え方です。バールにはさまざまな種類があり、工事現場などで使用されるものでは長さが1mにおよぶ製品もあります。 DIYなどにおいて、家庭で釘抜きや軽度の解体作業などに使用するなら25cm〜40cm程度の長さが適しています。もう少し本格的に内壁や天井の解体・アレンジなども行うなら、60cmくらいのサイズのものを選びましょう。 基本的にバールは長いほど小さい労力で大きな力を加えることができる反面、重く持ち運びがしづらくなります。一般的には、家庭で使用する分にはあまりに大型のバールは適さないケースが多いでしょう。用途を踏まえて適度なサイズや重さの製品を選んでください。 材質で選ぶ バールの多くは、頑丈でひび割れなどが起きにくい粘性の強い金属でできていますが、素材により耐久性が変わります。基本的には頑丈で、さらに錆びにくいなど特殊加工がなされた製品ほど値段が高くなりがちです。作業シーンに耐えられる材質で作られたバールを選びましょう。 バールを用意しておけばDIY・工作がスムーズに バールは、釘抜きのほか解体作業や重いものを動かす時などに重宝します。DIYを行う方は、一家に一本あれば作業をスムーズに進められるでしょう。意外に種類が多いので、自分に合ったサイズや形状、材質のバールをうまく選んでください。 uncle-bでは、今回紹介したバールのほかさまざまなDIY工具や素材を取り扱っています。DIYを趣味としている方は、ぜひ一度Webサイトを訪れて見てください。 uncle-bのWebサイトを見てみる
2024.05.20
スコヤとは?使い方や特徴、スコヤの種類を解説
スコヤとは、角度を正確に測ったり、切断する素材に正しい角度の線をケガいたりするときに使用する工具です。直角を確認する完全スコヤのほか、自由に測る角度を見る自由スコヤなどもあります。 木材の加工など切断、組み立てが発生する工程があるDIYにチャレンジするなら、ぜひ手に入れておきたい工具です。今回はスコヤの基本的な特徴や種類、主な用途などを紹介します。スコヤを活用して、ワンランク上のDIYにチャレンジしましょう。 目次 1.スコヤとは 1-1.スコヤとさしがねの違い 2.スコヤの使い方 2-1.適切な角度をケガく 2-2.材質が直角かを確認 2-3.組み立てた板同士の直角を確認 2-4.工具の歯が直角に差し込まれているかを確認 3.スコヤの種類 3-1.完全スコヤ 3-2.止型スコヤ 3-3.止型定規 3-4.自由金・自由スコヤ 3-5.一発止型定規 スコヤがあればDIYで正確な作業が可能に スコヤとは スコヤとはL字の形をしていて内角の角度が直角の工具のことを指します。スコヤにはいくつか種類があり、L字型で「完全スコヤ」と呼ばれているものや、自由スコヤや止型スコアなどがあります。スコヤの主な使用目的は、直角や特定の角度の測定です。 スコヤとよく似た工具に「さしがね」もあります。さしがねも直角の測定に利用しますが、一般的なサイズや台座の有無などに違いがあります。まずは、スコヤの特徴をさしがねとの違いにも触れながらみていきましょう。 スコヤとさしがねの違い さしがねとスコヤは、いずれも直角の測定を行う工具ですが、それぞれ違った特徴があります。ひとつめの差異は本体のサイズです。スコヤはだいたい15㎝~18㎝の小さめのサイズが多いですが、さしがねは小さいものから大きなものまで豊富なサイズがあります。 また、スコヤは台座が分厚く作られており、測定時に木材を抑えたりスコヤ自体が安定させやすいのが特徴です。立てて使う事もできるため、縦方向の垂直を確かめるのにも便利です。基本的には、初心者はさしがねよりスコヤの方が使いやすいといえるでしょう。 さしがねは全体の厚みが均一に作られています。そのため、木材をさしがねの角に合わせるだけで直角かをすぐに判定できます。薄い分、定規のように長さを測るときにも使いやすいのが特徴です。 スコヤの使い方 スコヤには、次のようなさまざまな使い方があります。 適切な角度をケガく 材質が直角かを確認 組み立てた板同士の直角を確認 工具の歯が直角に差し込まれているかを確認 DIYや大きな工作などにおいては、垂直や指定の角度を測定する場面は少なからず存在します。台座が安定したスコヤは、初心者が想定通りの角度になっているかを確かめるうえで便利な工具です。それぞれの使い方について、詳しく紹介していきます。 適切な角度をケガく スコヤは、木材など45度や90度の正確な角度のケガくときに便利です。「ケガく」「ケガキ作業」とは、工作やDIYに使用する素材に、切断時などの目印となるように鉛筆などで選を入れる作業です。「墨付け」と呼ぶ場合もあります。線が曲がっていたり、角度にずれがあったりすると、設計図や計画通りに作業を進めるのが難しくなります。 その点、スコヤ本体は厚みがあり安定しているため、ブレずに正確な角度でのケガキが可能です。なお、完全スコヤなら90度のケガキ、止型スコヤなら45度もしくは90度のケガキができます。 材質が直角かを確認 スコヤの内側の角に木材などの材質を当てれば、直角になっているかを確かめられます。内側の角と木材にずれがなくピッタリ合えば直角です。 隙間ができたり素材とスコヤがぴったり合わなかったりすれば、直角に切断できていないことになります。そのときには、角度の調整や切断作業のやり直しなどの修正が可能です。気づかずに不揃いの素材を使用して失敗するリスクを減らせます。 組み立てた板同士の直角を確認 組み立てた板同士の内角にスコヤの外角を当てて、板同士の直角を確認することが可能です。板とスコヤがピッタリ合えば直角、合わなかったら直角ではないとわかります。 確認作業を怠って作業を進めてしまうと、制作した家具や工作物ががたついたり、もろくなったりするおそれがあります。特にDIYで家具を製作する場合などは、長期間安全に使用し続けられるよう、こまめにスコヤで直角を確認しながら作業を進めるのがおすすめです。 工具の歯が直角に差し込まれているかを確認 手で取り付けるタイプの工具の歯が直角に差し込まれているかを確認するうえでも、スコヤを使用するのが便利です。DIYを趣味としている方なら、個人で丸ノコを持っている方も少なくないでしょう。 手で取り付けるタイプの丸ノコは、必ず使用前に歯が直角についていることを確認しましょう。ベースプレートと刃の接地面にスコヤの外角を当てれば、簡単にチェックできます。丸ノコの歯が垂直についていなければ、切断面がきれいにならないおそれがあります。 歯の傾きがひどければ作業が危険になるおそれもあるので、かならずチェックしたうえで作業をはじめてください。 スコヤの種類 スコヤには、おおまかに次のような種類があります。 完全スコヤ 止型スコヤ 止型定規 自由金・自由スコヤ 一発止型定規 スコヤの種類によって角度や用途が異なります。角度が決まっているスコヤのほか、自分で測る角度を変えられるスコヤもあります。それぞれの特徴をおさえて、自分にあったスコヤを使用しましょう。 完全スコヤ L字型で、台座部分が分厚くなっているスコヤです。90度を測ったり、ケガいたりするのに便利な、一般的なスコヤといえるでしょう。完全スコヤには目盛りがついているため、長さを測るのにも使用可能です。 止型スコヤ 止型スコヤは、台形のような特徴的な形をしています。45度と90度を測定できるのが特徴です。 外角を材料などにあてて角度を測定するには便利です。止型スコヤには、しばしば台形の穴が開いていて、内角でも角度を測定できる構造になっています。 ただし、内角は、穴よりも小さい、細い素材でなければ測定できません。内角の使い勝手だけでいえば完全スコヤの方が便利です。45度を測定する必要があるか、内角を使うかで、作業状況にあったスコヤを使用してください。 止型定規 平行四辺形や台形の形をした定規です。平行四辺形の物は45度および135度の測定に特化しています。台形であれば45度と90度の測定が可能です。台形の製品は止型スコヤとして紹介されている場合も。二つの棒状の木材を直角に接着するときに、それぞれの端を45度に切って付ける作業を「留め加工」といいます。 止型定規は、その留め加工のためのケガキや仕上がりの確認にしばしば使用します。 自由金・自由スコヤ 自由金・自由スコヤは金属板2枚を組み合わせてできているスコヤです。名称の通り、二つの板の接点についたネジを緩めたり締めたりして自由に角度を調節できるのが特徴です。直角や45度以外の角度のケガキや測定作業が発生するときには、自由金・自由スコヤを使用しましょう。 一発止型定規 一発止型定規とは、台形と長方形の板が垂直についた止型定規です。木材などの直角な部分に板の内角を当てれば、木材の二面に45度と90度を同時にケガくことができます。留め加工をするために、太い木材を斜め45度に切断するときなどにとても便利な工具です。 スコヤがあればDIYで正確な作業が可能に スコヤについて特徴やさしがねとの違い、使い方やスコヤの種類を紹介しました。DIYを行う際は、スコヤを使って正確な測定をしながら作業を進めましょう。 角度や長さなどを正確に測ると、DIYでも失敗することがぐっと少なくなります。DIYなら、安全で長持ちする家具などが作れるようになるでしょう。 uncle-b ではDIYに使う工具をたくさん取り扱っています。DIYに使用する工具や素材などをお探しの方は、ぜひいちどWebサイトを覗いてみてください。
2024.03.13
木ダボの使い方5STEP 必要な道具やダボ埋めも解説
木ダボは木材を継ぎ合わせたり、組み立てるために使うパーツです。 ネジのように下穴を開けて木ダボを入れるのですが、キネジなどとは作業内容が異なり、必要な道具もあるので作業前に使い方を押さえておきましょう。 今回は、木ダボの使い方と必要な道具について詳しく解説いたします。 目次 1.木ダボとは?組立てに使うパーツ 2.木ダボを使ったDIYに必要な道具 2-1.木ダボ 2-2.ダボマーカーかさしがね 2-3.ドリルガイド 2-4.マーカーや鉛筆 2-5.電動ドリル 2-6.ダボ錐ビット 2-7.木材 2-8.木工用接着剤 2-9.クランプ 3.木ダボの使い方5つの手順 3-1.マーカーなどで墨付けをする 3-2.ドリルで真っすぐ穴をあける 3-3.ダボマーカーでもう1枚の板に目印をつける 3-4.ドリルで穴を開ける 3-5.木ダボを入れて組み合わせる 4.ダボ埋めの方法は? まとめ 木ダボとは?組立てに使うパーツ 木ダボ(太枘、駄枘)は、木材のダボ接ぎに使うための小さな棒状のパーツです。 ダボ接ぎとは、組み合わせたい木材に小さな穴を開け、木ダボを入れて2枚の木材をぴったりと繋ぎ合わせる木材加工の方法です。 画像引用元:ダボ - Wikipedia 木ダボ形状は似ていますが、側面に溝が入っていたり、両端の面取りがされているものなどがあり、用途に合ったものを選ぶことができます。 普通のビス留めと比べて手間と時間がかかるダボ接ぎですが、ネジを使うよりも表面の仕上がりが美しくなるのが特徴です。 ダボ接ぎの他にも、棚板を支えるための棚受けやねじやビスの頭を隠すために使われることもあります。 木ダボを使ったDIYに必要な道具 木ダボをDIYで使用する際に必要な道具と、それぞれの役割についてご紹介します。 木ダボ 木ダボはホームセンター、木材店、100円ショップ、ECサイトなどで購入できます。 木ダボのサイズは色々とありますが、DIYでは6mm/8mm/10mmが使われることが多いようです。 ダボマーカー/さしがね さしがねはL字状の定規で、下穴を開ける位置を決めるために使います。 位置決めや角度、円周や正方形を測ることができるので、木材を使ったDIYをする方はひとつ持っているとよいでしょう。 ダボマーカーは、ダボ穴の位置を合わせるための道具です。 画像引用元:Home - Lee Valley Tools このように上が三角錐、下が円柱状になっています。 一方のダボ穴開けたらダボマーカーを設置し、もう一枚の木材を上から押し付けると跡がつきます。 ダボマーカーの跡をガイドにドリルで穴を開けると、ずれずにきちんと対となる下穴が開けられます。 ダボマーカーもホームセンターなどで数百円で購入できるので、木ダボと一緒に買っておくとスムーズに作業ができるでしょう。 ドリルガイド ドリルガイド(ドリルスタンド)とは、ドリルで真っすぐな穴を開けるためのツールです。 木材にセットし、ドリルガイドの穴にドリルを差し込んで使います。 ドリルガイドは様々な形状・素材のものが売られていますが、木材に固定して使えるタイプがおすすめです。 手で抑えながら使うタイプのドリルガイドはDIY向けに売られていることが多いですが、ずれる恐れもあるので、養生テープやマスキングテープなどを使って動かないようにしましょう。 マーカーや鉛筆 木材の墨付けのために、マーカーや鉛筆も用意しておきましょう。 墨付け用のマーカーは使いやすいのですがマーキングを間違えると修正できないので、DIYを始めたばかりの方は墨付け用の鉛筆の方が直せるので使いやすいかもしれません。 電動ドリル 電動ドリルがひとつあると、木ダボの穴あけが簡単にできます。 電力で動くドリルとしては、回転の力のみを使うドリルドライバーと、回転と打撃の力を使うインパクトドライバーがあります。 木ダボの穴あけは微妙な調整が必要なので、加減がしやすいドリルドライバーがおすすめです。 uncle-bでは初~中級者向けと、PRO仕様の2つのモデルを販売しており、お好みのものをお選びいただけます。 【初~中級者向け】 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付 【プロ仕様】 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル(DS14DBL2/2LYPK)※バッテリー付 ダボ錐ビット ビットとは、電動ドリルの先端につけて使用するツールです。 ビットを付け替えることで穴あけやビス留めなど、色々な作業が可能になります。 木ダボの穴を開ける際は、太めの径の穴が開けられるダボ錐ビットがおすすめです。 ビットを選ぶ際は、ビットの径と工具との接続部の形状をご確認ください。 ビットのサイズは使用する木ダボよりも0.1mmほど小さいものを選ぶと、ダボが緩まずしっかり木材が繋げられます。 木材 組立に使う木材はお好きなものをご用意ください。 木ダボを使って組み立てる場合は、ある程度厚みがある木材を選ぶとよいでしょう。 木材をカットして出た端材は、当て板として使えるので取っておきましょう。 木工用接着剤 ダボ継ぎをする場合、しっかりと木材を固定するために木工用接着剤を使用することもあります。uncle-b ONLINE STORE / 【コニシ】ボンド 木工用 ホームセンターやコンビニでも買えるような一般的な木工用接着剤で大丈夫ですが、屋外やキッチンなど水場に設置するものを作る場合は耐水タイプの接着剤がおすすめです。uncle-b ONLINE STORE / 【タイトボンド】アルティメット 木工用接着剤 DIYで使える木工用接着剤の種類と使い方 ただ、木ダボは密着するように作られているので、接着剤の使用は必須ではありません。 クランプ クランプは木材を固定するための道具で、木材を使ったDIYのあらゆる作業で用いられています。 接着剤は完全に乾くまで通常タイプで24時間以上、速乾タイプで12時間以上かかるので、乾燥指せている間に浮かないようにクランプを使ってしっかりと固定しましょう。 クランプの使い方はこちらで詳しくご紹介しております。 クランプの使い方は種類によって違う!製品選びのポイントも 木ダボの使い方5つの手順 木ダボを使って木材を組み立てる時の手順についてご紹介します。 マーカーなどで墨付けをする 画像引用元:Dead-on dowel joints | Wood まずは、木ダボを埋め込む場所を決めましょう。 さしがねなどを使って穴あけをする位置を決め、マーカーや鉛筆などを使って墨付けをします。 ドリルで真っ直ぐ穴をあける 画像引用元:Dead-on dowel joints | Wood ドリルガイドなどを使って、まっすぐに穴を開けていきます。 穴の深さは木ダボの半分よりも2〜3mm程度深めに開けましょう。 普通のドリルビットで穴あけする場合は、深さが分かるようにビットにマーカーやマスキングテープを使って目印をつけておきます。(巻き込みなどの原因となるので先端にテープが就かないようにしましょう。) ダボマーカーでもう1枚の板に目印をつける 画像引用元:Dead-on dowel joints | Wood 開けた穴にダボマーカーをセットして、上からもう1枚の木材をしっかり押し付けて跡をつけます。 ドリルで穴を開ける 画像引用元:Dead-on dowel joints | Wood ダボマーカーでつけた印を目安に、ドリルで穴を開けましょう。 この作業も垂直になるよう気を付けながら行います。 木ダボを入れて組み合わせる 画像引用元:Dead-on dowel joints | Wood 穴を開けたら片方に木ダボを入れます。木工用接着剤を使う場合は、先に穴に接着剤を入れてから木ダボを入れてください。 かなづちなどを使って優しく何度か叩くとしっかりと奥まで入ります。 もう1枚の木材を組み合わせる時もかなづちで軽く叩きながら少しずつ入れていきましょう。 一気に入れようとして強く叩くと、木材が割れたり、変形する恐れがあります。 ダボ埋めの方法は? 画像引用元:Working with Dowel Joints - Sawdust Girl® ネジ頭を隠すためにダボ埋めをしたい時は、先にダボ用の穴を開けてから下穴を開けてビス打ちをします。 ダボ埋め用の穴は木材の厚さにもよりますが、5mm~1cmほどが目安です。 ビス打ちができたら穴と木ダボに少量接着剤を塗布し、穴に木ダボを入れます。 穴からはみ出た部分はダボ用のノコギリでカットします。普通のノコギリを使うと、刃の出っ張った部分により木の表面が傷ついてしまうので気をつけましょう。 紙やすりで表面を滑らかに仕上げればダボ埋めの完了です。 最後にオイルフィニッシュやステイン塗料で塗装したい場合は、木ダボを使うのはあまりおすすめしません。 木ダボの切断面は塗料を吸い込みやすいので、ダボ埋めをした部分だけ色が濃く発色してしまいまうためです。 仕上げに塗装をしたい場合は、木ダボではなく埋め木を使うと色が浮かずに統一感ある仕上がりになります。 まとめ 木ダボは木材同士の接続、棚受け、ネジ頭隠しなど、木材加工で様々な用途に用いられます。 今回は、DIYで一般的な木ダボの使い方をご紹介しました。 ダボ接ぎやダボ埋めができるようになると、DIY作品もぐっとプロっぽく仕上がります。 ダボマーカーやダボ錐ビットを使えば、意外と簡単に作業ができるのでぜひ一度試してみてください。
2023.09.20
パイプカッターの使い方&仕上がりをよくするひと手間
パイプカッターは様々な素材のパイプをカットできる工具として、DIYはもちろん様々な分野の現場で日々使われます。 コンパクトで操作もしやすいので、DIYを始めたばかりの方でも使いやすいアイテムです。 今回は、パイプカッターの使い方と種類、そして仕上がりをよくするためのひと手間についてご紹介します。 目次 1.パイプカッターとは?丸いカッターで管をカットする道具 2.パイプカッターの使い方 2-1.カッター部分をパイプにセットする 2-2.パイプカッターを回転させて切込を入れる 2-3.切込から外れないようにカッターを回転する 3.バリ取りは電動ドライバーがおすすめ 4.パイプカッターが使える素材 5.パイプカッターの種類 5-1.小サイズ向けコンパクトタイプ 5-2.ベーシック(中サイズ向け) 5-3.ラチェットタイプ 5-4.塩ビカッター まとめ パイプカッターとは?丸いカッターで管をカットする道具 パイプカッターとは、その名前の通りパイプ(管)を切断するための工具です。 円形のものが両側についていますが、片方はパイプをカットするための刃、片方は回転しやすくするためのローラーがついています。 半円状のくぼみにパイプをはめて、円盤状のカッターの刃を食い込ませるように回転して切断します。 パイプをはめる部分は、本体のノブやハンドルを回せばある程度調整ができます。 360°回転するタイプのパイプカッターは1枚刃が多いですが、ラチェットタイプでは3枚刃も使われています。 ラチェットタイプは、ラチェットハンドルのように1/3周の動きでパイプを切断できるタイプです。 回転するタイプのパイプカッターよりもすべりにくく、省スペースで作業ができるので狭い場所や障害物などがあってカッターを1回転できない時に使われます。 また、塩ビカッターのようにハサミのような形状のパイプカッターもあり、用途やカットする素材に合わせて使い分けられます。 パイプカッターの使い方 パイプカッターの使い方について、手順ごとに詳しく解説していきます。 カッター部分をパイプにセットする 画像引用元:The Beginner's Guide to Pipe Cutters: Materials, Turning, When to Use, and More まずは、カットしたいパイプのサイズにあったパイプカッターを用意します。 パイプカッターにパイプをセットしますが、作業中にずれないようにクランプ等でしっかりと固定しておきましょう。 ノブやハンドルで径を調節する際、あまりパイプをきつく締めすぎないように気を付けてください。 パイプの切り口が変形したり、パイプの素材によってはカッターの刃に負担がかかることがあります。 パイプカッターを回転させて切込を入れる 画像引用元:The Beginner's Guide to Pipe Cutters: Materials, Turning, When to Use, and More パイプをセットしたら、パイプカッターを一周させて切込を入れましょう。 切込を入れたら、そのまま作業せず切込の状態を確認します。 切込線が真っすぐでは無かったり、二重になっている場合はパイプがしっかり固定できていないか、パイプカッターのノブが緩い可能性があります。 そのまま切断作業をすると仕上がりに影響するので、調節してから次の工程に移ります。 切込から外れないようにカッターを回転する 画像引用元:The Beginner's Guide to Pipe Cutters: Materials, Turning, When to Use, and More 切込がきれいに入れられたら、ほんの少しだけノブを緩めてパイプカッターを何周か回していきます。 ノブを緩めるのは、最初から力を加えすぎるとカット後のパイプの断面が歪んでしまうためです。 ステンレスや銅管など、形状が戻りにくい素材をカットする場合は特に締め付けに注意しましょう。 数回カッターを回していくと切込の溝が深くなるので、今度はノブを締めて調整しながら作業を行います。 バリ取りは電動ドライバーがおすすめ パイプカッターでカットした断面にはバリ(トゲやでっぱり)が出ます。 バリをそのままにしておくと、見た目がよくないだけでなく、組み合わせる部品の精度の低下や摩耗を早める恐れがあるので必ずバリ取りをしましょう。 バリ取り用のカッターが内蔵されたパイプカッターもありますが、硬い素材のパイプを扱ったり、作業量が多かったりする場合は電動工具にバリ取り用のビットをつけて作業するのがおすすめです。 電動ドライバーはビス留めやねじ締めといった基本的な作業以外にも、先端のビットを付け替えることで、バリ取りや研磨、大きな径の穴開けなども可能です。 ひとつ持っていると大幅に作業が効率化できる、DIYの必須アイテムです! uncle-bでは、初~中級者向けとPRO仕様の異なるスペックのドリルドライバーを取り扱っており、経験や必要な機能からお好みのものを選べます。 【初~中級者向け】 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付 【PRO仕様】 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル(DS14DBL2/NN)※本体のみ パイプカッターが使える素材 パイプカッターが使える素材として、 イレクターパイプ(鋼鉄にプラスチックコーティングをしたもの) 真鍮管 銅管 アルミ管 ステンレス管 塩ビ管 などがあります。 製品によっては特定の素材にしか使えなかったり、ステンレスなどの硬い金属に対応していないこともあるので、購入時はパッケージや商品説明をよくご確認ください。 パイプカッターの種類 パイプカッターの種類にはどんな物があるのか、DIYでよく使われる種類と、それぞれの特徴についてご説明していきます。 小サイズ向けコンパクトタイプ 画像引用元:Pipe Cutters - A Complete Buyers’ Guide コンパクトタイプは、比較的小さい径のパイプのカットに適しています。 また、普通のサイズのパイプカッターでは回転できない狭い場所でも作業がしやすいのも特徴です。 小型でリーズナブルなので、屋外でパイプカッターを使う方にもおすすめです。 ベーシック(中サイズ向け) 画像引用元:Pipe Cutters - A Complete Buyers’ Guide コンパクトタイプよりも広いサイズに対応できます。 様々な素材のカットができるので、DIYでパイプカッターを使う方が最初に買うならこのタイプがよいでしょう。 ラチェットタイプ 画像引用元:Pipe Cutters - A Complete Buyers’ Guide ラチェットレンチのように、ハンドルを上下(または左右)に動かすだけでパイプをカットできるタイプです。 ※動画挿入可能であればお願いします。 https://youtu.be/hQ2Jud14HqU このようにラチェット機構により、カッター刃の部分が回転するという仕組みです。 塩ビカッター 画像引用元:Pipe Cutters - A Complete Buyers’ Guide 塩ビ用のパイプカッターです。 他のタイプとは異なり、ハサミのように断ち切るので作業時間も短く、切断面もきれいなのが特徴です。 DIYで使う事もありますが、配管工事などプロの現場で多く用いられています。 まとめ パイプカッターは切断時に粉塵が出ず、使い方も簡単なのでビギナーの方でも使い勝手の良い工具です。 金属用のこぎりなどの他の工具と比べると仕上がりもきれいで、扱いやすいので工作やDIYでも重宝するでしょう。 よりきれいに仕上げて安全に使うために、仕上げに必ず電動ドライバー等を使ったバリ取りはお忘れなく。
2023.08.01
釘の抜き方は?釘抜きの有り無し2パターンで解説
釘の抜き方を知っていると、釘打ちを失敗した時や木材をリユースしたい時に役立ちます。 釘抜という専用の工具を使うのが一般的ですが、DIYだと釘抜きを持っていない人もいるでしょう。 そこで今回は、正しい釘の抜き方を釘抜きがある場合・ない場合の両方で解説したいと思います。 目次 1.釘抜を使った釘の抜き方 1-1.頭が入り込んでしまったら 1-2.釘抜はいくつかサイズをそろえておこう 1-3.当て板をしてへこみ防止 2.釘抜きの種類 2-1.バール 2-2.カジヤ 2-3.かなづち 3.釘抜きがない場合の釘の抜き方は? 3-1.ペンチ 3-2.ウォータープライヤーを使う 4.錆びている釘を抜く時は頭を少し叩く まとめ 釘抜を使った釘の抜き方 釘抜きの使い方はとてもシンプルです。 釘抜きの先端部分に釘の頭をひっかけ、手前に引いて釘を抜くだけ。 てこの原理で大きな力を入れなくても比較的容易に釘が抜けるので、打ち損じた釘を抜く時や古い家具等を解体する時に用いられています。 コツとしては、釘を抜く際に柄の先端の方を握ること。 釘を挟んだ部分が力点、L字にカーブしている部分が支点となるので、作用点を遠くにすることで小さな力で釘抜きができます。 支点に近い部分を握るとてこの原理が上手く働かず、釘を抜くために力をいれなければなりません。 頭が入り込んでしまったら 釘の頭が木材に入り込んでしまった場合は、釘抜きが引っ掛かりにくいので作業時には少し工夫が必要です。 釘抜きの先端を木の表面に対してやや立てるように構え、釘の周りの材料ごと食い込ませてひっかけていきます。 画像引用元:How to remove a nail この方法だと、釘周辺の材料も削れてしまうので、必要に応じてパテや補修剤などを使って表面を滑らかに整えましょう。 釘抜はいくつかサイズをそろえておこう 釘抜きは小さいサイズから、大きな釘に使える大きなものまで多様なサイズが販売されています。 ある程度色々なサイズの釘に対応できるように、釘抜きもいくつかサイズ違いで揃えておくことをおすすめします。 釘抜きに使用する場合は、250mm~400mmくらいのサイズだと使いやすいですよ。 大きいサイズは釘抜き以外にもちょっとした解体作業にも使えます。 当て板をしてへこみ防止 画像引用元:How to pull nails to salvage scrap wood 釘抜きが当たる部分は力が集中するため、その部分の木材が凹んでしまうことがあります。 凹みを防止するためには当て板を当てながら作業を行うのがおすすめです。 使わない端切れの木材でもいいので、釘抜きの下に敷くと傷や凹みがつくのを防げます。 当て木の使い方は以下の通りです。 1.釘の頭を釘抜きで挟む ↓ 2.釘抜きのおしりの部分を少し浮かせて当て木をあてる ↓ 3.木材をしっかり押さえながら釘抜きの柄を手前に引く 当て木の厚さは、打ち損じたものを途中で抜く場合や釘がかなり表面に出ている場合は上記の画像のように厚いもの、しっかりと打ち込まれている釘を抜く時は薄い板を使うと作業しやすいです。 釘抜きの種類 釘抜きとして使われる工具には色々な種類があります。 DIYでも使われるベーシックなものを3つご紹介いたします。 バール 画像引用元:WRECKING BAR 300P - Luna tools バール(かなてこ)は金属製の長い棒で作られた工具で、片方の先端がL字の釘抜き、もう片方がヘラのように平らな形状になっています。 L字の部分は釘抜きや細かい部分のてことして、平らなヘラ部分は木材の接合部などの剥離に仕様します。 DIYだと15~30cmほどの小さめのサイズが用いられることが多く、1ⅿ近くあるような大きなタイプ(大)バールは大型家具や壁などの解体にも用いられます。 カジヤ 画像引用元:The 30 Best Nail Pullers of 2023 [Early Deals] - Cherry Picks カジヤ(鍛冶屋)は、日本で使われてきた釘抜きに特化している工具です。 バールとよく似ている見た目ですが、平な方にも釘が引っかかるようスリットが入っているのが特徴です。 また、L字になっているヘッド部分はハンマーとしても使えます。 かなづち 画像引用元:Claw Hammer TC | Hultafors Tools かなづちのヘッド部分の片方に釘抜きがついた片口タイプは、釘抜きとして使用できます。 海外ではネイルハンマー(nail hammer)と呼ばれ、DIYからプロの現場まで広く使われています。 こちらも、バールやカジヤのようにV字のスリットが入った部分に釘を引っ掛けて、てこの原理で釘を抜きます。 バール等よりもヘッド部分が大きく木材に跡が残りやすいため、釘抜きとして使う場合は木の種類に関わらず当て木を当てるのがおすすめです。 釘抜きがない場合の釘の抜き方は? 釘抜きがない場合に代用として使える工具と、それぞれの使用方法についてご紹介します。 ペンチ 画像引用元:3 Easy Ways to Pull Nails - wikiHow 最も手軽なのがペンチを使って釘抜きをする方法です。 釘が浮いている場合は、そのままペンチで釘を掴んで引っ張って釘を抜きます。 しっかり釘が打ち込まれていてペンチで掴めない場合は、ニッパーやマイナスドライバーで釘の頭を出してから釘抜きを行いましょう。 小さめ~通常サイズの釘の場合、力を入れすぎると釘が途中で着れてしまうことがあります。 徐々に力を入れていくと作業がしやすいですよ。 ウォータープライヤーを使う 画像引用元:The Best Adjustable Pliers | Reviews by Wirecutter ウォータープライヤー(またはウォーターポンププライヤー)は、水回りの配管工事に使われる工具で、ナットやカップリングを締め付けるために使われます。 様々な径の配管に対応できるように口の開きが多段階式になっているのが特徴です。 このウォータープライヤーも、ペンチと同様に釘を掴んで抜くことができます。 対象物を掴む部分がフラットになっていて切れにくいので、ペンチよりも力加減の調整がしやすいかもしれません。 釘の頭が取れてしまった場合でも対応できます。 錆びている釘を抜く時は頭を少し叩く 釘が錆びていると、錆びた部分が木材に食い込んで抜きにくくなります。 この特性を活かし、施工の際に釘が抜けないようわざと釘を錆びるようにして打ち込むというテクニックもあるほど。 錆びた釘専用の道具もありますが、「釘を叩く」という作業前のちょっとしたひと手間をかければ通常の釘抜き等で釘が抜けます。 釘が埋まっている状態で2~3回かなづちで叩くと、錆びの部分が釘から離れて釘が抜きやすくなります。 錆びが根強い場合は叩く回数を増やすと良いでしょう。 まとめ 釘抜きは木材を使ったDIYをする方には必需品とも言える存在です。 打ち損じた時や修正の際に釘を抜くのはもちろんのこと、ハンマーの代わりに釘打ちをしたり、木工の解体をしたりと多様な使い道があります。 釘抜きをしたいのにバールやカジヤがない!という場合は、本文でもご紹介したようにペンチやウォータープライヤーで代用いただけます。 ただ、釘抜きはひとつあるととても便利なのでDIYをはじめたばかりの方はまず小型の釘抜きから始めて、作る作品のサイズに合わせて揃えていくことをおすすめします。
2023.07.05
DIYの仕上がりをよくする下地処理のアイテム&手順
下地処理はDIYで木材の塗装や加工をする前に行う作業です。 木の表面をきれいに整えることで見た目もよくなりますし、ささくれやケバが出ずに使用感も向上します。 木の下地処理作業にはいくつかポイントがあるので、本コラムでは必要なアイテムと作業の手順について詳しく解説していきたいと思います。 目次 1.下地処理とは?DIYでも必要? 2.DIYの下地処理に使うアイテム 2-1.スクレーパーやナイフ 2-2.サンダー 2-3.シンナー/うすめ液/ヤニ除去剤/エタノール 2-4.補修剤/充填剤 2-5.プライマー 3.DIYで役立つ!木材の下地処理5ステップ 3-1.ヤニや表面の油分を取り除く 3-2.へこみや割れた部分の補修をする 3-3.表面の荒れやケバ立ちを整える 3-4.下地や塗料を塗る まとめ 下地処理とは?DIYでも必要? 木材の下地処理は、DIYでも必要な作業です。 きちんと表面を整備していない木材はそのままの状態で塗料を塗っても、付きが悪かったり、ムラになってしまいます。 松などヤニが多い木材に下地処理なしで塗装すると、ヤニの油分が塗料を弾いてしまうことも。 また、ヒビ割れやへこみなどをそのままにしておくと、そこから水分が入って腐食の原因になるケースもあります。 無垢材以外の合板や集成材でも、表板の種類によってはケバ立ちやささくれが出るものもあるので、放置するのは安全性の面からしてもおすすめできません。 せっかくDIYするなら、仕上がりをよくして長く快適に使うためにも、下地処理は欠かさず行いましょう。 DIYの下地処理に使うアイテム DIYの下地処理に使う基本的なアイテムを5つご紹介します。 スクレーパーやナイフ スクレーパーまたはナイフは、木材のヤニ取り・バリ取り・木材の加工などに使えます。 特に木工用スクレーパーは下地調整の他にも、細かい微調整や繊細な木工作業にも使用できるので、木材でDIYする方はひとつあると便利ですよ。 サンダー サンダーは電動で木材の研磨・塗装剥がしなどができる工具です。 紙やすりを使って手作業でやすり掛けをするのももちろんいいのですが、電動サンダーを使うとかなり大幅に時間短縮ができます。 平面の下地処理や、大きめの家具や作品を作る際はあった方が格段に作業がスムーズになります。 uncle-bでは使いやすいミニサイズの電動サンダーを、初~中級者向け・PRO仕様の2種類ご用意しております。詳細な製品情報や価格は下記のリンクからご確認くださいませ。 【初~中級者レベル】 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】ミニサンダ(FSV12SG) 【PRO仕様】 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】ミニサンダ(SV12SG) シンナー/うすめ液/ヤニ除去剤/エタノール シンナーやうすめ液は油性塗料の希釈に使いますが、木材のヤニ取りや、誤った塗装の修正などにも使えます。 ただ、使用・保管・廃棄時の取り扱いに注意が必要で、人体への影響や独特の臭いやが気になる方も多いです。 DIYを始めたばかりの方、DIYはあまり頻繁に行わない方は、エタノールや界面活性剤を使用したヤニ除去剤がおすすめです。 補修剤/充填剤 木材の隙間やへこみ、ひび割れなどを補修する補修剤または充填剤は様々な成分やテクスチャのものが販売されています。 木材用の補修に使われているアイテムには、 ・パテ:ペースト状または粘土状で隙間やささくれを埋める ・木工用接着剤:ささくれ等を表面に接着する ・ウレタンフォーム:木材の穴を埋める などがあります。 これらの補修剤を使用して、木材の表面を滑らかに整えて塗装や仕上げを行います。 uncle-bでは、使いやすい発泡ウレタンフォームを販売しております。 一液タイプで手軽に使えて断熱・結露防止など多用途にご利用いただけるので、初めて補修剤を使用する方にもおすすめです。 サイズ展開と価格はこちらからご確認ください。 uncle-b ONLINE STORE / 【BD】発泡ウレタン プライマー プライマー(下地)またはシーラーは、 ・塗料を均一に乗せる ・木材が塗料を吸い込むのを抑える ・木材の強度を上げる ・防腐、防カビ などの用途で用いられます。 プライマーとシーラーを併用することもあり、その場合はプライマーを補強するために使われます。 プライマーとシーラーは塗料と同じく水性と油性があるので、好みの使用感や仕上がりに合ったものを選びましょう。 DIYで役立つ!木材の下地処理5ステップ DIYで木材を加工をする時に役立つ、下地処理の方法を5つの手順に分けてご紹介していきます。 ヤニや表面の油分を取り除く まずは木材表面の油分やヤニを取り除きましょう。 出てきたばかりのヤニはまだ柔らかいので、植物油かエタノールを使ってふき取れます。 ヤニがワックス状に固まるとふき取るだけでは取れないので、スクレーパーやナイフで削り取ります。 サンドペーパーでヤニ取りはできません。サンドペーパー表面の砥粒が目詰まりしてしまうので、スクレーパーやナイフなどの刃物を使いましょう。 ヤニ取りでスクレーパーを使う時は、表面に沿うようにして作業しましょう。 構える角度が深いと木材ごと表面が削れてしまいます。 大きなヤニが取れたら、シンナーかヤニ除去剤を布に付けて表面に残ったヤニをふき取ります。 エタノールを使用する場合は量を多めに使うか、エタノールを含ませた布を置いてしばらくしてからふき取ってください。 へこみや割れた部分の補修をする 穴やへこみが気になる所は、補修剤を使って表面をフラットにしましょう。 パテを使う場合は、ヘラなどを使って密着するように穴やへこんだ部分を埋めていきます。 製品にもよりますが、乾燥後にパテが痩せて凹むことがあるので、フラットではなく少しだけ山になるように乗せていきましょう。 木材の穴をウレタンフォームを使って補修する場合は、付属のノズルを付けて噴射します。 ウレタンフォームが完全に硬化したらはみ出た部分をナイフ等で切り取って表面を整えます。 表面の荒れやケバ立ちを整える 木材が荒れている場合や塗装する前には、やすり掛けをして表面を整えましょう。 見て分かるほど荒れた表面にそのまま塗装すると余計荒れが悪目立ちするので、必ず下地処理してから次の作業に移ってください。 均一に効率よく仕上げるには電動サンダーがおすすめです。 サンダーにセットするサンドペーパーの番手は、作業内容に合わせて粗目(#40~80)→中目(#120~240)→細目(#280~800)の順で使います。 目が荒いものは塗装前の木地調整に、細かい目の物は仕上げ作業に用いられています。 下地処理後に塗装する場合は、80番前後の粗目のみでも大丈夫です。 下地や塗料を塗る 表面をやすり掛けしたら、シーラー、下地、塗料を塗っていきましょう。 合板や集成材は使用する木の種類によって表面に隙間が見られます。こうした場合は最初にシーラーを塗布して目止めをするときれいに仕上がります。 その後は下地やとの粉などを塗り、その都度乾かしてから塗料を塗っていきます。 きれいに塗料を塗るコツは、「薄く重ね塗りする」こと。一度にたくさん塗るとムラが出たり、乾くまで時間がかかってしまうので気を付けましょう。 木材用の塗料は種類が数多くありますが、ナチュラルな風合いを活かしたいなら「自然塗料いろは」がおすすめです。 昔から使われてきた古色のカラートーンなので、木目や木ならではの質感を活かしつつ着色できます。 uncle-b ONLINE STORE / 【アールジェイ】いろはカラー(屋内・屋外兼用) まとめ 下地処理はDIYでもなるべく丁寧に行いましょう。 DIYではついつい時短や効率化のために工程を飛ばしてしまいがちですが、きちんと下地処理しないとせっかく作った作品もイマイチな仕上がりになっていまいます。 電動工具など効率よく作業できる道具を活用して、1ランク、2ランク上のDIYを楽しみましょう!
2023.05.24
さしがねの6つの使い方と注意すべきポイントについて
さしがねとは、DIYだけではなくプロの大工さんも愛用する、木工において定番の道具です。 しかし、DIYを始めたばかりの人にとっては、使い方がよく分からないかもしれません。 今回は、 さしがねの基礎知識 さしがねの6つの使い方 注意したいポイント について詳しくご紹介していきます。 目次 1.さしがねとは? 1-1.JIS規格 1-2.部位ごとの呼び方 1-3.さしがねは様々な目盛りがある 2.さしがねの使い方6選 2-1.直角にマークする 2-1-1・ベニヤ板など薄い木板に墨付けしたい場合 2-1-2・長手をひっかけずに墨付けする場合 2-2.等分割する 2-3.材料や工具が直角を確認する 2-4.角度を取る 2-4-1.45度 2-4-2.30度と60度 2-5.曲線を描く 2-6.ほぞ穴を測る 3.さしがねを使う際の2つの注意点 3-1.保管時などに歪まないようにする 3-2.しならせすぎない まとめ さしがねとは? さしがねとは、L字型のものさしのような工具です。 ステンレスや鋼などの金属で作られており、 木材のサイズを計測したり、角度を測るために用いられます。 指金、差金または曲尺(かねじゃく)、曲がり金と呼ばれ、日本で1,000年前から建築や木工などに広く使われてきました。 日本工業規格(JIS規格)では角度直尺と表記され、硬度や形状寸法の規格が定められています。 JIS規格 さしがねのJIS規格を表にまとめました。 【形状】 ・A形 画像引用元:曲尺の特長と使い方 | 技術情報 | MISUMI-VONA【ミスミ】 ・B形 画像引用元:曲尺の特長と使い方 | 技術情報 | MISUMI-VONA【ミスミ】 ・C形 画像引用元:曲尺の特長と使い方 | 技術情報 | MISUMI-VONA【ミスミ】 【硬さ・厚み・幅】 ※Hv(ハードビッカーズ):硬さを表す単位。数値が大きいほど硬い。 部位ごとの呼び方 画像引用元:さしがねの基本 | 楽しみあれこれのブログ さしがねの長い部分は「長手」短い部分を「短手」または「妻手」、直角の部分を「矩手(かねて)」と呼びます。(JIS規格では長手→長枝、短手( 妻手 )→短枝) 長手の長さは 妻手 の2倍で一般的に流通しているさしがねは、 長手30cm:短手15cm 長手50cm:短手25cm の2つのサイズが多いです。 さしがねは両面に目盛りがついていますが、表面の目盛りを「表目」、裏面の目盛りを「裏目」と呼びます。 さしがねは様々な目盛りがある さしがねの表目はセンチ・ミリ単位の目盛りが刻まれています。 裏目の目盛りには以下の通りいくつかの種類があります。 尺相当目盛:尺単位の目盛り 丸目:直径に3.14を掛けた数字が描かれていて円周を算出できる目盛り 角目:円の中で取れる正方形のサイズが測れる目盛り ほぞ穴測定目盛:さしがねの先端から目盛りがついている このようにさしがねひとつで、いくつもの道具を使った時と同等の働きが利用できます。 さしがねの使い方6選 さしがねの使い方を6通りご紹介していきます。 直角にマークする 画像引用元:さしがね(曲尺)の使い方 | DIY FACTORY 木材に直角にマーク(墨付け)したい時は、さしがねがおすすめです。 ものさしでも真っすぐな線は引けますが、木材の長辺に対して正確な垂直にするのは意外と難しいのでさしがねを使います。 さしがねの長手を木材にひっかけて妻手を木材に密着させると、直角に墨付けができます。 安定して墨付けするためには、長手の真ん中あたりを持って押さえるのがポイントです。 端に近い部分や 矩手部分を持って作業すると、さしがねが浮きやすく直角に線が引きにくいので注意しましょう。 ・ベニヤ板など薄い木板に墨付けしたい場合 薄い木板に墨付けしたい時は下に厚めの当て板を敷き、長手部分をすこしたわませながら持ちます。 人差し指と小指の2点で支えるようにして持つと安定しやすいです。 ・長手をひっかけずに墨付けする場合 大きい木材や、端から近い部分への墨付け、斜めに線をひきたい時は、長手をひっかけずに端の方を持ってしならせて密着させます。 親指で押さえつけるようにすると安定するので、線を引きやすくなります。 等分割する 画像引用元:さしがねの正しい使い方!テクニックと知識を身につけよう - makit(メキット)by DIY FACTORY さしがねを斜めに木材に当てて、等分したい数で割った数字の目盛り部分に印を付ければ正確に等分できます。 斜めに当てる理由はきりのよい数字を割り振りやすいためです。 たとえば、垂直に計測して10㎝の木材を3等分するよりも、斜めに計測して15cmの木材を3等分する方が分かりやすく等分も正確ですよね。 木材のサイズに合わせて長手と妻手を使い分けましょう。 材料や工具が直角を確認する 木材や使用する工具が直角かを確認する時にもさしがねは使えます。 長手と妻手が交差する 矩手の部分を使い直角か確かめます。 たとえば、木材が直角かどうかを確認する場合は、木材の角の部分にさしがねを当てます。 さしがねがぴったりとはまれば直角ということになります。 工具の直角を調べる時は、たとえば丸ノコやジグソーなどに使用することが多いです。 切断用の電動工具は刃が曲がっているとまっすぐ木材をカットできないので、刃を取り換えた時や木材を切る前などに工具に対して垂直に矩手部分を当てて刃の角度をチェックしましょう。 角度を取る さしがねを置く位置で、30度・45度・60度の角度が取れます。 目盛りを合わせる位置を調節すれば応用が利くので、分度器替わりとしても使えます。 45度 画像引用元:さしがね(曲尺)の使い方 | DIY FACTORY さしがねの 矩手の部分を木材の上に当て、木材の下部分に長手と妻手の目盛りの数値が同じになるように合わせると45度が取れます。 30度と60度 同様に、木材の下部分にくる目盛りの位置を2:1になるように合わせれば、30度と60度の角度が取れます。 目盛りの数字が大きい方が30度、小さい方が60度となります。 曲線を描く さしがねの両端をしならせると曲線の墨付けができます。 2人で作業する際は、1人がさしがねをしならせてもう1人がマークします。 1人で作業する場合は 矩手がある側をクランプなどで固定して、先端をしならせればきれいな曲線が引けます。 ほぞ穴を測る ほぞ穴とは、昔からの建築で使われる木材を組み合わせるための穴のこと。 先端から目盛りがついているほぞ穴測定目盛付のさしがねであれば、ほぞ穴や溝なども正確に計測できます。 さしがねを使う際の2つの注意点 さしがねを使う際に注意したい2つのポイントについて見ていきましょう。 保管時などに歪まないようにする さしがねは計測や等分など精密な作業にも使用する工具です。 少しの歪みでも作業に影響してしまうため、保管する際はさしがねがゆがまないように 重いものをさしがねの上に載せない 変形した状態で長時間放置しない という2点を守りましょう。 ケースに入れて引き出しや工具箱に保管することをおすすめします。 しならせすぎない 曲線を描く・材料にぴったりと押し付ける際にさしがねをしならせることがありますが、力任せに曲げず軽くしならせる程度にしましょう。 あまりに力を入れると、さしがね自体が変形してしまうことがあります。 さしがねが曲がってしまうと元の状態に戻すのは難しいです。 ひどい場合には折れたりして大変危険なので、さしがねをしならせて使う際は力加減には注意してください。 まとめ さしがねは1,000年前の昔から現在に至るまであらゆる木工に用いられてきた伝統ある工具です。 シンプルな形状でありながら直角や円弧に墨付けをする、角度を取る、等分割するなど様々な作業ができます。 大工さんが使う道具というイメージも強いかもしれませんが、基本的な使い方を知っていればDIYでも活躍しますよ。 ひとつあると便利な工具ですので、これからDIYを始める方もぜひお試しください。
2023.04.07
木の穴あけ方3ステップと割れを防ぐ注意点
木の穴あけができるようになると、DIYで作れるアイテムの幅もグッと広がります。 作業自体の難易度は高くないのですが、気を付けるべきポイントがいくつかあるので、失敗しないためにあらかじめ注意点を押さえておきましょう。 今回は、木の穴あけ方と必要な道具、作業時の注意点についてご紹介します。 目次 1.木の穴あけに必要な道具 1-1.ドリルドライバー 1-2.開けたい穴のサイズに合ったビット 1-3.クランプ 1-4.当て板 (当て木) 2.木の穴あけの基本3ステップ 2-1.材料をセットする 2-2.位置を決める 2-3.穴を開ける 3.穴あけを成功させるための4つの注意点 3-1.当て板で衝撃を逃す 3-2.垂直にドリルを入れる 3-3.引き抜く時も回転を止めない 3-4.連続作業する際は休憩を挟む まとめ 木の穴あけに必要な道具 木の穴あけに必要な道具は、 ドリルドライバー ビット クランプ 当て板 などがあります。 それぞれの役割について見ていきましょう。 ドリルドライバー ドリルドライバーは、回転の力で穴あけやねじ締めを行う電動工具です。 同じ様な形状の工具としてインパクトドライバーがありますが、インパクトドライバーは回転の力に打撃のパワーが加わるので穴あけ作業にはあまり向きません。 uncle-bでは、穴あけやビス留めなど木工の様々な用途で使えるドリルドライバーをレベルに合わせて取り扱っております。 【初~中級ユーザー向け】 国内でも上位のシェアを誇るHi KOKIのドライバドリルです。 初~中級ユーザー向けに分類していますが、 締め付けトルク22段階調整 キーレスチャック 回転速度2段階切り替え 手元を照らすLEDライト付き(自動点灯) ビットホルダー などの機能が搭載されています。 穴あけ以外にも、ビスやねじの締め付けなどDIYに必要な作業が適切なパワーで行えます。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付 【プロ仕様】 同クラストップクラスのパワーとスピードを誇るプロ仕様のモデルです。 サイディング 木工 鋼 鉄工 アルミ モルタル など様々な穴あけ作業が行えます。(ビットの付け替えが必要です。) 回転数フィードバック制御機能付きで、低回転で安定して穴あけ位置決めなどの作業も安定して行えます。 DIY上級者、より高度な加工をしたい方におすすめです。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル(DS14DBL2/2LYPK)※バッテリー付 開けたい穴のサイズに合ったビット 画像引用元:木材への穴のあけ方と種類 | DIY FACTORY 開けたい穴のサイズに合った径のビット(先端工具)を用意しましょう。 木工でよく使われるのは、 下穴錐:ねじ締めなどで木材が割れないように小さい下穴を開ける 木工用ドリルビット:木材に貫通穴を開けるためのビット 木工用ボアビット:座ぐり穴・止め穴・斜め穴・重ね穴開けなどに 木工用ホールソー:大きな径の穴あけに などがあります。 硬い木材や竹などの加工には竹用ドリルなど専用のビットがおすすめです。 クランプ クランプとは木材などの材料を挟んで固定して動かないようにするための道具です。 木材をクランプで固定しておくと材料がずれずに真っすぐ穴開けできますし、作業に両手が使えるので効率も良くなります。 穴あけ作業の他にも、切断・研磨・接着・彫刻などに使えるのでDIYをする方はひとつあると便利です。 当て板 (当て木) 当て板(当て木)は、穴あけしたい木材の下に敷く板です。 なぜ当て板が必要なのか、という点については後程詳しくご紹介いたします。 当て板に使うものは古いものや余った木材でも良いですが、ある程度厚みがあるものを選びましょう。 木の穴あけの基本3ステップ 木の穴あけをする際の手順について見ていきましょう。 穴あけ作業は木屑が出るので、マスクや作業用眼鏡をすると安全です。 材料をセットする まずは穴あけをしたい木材を作業台にセットしてクランプで固定します。 木材にクランプの跡が付かないか気になる方は、クランプ用の当て板(プレート)を使いましょう。 木工用のクランプは跡が付きにくい用に、木材に触れる部分がフラットになっているので気にならなければそのまま使って大丈夫です。 位置を決める 鉛筆や木工用マーカーなどで穴あけをしたい位置に印を付けましょう。 大きな径で穴あけをする場合は、ビットを当てて木のサイズと径が合っているかご確認ください。 幅の狭い木材に大きな穴を開ける際、位置によってはビットの径がはみ出して円形にならないことあります。 穴を開ける 木材に付けた印にビットを合わせて、ドリルドライバーを回転させて穴あけ作業を行いましょう。 回転数は高速で、強く押さえつけ過ぎないように気を付けてください。 ドリルが貫通してから引き抜いたらきれいに穴あけできたか確認します。 ケガをしてしまうので、 回転中のビット 仕様直後で高温のビット には絶対に触れないでください。 穴あけを成功させるための4つの注意点 穴あけ作業をきれいに行うために注意したいポイントとして、 当て板で木材にかかる衝撃を逃す ドリルビットは垂直に入れる 引き抜く時も回転したままにする 連続で作業しない の4点があります。 以下から、その理由について解説いたします。 当て板で衝撃を逃す 当て板は、作業台や机上で穴あけ作業をする際に必須です。 穴あけ作業で当て板が必要な理由は 電動工具の衝撃で木材が割れるのを防ぐ 貫通した側の表面がめくれるのを防ぐ 作業台が傷つくのを防ぐ という3つがあります。 電動工具はパワーが強いので、木材にかかる負担も手作業より大きくなってしまいます。 きれいに穴あけをするためにも必ず当て板は用意しましょう。 垂直にドリルを入れる 穴あけ作業をする際、木材に対してまっすぐになるよう心がけましょう。 多少の歪みやずれはしょうがないですが、穴が斜めになりすぎるとねじや組立用パーツが上手く入らないこともあります。 角度調整ができるドリルガイドなども販売されているので、垂直にドリルを入れるのが難しいという方は取り入れてみると良いかもしれません。 引き抜く時も回転を止めない 穴があいてからドリルを引き抜く時も回転したままにしておきましょう。 というのも、ドリルの径と穴のサイズがほぼ同じなのでそのままだと引き抜きにくく、ドリルの刃によって木の表面や中の繊維が引っかかってしまうことがあるのです。 木材きれいに仕上げるためにもドリルの回転は止めずに引き抜きましょう。 連続作業する際は休憩を挟む 穴あけ作業を連続して行う場合は、電動工具に負担がかからないように適宜休憩を挟みましょう。 連続して高速回転をすると発熱してモーターに大きな負担がかかってしまいます。 ドリルドライバーによっては、負荷がかかったら自動的に低速に切り替える機能が搭載された機種もあります。 また、ビットの先端が摩擦熱によって高温になるので、作業が終わったらすぐしまわずに十分に冷めるまでそのままにしておきましょう。 まとめ 木材の穴あけは、ねじの下穴・貫通穴・座ぐり穴・大径穴など目的に応じて適したビットが異なります。 また、一般的な木材か竹や硬質木材かなどによってもビットを使い分けることもあるので、用途に応じて使い分けられるようにいくつか用意しておくとよいでしょう。 穴あけに使う道具以外にも、固定用のクランプや当て板などもあると作業が円滑に進みます。 ひとつひとつの工程に注意を払いながら、安全に気を付けて作業しましょう。
2023.02.15
のこぎり・電動のこぎりの種類と使い分け方をご紹介
のこぎりは古くから使われてきた工具なので、古今東西でたくさんの種類が生まれてきました。 現代では電動工具も充実し、プロの現場からDIYまで様々な用途やレベルに合った製品が数多く販売されています。 のこぎりは種類ごとに適した用途がありますが、DIYを始めたばかりだと使い分け方がよく分からないかもしれません。 今回は、手のこぎりと電動のこぎりの種類をご紹介しつつ、それぞれの用途についても合わせてご説明していこうと思います。 目次 1.のこぎりの基本的構造 2.のこぎりの種類と適した用途 2-1.横挽のこぎり 2-2.縦挽のこぎり 2-3.両刃のこぎり 2-4.胴付のこぎり 2-5.廻挽のこぎり 2-6.竹挽のこぎり 2-7.ダボ切のこぎり 2-8.糸のこぎり 2-9.金切りのこぎり 3.電動のこぎりの種類 3-1.ジグソー 3-2.電動丸ノコ 3-3.レシプロソー/セーバーソー まとめ のこぎりの基本的構造 画像引用元:鋸 - Wikipedia のこぎりとは、金属でできた板に歯や目を刻んで木材や金属を切断するための工具です。 用途によって異なりますが、一般的には鍛造薄板炭素工具鋼がのこぎりの素材として用いられています。 手のこぎりの基本的な構造は鋸身(のこみ)と柄からなります。 画像引用元:鋸の機能と構造 鋸身には歯(鋸歯)が刻まれ、手元に近い方の歯を「元歯」または「あご歯」、先端に近い方の歯を「見当歯(ケン歯)」などと呼びます。 のこぎりの種類と適した用途 のこぎりの種類と、それぞれに適した用途について見ていきましょう。 横挽のこぎり 横挽のこぎりとは、木目に対して直角または斜めに切る際に使われるのこぎりです。 画像引用元:レザーソー工業株式会社 縦挽きと横挽き カッターのように歯の両端にするどく尖った2枚の刃が付いているため、切れ味がよく木の繊維を断ち切れます。 縦挽のこぎり 縦挽のこぎりは、木目に沿って木を切る時に使われるのこぎりのことです。 画像引用元:レザーソー工業株式会社 縦挽きと横挽き 縦挽のこぎりは刃先がノミや彫刻刀のようにたいらになっているので、繊維に沿って引くと効率よく木材を削り取れます。 横挽、縦挽の刃を交互に配置して兼用できるタイプの片刃のこぎりも販売されています。 両刃のこぎり 画像引用元:支援資料:木材の加工で使用する工具や機器 のこぎり - 株式会社トップマン ひとつののこぎりに、2種類の刃(横挽と縦挽)がついたタイプです。 木工用のこぎりとして最も一般的な形状で、広く用いられています。 刃の見分け方は、細かい方が横挽・歯が大きい方が縦挽です。 胴付のこぎり 画像引用元:ノコギリの正しい使い方、お勧めのメンテナンス方法とは 【Lab BRAINS】-アズワン 胴付のこぎりは、繊細な作業に仕様するため通常よりも薄く、歯も細かいのが特徴です。 強度をプラスするために背側に銅と呼ばれる板が付けられているため、銅付のこぎりと予バレエちます。 廻挽のこぎり 画像引用元:大工道具・電動工具などのDIYツール専門商社 藤原産業株式会社 廻挽のこぎりはのこぎり自体がごく細いのが特徴です。 小回りが効くため狭い場所での作業や、曲線に木をカットしたい時に使えます。 竹挽のこぎり 画像引用元:レザーソー竹挽鋸 | 竹挽シリーズ 竹を切断するためののこぎりです。 歯がかなり細かいので、切り口が滑らかに仕上がるのが特徴です。 DIYでは木口をきれいに切りたい時に竹挽のこぎりを使う方もいるようです。 ダボ切のこぎり 画像引用元:ダボ切り付き導突鋸|製品のご案内|木島精工株式会社| ダボ(埋木)のカットなど、精密な細工に使われるのこぎりです。 刃が薄く弾力があるため、木材に面をぴったりと押し付けながら切断できます。 糸のこぎり 画像引用元:プロメイト 糸鋸デラックス 焼入刃付 No.7260 | 角利産業 株式会社 その名前の通り、糸のこぎりは刃が糸のように細いのが特徴です。 分厚い木材を切るというよりは、曲線に切ったり、細かく切り抜いたりというった繊細な木材加工に適しています。 金切りのこぎり 画像引用元:電工さんの工具箱 第28回「金切りノコギリ」金属を切断するパワフル工具 金切りのこぎりは、金属の板やパイプを切るためののこぎりです。 日本ののこぎりは「引いて切る」ものが多いですが、金切りのこぎりは「押して切る」という違いがあります。 形状は細い刃でフレームが付いたもの、片手のこぎりタイプのものなど様々です。 電動のこぎりの種類 電動のこぎりは、のこぎりの刃が高速で回転または上下するため、スピーディに材料がカットできる工具です。 プロだけでなく、DIYや趣味においても広く用いられます。 ジグソー ジグソーは、細いのこぎり刃が高速で上下する電動工具です。 直線切りだけでなく、曲線に切ったり、切り抜きなどの木工に使えます。 uncle-bでは初~中級者向けとプロ仕様の2種類のジグソーを取り扱っております。 【初~中級者向け】 木材や軟鋼板の切断に適したDIY向けのジグソーです。 作業内容や切断する材料の厚みに応じて回転数を無段階に調整可能。 滑りにくいソフトグリップと大型スイッチ、ブレードをカバーするガードバー付きでDIY初心者でも使いやすい機種になっています。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】ジグソー(FCJ65V3) 【プロ仕様】 こちらは高性能モーター搭載で、充電1回ごとに行える作業量がアップしたプロ仕様モデルです。 ブレードが下がる時に普通よりも大きく後退する新オービタル機能によって、刃が下がった時に木材などに引っ掛かりにくくスムーズに作業できます。 他にも、 ワンタッチツールレスブレード交換方式 高輝度LEDライト 電池残量表示 などの機能があり、ワンランク上のDIYをしたい方に最適です。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】14.4V コードレスジグソー(CJ14DSL/LYPK)※バッテリー付 電動丸ノコ 電動丸ノコとは、円盤状のノコ刃が高速で回転することで材料のカットができる工具です。 ジグソーのように曲線で切ったり、繊細な加工をする用途には向きませんが、パワーがあるのが特徴。 厚みのある木材や、硬い木などでも早く正確にカットできます。 【初~中級者向け】 DIY用のモデルですが、切込調整ワンタッチレバーなどプロモデル並みの機能が搭載されており使い勝手の良い丸ノコです。 別売りのダクトアダプタを使えば集塵機と接続できるので、切粉や粉塵を抑えられます。 刃の素材は高剛性アルミベースで、外径は165mmと190mmのどちらかが選べます。 墨線と刃の位置が調整できるガイドピースが付属しており、切断する位置の確認が容易です。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】丸のこ(ブレーキ付)(165mm:FC6MA3)(190mm:FC7MA3) 【プロ仕様】 軽量でコードレスなので、効率よく材料の切断作業を行えます。 パワーモードとサイレントモードが切り替えできます。 サイレントモードはパワーモードと比較して騒音を押さえながら作業でき、Hi-KOKIが特許を取得した機能です。 丸ノコのトラブルとしてよくあるキックバックを軽減するシステムも搭載されているので、安全性を重視して工具を選びたいという方にもおすすめ。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】14.4V コードレス丸のこ(C14DBL/LYPK)※バッテリー付 レシプロソー/セーバーソー 画像引用元:18V コードレスセーバソー:CR18DA レシプロソーまたはセーバーソーは、片手で使いやすいコンパクトなタイプの電動のこぎりです。 小さい材料や細いものなどをサッと切りたい時などに適しています。 レシプロソーとセーバーソーは、同じ電動のこぎりを指しており、メーカーによってどちらかの名称が使われます。 まとめ のこぎりはDIYをする人にもしない人にも身近な工具ですが、実に多様な種類があることが分かりました。 特に手のこぎりは材料の種類や性質に合わせて細かく分類されており、先人の叡智がうかがい知れます。 DIYで材料の切断や加工をする場合は、時短できて作業効率の良い電動のこぎりがおすすめ! これからDIYを始める方は、初心者向けのDIY用モデルを選ぶと使いやすいですよ。 段々慣れてきたら、上級者向けのモデルやプロ仕様の機種などに切り替えて作業内容もクラスアップさせるのも楽しみのひとつです。
2023.02.10
木ねじの種類や使い方を押さえて木工DIYを充実させよう!
木ねじは木材用のネジで、DIYでもよく使われています。 素材や形状によって特徴も異なるので、ポイントを抑えてDIYに役立てましょう。 今回は、木ねじの特徴について素材や種類ごとに詳しく解説いたします。 基本的な使い方についてもご紹介しておりますので、これからDIYを始める方のご参考になれば幸いです。 目次 1.木ねじとは木材用のネジのこと 2.木ねじの種類を素材・形状・規格から解説 2-1.木ねじに使われる素材 2-2.木ねじの形状と規格 2-2-1.皿頭 2-2-2.丸皿頭 2-2-3.丸頭 2-3.その他の木ねじの種類 2-4.半ねじと全ねじ 3.木ねじの基本的な使い方 3-1.材木の厚さや用途にあった木ねじを選ぶ 3-2.下穴を開ける 3-3.木ねじを打ち込む まとめ 木ねじとは木材用のネジのこと 木ねじ(もくねじ)とは、木材を留めるために使われるネジのことです。 下部2/3がねじ部で、上部1/3はねじなしでねじ部よりも太いというユニークな形状ですが、これには木材に使用する故の理由があります。 無垢材はねじが打ち込まれたりして広がっても、元の状態に戻ろうとする性質があります。 その作用が働いた時に、ねじ無しの太い部分がきつく挟まれてねじが抜けにくくなるのです。 木ねじはタッピングねじと用途が似ていますが、木ねじの方が強度は弱いので金属には使用されません。 木ねじの種類を素材・形状・規格から解説 木ねじの種類について、 ねじの素材 形状 規格 の3つに分けて詳しく解説していきます。 木ねじに使われる素材 木ねじに使われる素材としては、ステンレス・鉄・真鍮などがあります。 素材によって特徴が以下のように異なります。 ・ステンレス:強度に優れ、水や湿気に強く錆びにくい ・鉄製:使われるメッキによって耐食性などが変わるが、リーズナブル ・真鍮製:金色が特徴。柔らかく、小さい木ねじに使われることが多い 湿気のある場所で使うならステンレス、コスパを重視するなら鉄製・・・のように、用途に合わせて使い分けましょう。 木ねじの形状と規格 木ねじの形状は、 皿頭 丸皿頭 丸頭 の3種類が一般的に広く使用されています。 それぞれの形状の特徴と、よく使用されるサイズの規格についてご紹介します。 皿頭 画像引用元:木ネジ(もくねじ)/よくわかる規格ねじ 皿頭の木ねじは、フラットなネジ頭で木ねじで最もよく使われる形状です。 木材に埋め込んで使われます。 丸皿頭 画像引用元:木ネジ(もくねじ)/よくわかる規格ねじ 丸皿頭は、皿頭の頭部が盛り上がっているタイプの木ねじです。 丸頭よりも頭部の曲線は緩やかです。 丸頭 画像引用元:木ネジ(もくねじ)/よくわかる規格ねじ タッピングねじのナベ頭のように、こんもりとした形が特徴的な木ねじです。 しっかりと固定するためにワッシャーを併用することもあります。 その他の木ねじの種類 上記でご紹介した以外にも、 コーススレッド:ねじ山が大きい粗目造作用の木ねじ スリムビス:ねじが細長く木材が割れにくい ミニビス:釘のように細く主に内装に使用される などのバリエーションもあります。 木材の種類や厚みに合ったものをお選びください。 半ねじと全ねじ 全ねじと半ねじは、ねじ全体に置けるネジ山の割合を意味します。 半ねじはネジ山が半分~2/3程度のもので、木ねじも該当します。 全ねじはビス全体にネジ山があるタイプで2枚の木材に打ち込んだ場合、上部のねじが締まると回転が止まってしまいます。 そのため下の木材の締め付けが緩くなり、上下で隙間ができる可能性があります。 木ねじの基本的な使い方 木ねじの基本的な使い方について見ていきましょう。 材木の厚さや用途にあった木ねじを選ぶ まずはDIYで使用する材木の厚みや、用途にあった木ねじを用意します。 無垢材を使用する場合はビス打ちの際に割れることもありますが、合板や集成材などは比較的割れが起きにくいのでDIY初心者の方にもおすすめです。 uncle-bでは、木工DIYで使いやすい合板を多数取り扱っております。 【合板】 ・ラワンベニヤ 家具や外壁などの下地材として使われている耐水性に優れた合板(ベニヤ)です。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / ラワンベニヤ ・シナベニヤ 強度と耐久性が高いベニヤ合板の片面にシナを貼り合わせたDIY材です。 薄い木色で手触りも滑らかで、塗装もしやすく仕上げ材としても仕様できます。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / シナベニヤ(シナ/片面) ・針葉樹合板(ラーチ) カラマツや杉などの針葉樹の木材を薄くスライスして、単板を貼り合わせた針葉樹合板です。 木目が粗くささくれが出やすいため下地材としての使用がおすすめです。価格もリーズナブルでDIYにおすすめの材料です。 厚み:12mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 uncle-b ONLINE STORE / 針葉樹合板(ラーチ) 【ランバー】 ・ラワンランバー 軽くて柔らかいファルカタ材をブロック状にして継ぎ合わせたランバーコアを芯材に使用し、耐久性に優れたラワン材で挟みました。 軽量で反りにくいという特性を持った、コストパフォーマンスがよい材料です。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / ラワンランバー ・シナランバー ランバーコアをシナの単板で挟みました。シナベニヤよりも軽くてリーズナブルで、DIYからプロの現場まで広く使われています。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / シナランバー(シナ/両面) ・ポリランバー ランバーコアをポリエステル化粧板で挟んだ材料で、表裏をポリエステル加工しているため塗装や処理の手間が簡略化できます。 本棚やカウンターの天板などにおすすめです。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / ポリランバー BDR544 下穴を開ける ねじを入れたい部分に、キリやドリルで下穴を開けましょう。 下穴の目安は大体木ねじの太さの7割程度を目安にしてください。 木ねじは焼き入れしていないものが多いので、インパクトドライバーを使用するとねじ頭が潰れやすくなってしまいます。必ずドリルドライバーを使用しましょう。 下穴を開ける作業は、 ねじに負荷をかけすぎない 木材が割れるのを防止する ねじが斜めに曲がって入ってしまうのを防ぐ といった役割があります。 uncle-bでは、レベル別におすすめの電動工具を取り揃えております。 【初~中級ユーザー向け】 プロの現場でも使用されているHi KOKIのDIY向けドリルドライバーです。 締め付けトルクは22段階に調整できるので、様々な作業に使用できます。 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付 【プロユース】 こちらはプロ仕様のモデルです。 木工・アルミ・モルタル・鉄工の穴あけ作業も軽々こなせるハイパワーな機種なので、パワーが必要な作業もスムーズに進められます。 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル(DS14DBL2/NN)※本体のみ 木ねじを打ち込む 下穴を開けたら、ドリルドライバーで木ねじを打ち込みます。 ドリルドライバーはまっすぐ差し込んで、ねじが潰れないように注意しながら荷重をかけましょう。 まとめ 木ねじは、木材をしっかりと留めるために使われるねじです。 焼き入れをしないためねじ頭やねじ穴がつぶれやすいので使用時には注意が必要ですが、木と木を強く引き付け緩みを防ぐという利点があります。 ホームセンターなどでも購入できるので、木材を使ったDIYをしたい方はぜひ活用してみてください。
2023.01.19
棚受け金具の選び方とDIYの方法を解説!
棚受け金具は、ウォールシェルフを固定するために使われるパーツでブラケットとも呼ばれます。 ウォールシェルフはDIYがしやすく実用性が高いため人気がありますが、素材やサイズなど気を付けるべきポイントもたくさんあります。 今回は、棚受け金具を選ぶポイントと取り付ける手順について詳しくご説明いたします。 おすすめの商品もご紹介しておりますので、DIYグッズをお探しの方はぜひ製品選びにお役立てください。 目次 1.棚受け金具にこだわってDIYの仕上がりをランクアップしよう 2.DIYに役立つ!棚受け金具を選ぶポイント 2-1.棚受け金具の材質で選ぶ 2-2.棚受け金具の形状で選ぶ 2-3.耐荷重で選ぶ 2-4.棚板の幅に合わせて選ぶ 2-5.すっきり見せたい場合は目立たないパーツがおすすめ 3.賃貸などでネジが使えない場合はピンを使おう 4.棚受け金具の付け方 4-1.間柱の位置を確認する 4-2.設置位置を決める 4-3.ネジやビスで金具を固定する 4-4.棚板を置いて固定する まとめ 棚受け金具にこだわってDIYの仕上がりをランクアップしよう 棚受け金具とは、壁に棚板を固定するために使用する金具のことです。 DIYブームの定着により、色々なタイプの棚受け金具が手軽に買えるようになりました。 ウォールシェルフはビスで金具を固定して棚板を置くだけで収納やディスプレイのスペースができるので、DIY初心者の方や、これからDIYを始める方にもおすすめです。 工程が簡単だからこそ、棚受け金具のデザインや形状にこだわることで仕上がりも大きく変わってきます。 DIYに役立つ!棚受け金具を選ぶポイント 棚受け金具を選ぶ時には、 材質 形状 耐荷重 棚板の幅 金具のサイズ などがポイントとなります。 以下からそれぞれの要素について詳しく見ていきましょう。 棚受け金具の材質で選ぶ 棚受け金具に使われる材質は、 アルミ ステンレス 真鍮 亜鉛合金 アイアン(鉄) 木 プラスチック(樹脂) などがあります。 キッチン周りや洗面所など、水周りにウォールシェルフを設置する場合は水分に強いアルミやステンレスなどの棚受け金具がおすすめです。 真鍮やアイアン製の棚受け金具はおしゃれで無機質なデザインのものが多く、カフェのようにおしゃれな雰囲気に仕上がります。 棚受け金具の形状で選ぶ 棚受け金具にはいくつかの種類があります。 最もベーシックなのは、棚柱と棚受けを組み合わせるタイプのものです。 画像引用元:棚受・棚柱・締結金具 棚受けの位置を変えられるので、その時々の気分や収納内容に合わせ高さや棚板の数を調整できます。 L字の棚受け金具は一度固定すると取り外さない限り高さは変えられませんが、棚柱がない分見た目がすっきりしているのでディスプレイにも適しています。 画像引用元:棚受・棚柱・締結金具 また、折り畳みができるタイプの棚受け金具は使わない時は畳めるので、サイドテーブルや簡易的な作業スペースが欲しい時にも便利。 画像引用元:棚受・棚柱・締結金具 耐荷重で選ぶ 棚受け金具は、製品によって耐荷重が異なります。 耐荷重とはその棚受け金具が耐えられる重さの目安を意味し、たとえば「耐荷重10kg」と表示されている製品だと10kgまで物を載せられます。 画像引用元:取り付け簡単なのに耐荷重100kg!好きな場所に棚を作ろう | &GP 耐荷重が重いタイプはL字タイプに補強用の金具が付いているものが多いです。 食器や本、置物など重さがあるものを収納したい場合は、耐荷重に余裕を持って金具を選びましょう。 棚板の長さが1ⅿ以上ある場合は真ん中がたわんでしまうので、長さに合わせて3~4個ほど金具を付けましょう。 棚板の幅に合わせて選ぶ 棚受け金具のサイズは色々ありますが、棚板を支える部分が棚板の幅の2/3以上を占めるものをお選びください。 画像引用元:棚のDIYに!アイディア金物5選 | 木材通販のマルトクショップ 棚板の幅に対して金具が小さすぎるとしっかり支えられず、棚板が破損したり、金具に負荷がかかりすぎることがあります。 すっきり見せたい場合は目立たないパーツがおすすめ よりすっきり仕上げたい場合は、金具が見えないタイプもおすすめです。 画像引用元:隠し棚受 IT7020型 上下・左右・角度調整機能付 【スガツネ工業】 壁に対して垂直に棒が付いていて棚板に穴を開けて差し込んで固定するので、周囲からは金具が見えません。 ミニマムなインテリアがお好きな方、ディスプレイするものを目立たせたい方におすすめです。 賃貸などでネジが使えない場合はピンを使おう 賃貸物件などで壁にビスが打てない場合は、跡が残りにくい石膏ボード用のピンなどを使用してみましょう。 ただ、石膏ボード用のピンにも色々な太さがあるので、太い径のピンを使用すると穴が目立つこともあります。 「跡が残りにくい」「賃貸物件におすすめ」などの表記があるものを選ぶとよいでしょう。 棚受け金具の付け方 棚受け金具の取り付け方を工程ごとにご説明していきます。 間柱の位置を確認する 一般的な住宅の壁の多くは、石膏ボードが使用されています。 石膏ボードは下図のような構造で作られます。 画像引用元:一般社団法人 石膏ボード工業会|なくてはならない建材、石膏ボード 石膏ボード自体の強度はそれほど高くないため、ビスを打っても安定しにくいという特性があります。 しっかりと棚を安定させて壁に負荷をかけないためにも、ビスは間柱がある位置に打ち込みましょう。 壁をコンコンと叩いて音の違いで間柱の位置を確かめる方法もありますが、下地センサーのように確実に位置が分かる道具を使うのがおすすめです。 数千円で購入でき、手すりや突っ張り棚を設置する時にも使えるので、DIYをする方はひとつあってもよいでしょう。 設置位置を決める 間柱の位置が分かったら、棚受け金具を取り付ける位置を決めましょう。 メジャーで位置を測って、マスキングテープなどで位置を付けるとずれずに作業がしやすいですよ。 ネジやビスで金具を固定する 設置位置を決めたらビスを打って棚受け金具を固定しましょう。 ウォールシェルフの固定には、パワーの調節がしやすいドリルドライバーがおすすめです。 【初~中級ユーザー向け】 DIY初心者〜中級者の方向けのモデルです。 棚受け金具の固定のような小ねじの締め付けから、木材や鉄工の穴あけまで行えるのでDIYを始めたばかりの方にも大変おすすめです。 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付 【プロユース】 DIY上級者~プロレベルの方は、よりスペックの高いドリルドライバーもおすすめです。 Hi KOKIのDS14DBL2は大きな径の穴あけもこなせるハイパワーモデルで、より難易度の高いものをDIYしたり、複雑な作業をする時にも活躍します。 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル(DS14DBL2/NN)※本体のみ 棚板を置いて固定する 画像引用元:棚受けとは?DIYで棚板を設置する方法 | WOODONE(ウッドワン)マガジン|広島の住宅建材メーカーWOODONE(ウッドワン)が発信する住宅オウンドメディア 金具を固定したら、棚板を置いてビスまたはねじを打って取り付けましょう。 無垢材と木ねじを使用する場合は、板が割れる恐れがあるので下穴を開けてから取付てください。 uncle-bではDIYに使える木材を多数販売しておりますが、その中でも棚板として使用するのにおすすめな商品をご紹介します。 ・シナベニヤ ベニヤ合板の表面にシナの単板を貼り合わせた木材です。 シナは明るい木色と滑らかな手触りで、家具の仕上げ材として使用されています。 ※シナは片面です。 uncle-b ONLINE STORE / シナベニヤ(シナ/片面) ・シナランバー ファルカタ材を小幅のブロックにして継ぎ合わせたランバーコアという芯材をシナの単板で挟んだ木材です。 こちらは両面シナなので、ウォールシェルフのように棚板の存在感が強いDIYにもおすすめです。 uncle-b ONLINE STORE / シナランバー(シナ/両面) ・ポリランバー ランバーコアの表面にポリエステル樹脂の化粧板を貼り合わせた材料です。 ポリエステル加工面は防水性が高くお手入れもしやすいので、花瓶やコスメ、消毒液や洗剤など液体が入った容器を整理する棚へのご使用もおすすめです。 uncle-b ONLINE STORE / ポリランバー BDR544 色合いを変えたい、木目に深みをプラスしたいという場合は棚板を塗装してみましょう。 uncle-bでは、木目を活かす環境に優しい自然派塗料を取り扱っております。 ・いろはカラー(屋内・屋外兼用) しっかりと着色するタイプです。 カラーバリエーションは、濃茶(ダークブラウン)/栗皮茶(ブラウン)/黄櫨染(ライトブラウン)/黒/洗柿(柔ら かい橙色)/白/山吹(鮮やかで赤みのある黄色)の7種類。 uncle-b ONLINE STORE / 【アールジェイ】いろはカラー(屋内・屋外兼用) ・いろはカラー(屋内専用) よりナチュラルに木目を活かす屋内用の塗料です。 カラーはクリアとナチュラルな白檜(しらべ)の2パターンからお選びいただけます。 uncle-b ONLINE STORE / 【アールジェイ】いろはカラー(屋内専用) まとめ 棚受け金具はシンプルで手軽な部品でありがながら、サイズや素材、形状、耐荷重など選ぶ際のポイントがたくさんあることが分かりました。 ウォールシェルフを設置する場所と、設置する物、お部屋の内装などに合ったものを選びましょう。 本文で解説したように、石膏ボードの壁の場合はトラブル防止のためにも間柱に金具を取り付けるという点に気を付けて、収納やディスプレイを楽しみましょう。
2023.01.19
DIYでキャンプギアを自作しよう!DIY手順や自作におすすめのキャンプギアも紹介!
キャンプギアは全て高い市販品を揃えなければいけないというわけではありません。 DIYでおしゃれなキャンプギアを自作して、自分だけのキャンプサイトをデザインする人もいます。 また、100均一材料を取り入れれば、リーズナブルにギアを手に入れることもできます。 この記事ではキャンプギアのDIYのポイントや、作りやすいおすすめのキャンプギアを紹介していきます。 オリジナルのキャンプギアを手に入れたい、キャンプギアをリーズナブルに揃えたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。 目次 1.キャンプギアはDIYできる 1-1.そもそもキャンプギアは何が必要? 1-2.自作DIY動画を参考するのもおすすめ 2.キャンプギアをDIYするための準備 2-1.道具・工具をそろえる 2-2.簡単な設計図を作る 2-3.作業開始! 3.DIYに適したキャンプギア5選 3-1.キャンプテーブル|DIY初心者の定番 3-2.キャンプチェア|実用性抜群でリラックスできる 3-3.キャプギアラック|折り畳みにすれば滞在時の収納に重宝 3-4.デイジーチェーン|100均材料だけで自作できる 3-5.ゴミ箱|折り畳み式なら持ち運びがラクに キャンプギアをDIYして理想のキャンプサイトを実現しよう キャンプギアはDIYできる キャンプに必要な道具や装備の総称であるキャンプギアにはDIYで自作できるものが多くあります。 初心者の場合、キャンプギアは全てホームセンターやアウトドアショップなどで揃えてしまいがち。 それではコストがかかりますし、うまく組み合わせないと使いづらい場合も少なくありません。 キャンプ中級者以上になると、自分に合ったおしゃれなギアをDIYして自作し、オリジナルのキャンプサイトをデザインする人が多くいます。 おしゃれなだけでなく、自分に合っていて使いやすく、しかも市販品よりリーズナブルに仕上げられることも。 DIYを積極的におこなうのはキャンプにある程度慣れた人が多いですが、実は先輩キャンパーのやり方を習えば初心者でも簡単にDIYできるものもあります。 是非、DIYにチャレンジして、自分だけのキャンプサイトを手に入れましょう。 そもそもキャンプギアは何が必要? 野外で夜を明かすキャンプにおいては、必要な装備がたくさんあります。 テント一式 シュラフ(寝袋) ランタン 焚火台・バーベキューグリル テーブル&チェア 食器&カトラリー 食材・調理器具 炭・着火剤 防水・補修グッズ 必要なキャンプギアを詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。 キャンプ初心者必見!必要なアイテム&準備のチェックリスト キャンプで重要な要素である、食事=バーベキュー関連の装備を確認したい場合はこちらもご覧ください。 バーベキューに必要なもの&便利なアイテムをリストアップ 少しでも装備が欠けると、不便なだけでなく、危険性も高まるため、万全の準備が欠かせません。 いくつかのギアはレンタルする方法もありますが、普段使い慣れていないギアでは、キャンプ地で失敗してしまったり、準備に時間がかかったりするリスクもあります。 そのため、慣れたキャンパーほど確実に自前のギアを揃えます。 今回紹介するDIY可能なギアと市販製品をうまく組み合わせながら、快適でおしゃれなキャンプサイトを実現しましょう。 自作DIY動画を参考するのもおすすめ キャンプギアのDIYは中級者〜上級者がやるイメージが強く、初心者ではどのように取り組めばよいかわからないという方もいるでしょう。そんな方は動画を参考にするのがおすすめです。 近年ではキャンプ系のYouTuberも増えていて、その中にはDIYできるキャンプギアを詳細な作り方と共に紹介している動画もあります。映像を見ながらであれば、DIYが簡単なギアであれば初心者でも真似して作ることができます。最初は動画と同じようにギアを自作し、慣れてきたら自分が使いやすく、またおしゃれになるようアレンジしていってください。 徐々に自分にあったキャンプギアを自在に作れるようになっていくでしょう。 キャンプギアをDIYするための準備 キャンプギアをうまくDIYするためには、事前に手順を理解し、しっかりと準備したうえで進めていくことが大切です。 質の低いキャンプギアを作ってしまうと、見た目が悪いだけではなく、時には危険が伴いますので、手順に沿って作業を適切に進めていきましょう。 道具・工具をそろえる キャンプギアをDIYするためには、さまざまな道具・工具が必要になります。 必要な材料については、制作するギアによって変わってきますが、道具・工具については以下のものをそろえておけばさまざまなギアのDIYを柔軟に検討できるでしょう。 【道具】 計測器具(定規やメジャー、水平器など) 接着剤(ボンドやグルーガンなど) やすり(荒さの違う紙やすり複数枚) 固定器具(クランプなど) 【工具】 先端工具が付け替えられる電動工具(ドリルドライバー、インパクトドライバーなど) 切断用工具(電動丸のこ、ジグソーなど) 表面加工用工具(サンダーやトリマーなど) こちらでは初心者がそろえるべき道具・工具を詳しくまとめていますので、合わせて読んでみてください。 DIY初心者が揃えるべき道具・工具10選!選び方のポイントも合わせて解説 簡単な設計図を作る 闇雲に作業に取り掛かっては、思い通りのおしゃれなギアはなかなか作れません。 必要な材料、ギアの適切なサイズ、機能などを確定するために、事前に設計図を作ってから作業を進めましょう。 設計図は手書きでもいいですが、パソコンのソフトやスマホのアプリなどを使用する方法もあります。 具体的な設計図の作り方については、下記の記事でも詳しく紹介しているので、合わせてみてみましょう。 DIY初心者でも設計図が作成できる!コツとサイズの決め方を知ろう 作業開始! 設計図を書いたら、必要な材料を調達して、一通り集まったところで作業を開始します。 ここからの工程は作成するギアによって大きく変わってきますが、基本的には材料のカットや塗装を先におこなって、部品が完成してから金具や接着による組立、そして最後に仕上げやチェックをします。 キャンプギアのDIY手順やメリットについて下記の記事にもまとめてあるので、合わせて参考にしてください。 初心者でもDIYはできる?メリット・作業手順・必要な道具を紹介 DIYに適したキャンプギア5選 キャンプギアのDIYは、制作するものによって難易度が大きく異なります。 ここではDIYに人気の高いキャンプギアを5つ紹介するので、どのギアを自作しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にして下さい。 キャンプテーブル|DIY初心者の定番 引用:https://196km.com/SHOP/cg-0007.html キャンプにおいて、ものを置くためのテーブルは特に欠かせないギアの一つです。 食卓の代わりとなる大きなものから、キャンプチェアの横に置くコンパクトなものまで、さまざまなバリエーションが考えられます。 また、こだわりだすとキリがありませんが、木の板に足を取り付ければ基本的な機能は果たします。難易度も低いため、最初にキャンプギアをDIYするときの定番の一つです。 キャンプチェア|実用性抜群でリラックスできる 引用:https://hyakkei.me/articles-8628/ テーブルに次いで入門編として人気が高いのがキャンプチェアです。 こちらもDIY人気は高く、多くの動画がYouTubeなどで発信されています。 また、使用する布や木などを少しアレンジすればオリジナルのデザインのDIYを作るのも簡単です。 動画を参考にしながら、少しのアレンジでリラックスできるキャンプチェアを手に入れましょう。 キャンプギアラック|折り畳みにすれば滞在時の収納に重宝 引用:https://craftcase.thebase.in/items/24088327 キャンプサイトではさまざまな道具をすっきり配置しなければならないため、実はキャンプギアラックも重要なキャンプギアの一つです。 自宅用のラック(棚)がDIYの人気家具の一つであるように、キャンプギアラックもDIY定番ギアとなっています。 単なる棚にひと工夫を加えて、折り畳みができるコンパクトで丈夫なラックを制作する事例が多くみられますので、ぜひ参考にしてチャレンジしてください。 デイジーチェーン|100均材料だけで自作できる 引用:https://sgwu1.com/camp/20952 デイジーチェーンとは、テントの骨組みなどに張ったり絡ませたりして、そこに小物や小さいギアをぶら下げて使用するもの。 一見地味ですが、いざあると多くの小物を地面に置いたり、ラックに置く必要がなくなったりするため、キャンプサイトがすっきりして便利です。 デイジーチェーンのDIYは100均材料で簡単に自作できます。使用するひもやロープのデザインを工夫すれば、キャンプサイトをおしゃれにするうえでも有効です。 ゴミ箱|折り畳み式なら持ち運びがラクに 引用:https://autoc-one.jp/knowhow/5012242/ キャンプのマナーとしてごみは全て持ち帰るのが基本です。 キャンプ中に清潔に過ごすためにはごみはまとめておかなければならないため、ゴミ箱は実は重要なギアの一つといえるでしょう。 DIYであれば折り畳み可能で大きなゴミ箱も、キャンプチェアの横に置くようなコンパクトなものも、設計次第で自在に制作できます。 折り畳み型は今回紹介した中では難易度が高めなので、少しDIYに慣れたらチャレンジするとよいでしょう。 キャンプギアをDIYして理想のキャンプサイトを実現しよう キャンプギアは市販製品を買うだけでなく、DIYでオリジナルのものを制作・使用するのもおすすめ。 自分に合った使いやすくおしゃれなギアが手に入るとともに、100均を積極的に使用すれば安くギアをそろえることもできます。 最初は難易度が高いと感じてしまいがちですが、DIYしやすいギアを選び、動画などをまねしながら作業を進めていけば初心者でも可能です。 是非DIYでのキャンプギアづくりにチャレンジして、自分だけのキャンプサイトを作りましょう。 なお、キャンプギアDIYで多用する木の板の選び方については、こちらの記事で紹介しています。材料選びの際には合わせて参考にしてください。 DIY向けの木材の特徴と選び方のポイントを押えよう!
2023.01.13
DIY初心者でも設計図が作成できる!コツとサイズの決め方を知ろう
初心者の状態でDIYを始める際、最初にぶつかる壁は「設計図の作成」ではないでしょうか? 設計図を作るには専門的な知識と技術が必要なイメージがありますが、実はコツさえ掴めば初心者でも図面を引くことはそれほど難しくはありません。 最初に基本のポイントを押さえると、後々大きな物や複雑な構造のものを作る際にも役立ちます。 今回は、DIY初心者の方におすすめな設計図の作成方法について詳しくご紹介します。 DIY初心者必見!設計図の作り方とコツ DIYに必要な設計図の作り方は、大きく分けて3つあります。 それぞれの方法での設計図の作り方と、作図時のコツを見ていきましょう。 手書き 手書きはペンと紙さえあれば図面が引ける手軽な方法です。 設計図作成というと、製図ソフトの印象が強いかもしれません。 しかし、製図用のソフトはある程度知識が必要なことも多く、DIY初心者だと扱うのが難しい場合もあります。 手書きの場合はラフなイメージ図から詳細を決めていけるので、まだ設計図やDIYについての知識を身に着けていない段階でも作図しやすいのがメリットです。 設計図を手書きする時のコツは、以下の3つです。 完成イメージとサイズをはっきりさせること パーツの数と組み合わせ方を明確にしておくこと サイズの単位は統一しておくこと(mmかcmか) フリーハンドで描くのが苦手という場合は、定規や方眼紙を使うと作図しやすいでしょう。 パソコンのソフトを使う パソコンの製図ソフトを使って設計図を描くというのも、一般的な方法です。 パソコンを使って設計図を作ることを「CAD(Computer Aided Design)」と言い、設計用ソフト全般のことをCADソフトと呼びます。 CADは、ソフトによって平面図(2DCAD)のみか立体図(3DCAD)が作成できるかは異なり、操作方法も異なります。 先ほどご説明したように、ある程度図面やソフト操作に関する知識が必要になる上に、特に初心者の段階では自分に合うソフトを選ぶのに時間がかかるかもしれません。 パソコン用製図ソフトを使うメリットとしては、 慣れたら短時間で作図できる サイズや角度の計測が簡単 デザイン変更もしやすい 立体図だと複数の図面を作る必要がない という点が挙げられます。 初心者がソフトを使うコツは、以下の3点です。 初級~中級向けのソフトを選ぶ(専門的すぎないもの) 立体図が作成できるソフトを選ぶ まずは簡単な図面を作る練習をする 製図用ソフトは無料で使えるフリーソフトもたくさんあるので、いくつかダウンロードして操作感を比較してみるとよいでしょう。 スマホ・タブレットのアプリを使う CADはスマホ・タブレット向けのアプリとしてもリリースされており、CADアプリを使えばタッチパネルで手軽に設計ができます。 CADアプリ単体で設計してもよいですし、パソコンで作図したものをアプリ上で修正するといった使い方も可能です。 無料のCADアプリもあるので、設計ソフトがどんなものか知りたいという場合はスマホにCADアプリをインストールするのもおすすめです。 CADアプリを使うコツは、 操作性と機能のバランス パソコンソフトとの互換性があるか 買い切りか月額制か(有料の場合) などがあります。 有料のアプリを使いたい場合はいきなり購入するのではなく、無料トライアル期間を利用して操作感や機能について確認するとよいでしょう。 設計図を作成した方が良い4つの理由とは 設計図を作るのは必要な作業ですが、初心者からすると面倒に感じる部分も少なくないでしょう。 なぜDIYでも設計図を作った方がいいのか、その理由を4つご紹介します。 サイズを把握できる なんとなくのイメージを元に作り始めると、パーツのサイズや板厚が把握できなかったり、完成品が作りたかったイメージとはかけ離れたり、という失敗に陥りがち。 目視でサイズ感を決めると、予想よりも大きくなってしまって想定していた場所に置けないということもよくあります。 設計図を作る時に全体とパーツごとのサイズを決めておくと、こうした失敗を未然に防げます。 必要なパーツを把握して無駄をなくす 設計図を作成すると完成図やサイズだけでなく、必要なパーツの数も正確に把握できます。 パーツのサイズと数を理解すると、木材などの材料を適切な量購入できます。 DIYにおいては初期費用を除いて材料費はコストのほぼ全てを占めるので、なるべく無駄は省きたいものですよね。 完成イメージを把握してシミュレーションできる なんとなくのイメージから設計図を起こして、デザイン・サイズ・構造を明確にしていく過程で組み立て方や工程のシミュレーションができます。 どの部分から作業をすればいいかを順序だてることで、作業の効率化やミス予防にも繋がります。 パーツごとの接合の方法を予め決められる 引き出しを作る、ほぞ加工(ネジなどを使わずに木材を接続する)を施すなど、パーツをかみ合わせるための加工には綿密な設計図作成が重要です。 パーツのどの部分にどんな加工をしておくのかを予め詳細に決めておくことで、作り間違いのリスクが大幅に軽減できるはず。 細かい加工が必要なものを作る場合は、普通の設計図とは別に加工方法や位置について詳しく記載した加工詳細図も作成しておきましょう。 設計図の縮尺とサイズの決め方は? 設計図の縮尺とは、作る予定の実物サイズを縮小表示した時の比率のことです。 1:2だったら半分のサイズ、1:10だったら1/10サイズで表記しているということになります。 ちなみに実物のサイズそのままの尺度で表記するのは現尺、実物よりも倍以上大きく描くのは倍尺と言います。 縮尺はどのように求めるのか、全体と各パーツのサイズはどうやって決めればいいのか見ていきましょう。 最初は縮尺はそれほど気にしなくてOK! 図面ソフトを使用する場合は、最初に縮尺比率を設定して作図できます。 手書きの設計図の場合、建築分野などでは三角スケールを使った作図や表記のルールがありますが、DIYにおいてはそれほど厳密に考える必要はありません。 自分がサイズ感を把握できていればよいので、全体と各パーツの寸法が分かるように記載すれば大丈夫です。 作る物にもよりますが、最初は完成した状態をイメージ図のように描きだして、それから細部を詰めていきます。 完成イメージが固まったら、 正面 側面 真上 断面 斜視図(斜めから) からの視点で図面も描いていきましょう。 自分が全体図やパーツの構成を把握するためなので、上記全ての図面を描く必要はありませんが、複数の視点から作図すると必要なパーツや組立方法などが理解しやすくなります。 出典:首都高も作った建築士のDIYレシピ「廃材の出ない本格ベンチ」 | となりのカインズさん 構造が複雑なものを作る場合はさらに加工図といって、加工方法や加工部分の寸法を表記した設計図を別途作る場合もありますが、DIYを始めたばかりの段階では必要ないでしょう。 各パーツのサイズを分かりやすく記載すると、材料の調達やカット、組立方が頭の中で整理されます。 各パーツのサイズは全体のサイズを決めてから設定する 各パーツのサイズを決めるには、まず大まかに全体のサイズ(縦・横・奥行)を決めましょう。 サイズの決め方は、大体以下の2パターンに分けられます。 自分が欲しいと思っているサイズに合わせる 設置場所を計測してその場所に合わせる 自分が「このくらいのサイズの椅子が欲しいな~」など、完成品のサイズイメージがある場合はそれに合わせて図面を作成していきます。 設置したい場所に合わせる場合は、一回りくらい小さめにサイズを設定すると設置しやすいですよ。 サイズ感がよく分からないという場合は、理想のサイズに近い家具や箱などの寸法を図って参考にするとよいでしょう。 設計図ができたら材料をカットしよう! 設計図が作成できたら、図面に沿って木材等材料をカットしていきましょう。 電動工具を使えば作業時間の効率化だけでなく、カットやビス留め、やすりがけなどをムラなく仕上げることができます。 uncle-bオンラインストアでは、ジグソー、電動丸のこなどDIYに欠かせない高性能な電動工具を取り扱っております。 uncle-b 工具一覧 その他にも、 DIY用木材 接着剤 補修材 塗料 などのDIYグッズを幅広く取り揃えております。 まとめ 設計図はDIY初心者こそ重視したい工程です。 DIYではプロが作るような専門的な設計図は必要はありませんが、デザイン・サイズ・パーツ数・加工方法を最初に明確にすることで、失敗する可能性は大幅に低くなります。 設計図を作る方法は、手書き・製図ソフト・アプリなどがあります。 最初は自分が作図しやすいものをお選びください。 図面ができたら、材料カットや組立など次の工程に移りましょう。 uncle-bオンラインストアでは、DIYに必要な材料・工具などを販売しております。 初心者の方はもちろんのこと、中級~上級者向けの最新ハイスペックアイテムからお選びいただけますので、ぜひオンラインストアもチェックしてみてください。 uncle-b ONLINE STORE
2022.08.22
DIY初心者が揃えるべき道具・工具10選!選び方のポイントも合わせて解説
DIYをこれから始める初心者の方は、「DIY用の道具を揃えたいけど、何から買えばいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。 たしかに、DIYブームの拡大で様々な道具・工具が簡単に買えるようになった一方、選び方を知らないと何から手を付けていいか判断が難しいでしょう。 今回は、DIY初心者の方におすすめの道具・工具10選を選び方と合わせてご紹介いたします。 優先順位の付け方も解説しておりますので、道具・工具選びに難儀している方はぜひご覧ください! DIY初心者はまず小さなもの・簡単なものから作り始めよう DIY初心者がモチベーションを維持して、DIYの楽しさを知るためにも、最初はまず簡単なものや小さなものから作り始めましょう。 小物入れ アクセサリーラック ティッシュケース 調味料(スパイス)ラック シンプルなマガジンラック などは、構造もシンプルで基本の道具と工具で作れるので、DIYの最初に作るものとしておすすめです。 簡素なデザインでも、塗装などで好みの風合いに仕上げられますよ。 道具・工具を買う優先順位は? DIY初心者が道具・工具を買う優先順位は、「基本的なもの・広い作業に対応できるもの→専門的な用途のもの」です。 始めは簡単なものから作りはじめるので、それほどハイパワーで専門的な道具は必要ありません。 使い方の基本を習得してから、よりスペックが高くニーズにあった道具を揃えましょう。 最初に揃えておいた方が良い道具や工具についてご紹介します。 【道具】 計測器具(定規やメジャー、水平器など) 接着剤(ボンドやグルーガンなど) やすり(荒さの違う紙やすり複数枚) 固定器具(クランプなど) 【工具】 先端工具が付け替えられる電動工具(ドリルドライバー、インパクトドライバーなど) 切断用工具(電動丸のこ、ジグソーなど) 表面加工用工具(サンダーやトリマーなど) 電動工具はDIY用の製品であればお手頃な価格で入手できます。 作業効率が格段に上がるので、基本的な工具は最初に揃えておきましょう。 DIY初心者の道具選びのポイントは、「自分が使いやすいものを選ぶ」ということです。 ハイパワーの工具は最初から使いこなすことは難しいですし、扱いに慣れなくてケガをするリスクもあります。 また、DIYはほとんどの場合自宅で行うので、道具のスペックや機能だけではなく住環境に応じて以下のポイントについても考えて選ばなければなりません。 稼働音 電源(コード有りか充電式か) 消費電力 最初はなんでも作れるようにハイスペックなプロ用工具や、専門的な作業ができる道具が欲しくなりますが、使いこなせずにモチベーションが下がってしまってはもったいないですよね。 始めはシンプルな機能のものや初心者向けと記載されている工具を買って、使い方がマスターできたらより高いスペックのものに移行しましょう。 DIY初心者におすすめの道具5選を選び方と紹介 DIY初心者におすすめの道具を5つ、選び方と共に見ていきましょう。 定規(さしがね・2×4定規) さしがね(指金、差金)は、L字に曲がった定規のことで木材を使ったDIYの必須アイテムです。 寸法を計測する 直線を引く 長さを計測して等分する といった従来の定規の役割はもちろんのこと、さしがねの種類によっては以下のような作業も可能です。 さしがねを当てる位置で30°/45°/60°が分かる 角目では正方形の一辺の長さが、丸目では円周がすぐ出せる しなる素材のものは少し曲げて曲線も引ける さしがねは表目と裏目といって表と裏で表記が異なります。 表目ではメートル法で寸法が計測できますが、裏目の目盛りは尺単位で計測できる併用目盛、角目や丸目などが計測できる裏面角目に分かれます。 DIYでは尺でものを計測することは少ないので、表裏が同じ目盛りの表裏同目か、色々な用途に使える裏面角目がおすすめです。 サイズは小型・標準・中金・大金に分かれますが、最初は標準サイズ(50×25cmか30×15cm)が使いやすいでしょう。 2×4定規は、2×4木材の幅と厚さに合わせた定規です。 2×4木材に合わせれば印付けや線引きが簡単に行えるので、2×4木材をよく使う方はひとつ持っていると作業がしやすいでしょう。 木工用ボンド 木工用ボンドは木材はもちろん布や紙などの素材の接着にも使えるので、様々な場面で使える道具です。 接着時間はタイプによって異なり、一般的なものは完全に硬化するまで24時間ほどかかります。 速乾タイプは半日ほど、瞬間接着タイプのボンドや接着剤は10~20秒で接着します。 初心者がメインに使う場合は、ある程度やり直しがきく一般的なボンドか速乾タイプがおすすめです。 uncle-b オンラインストア ボンド・接着剤 サンドペーパー サンドペーパー(紙やすり)は木材の表面を整えるために使い、番手によって荒さが異なります。 #40~100:粗目 #120~240:中目 #280~800:細目 上記の番手が一般的によく使われている番手です。 荒い目のものは下地づくりや塗装剥がしに、細かい目のサンドペーパーは木肌を滑らかに磨くという用途で用いられています。 面をやすりがけする時は、ハンドサンダーに取り付けるとムラが出にくくなります。 大きい木材には電動サンダーの方が効率がよいですが、サンドペーパーは角や細かい部分にやすりがけをしたい時などに活躍します。 それに電動サンダーの種類によっては市販のサンドペーパーを装着して使用できるので、粗目~細目まで複数枚持っているとよいでしょう。 水平器 水平器は、傾きがないかを確認するための道具です。 気泡の位置で傾きを確認するアナログなものから、角度が数値で表示されるデジタル型、プロが現場で使用するようなレーザー型があります。 DIYで使うならアナログかデジタルタイプの水平器が良いでしょう。 アナログタイプの水平器は数百円とリーズナブルに購入できます。 デジタル表示されるタイプは数千円~とやや値段はお高めですが、傾いている角度が正確に把握できます。凝ったものをDIYしたい時にもおすすめです。 クランプ クランプは対象となる物を挟んで固定するための道具です。 材料のカット 接着剤が硬化するまでの固定 穴あけ作業 などの用途で用いられます。 木材などの対象物がずれたり動いたりしないように、ネジやバネでしっかりと固定します。 用途によって色々な種類がありますが、木工でDIYする場合はC型クランプ、F型クランプを使用するのが一般的です。 DIY初心者におすすめ!5つの電動工具と選び方 電動工具はハイパワーで、初心者には扱いが難しいとイメージされてる方もいるでしょう。 道具選びのポイントを押さえれば、始めてDIYする方でも電動工具を使いこなせるようになります。 電動ドリルドライバー 具を付け替えれば様々な用途に使える電動工具です。 回転のみの力でビス留めやネジ締め、穴あけ等の作業を行うので、木材などを痛めにくいのが特徴です。 先端工具やアダプターの組み合わせ次第で、多様な作業に対応できるのでDIY初心者には必須の電動工具と言えます。 最初は初心者~中級者向けのモデルで、使用環境に応じてコード有りか充電式かを選びましょう。 よく似た電動工具としてインパクトドライバーがありますが、インパクトドライバーは打撃と回転の力を使うのでパワーが必要な作業は効率よく行えるものの、繊細な作業にはあまり向きません。 はじめに買う電動工具としては、より多くの用途に使えるドリルドライバーがおすすめです。 uncle-bでは初心者でもつかいやすい充電タイプのドリルドライバーを取り扱っております。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付 先端工具(ビット) 先端工具(ビット)は、電動ドリルドライバーに付けて使います。 電動ドライバーを購入した際に、プラスドライバーとマイナスドライバーのビットがセットになっていることが多いですが、ビットを揃えておくと作業の幅がぐんと広がります。 DIYでよく使われるビットは、 プラス(+)ビット マイナス(-)ビット 六角ビット 四角ビット 木工用ドリルビット 下穴用ドリルビット などです。 ビットの形状だけでなくサイズも複数持っていると色々なネジやビスに対応できるので、セットを購入するのもおすすめです。 電動のこぎり(ジグソー・丸のこ) 電動のこぎりは木材をカットしたり、加工するために使われます。 こちらも色々な種類がありますが、DIYでよく使用されているのは以下の2種類です。 電動丸のこ:ディスク状の刃が回転して木材などを直線的に切断する ジグソー:細い糸のこの刃が上下して、木材などを切断・加工する 電動丸のこはハイパワーでスピーディーに材料のカットができます。 ジグソーは細い刃で切断するためカットスピードはやや遅めですが、曲線状に切ったり、デザインした形を切り出すのに向いています。 棚や家具など、大きめの物をDIYしたい!という方には電動丸のこが、雑貨や小物を作りたい方にはジグソーがおすすめです。 ・電動丸のこ uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】丸のこ(ブレーキ付)(165mm:FC6MA3)(190mm:FC7MA3) ・ジグソー uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】ジグソー(FCJ65V3) uncle-bでは、電動ドライバーや電動丸のこなどDIYに役立つ工具を取り扱っています。 商品ごとに初~中級ユーザー向け/PRO仕様と分類しており、初心者の方も商品選びがしやすい工夫をしております。 uncle-b オンラインストア 電動工具 サンダー 電動サンダーとは電動でやすり掛けを行う工具のことで、下処理・研磨・塗装剥がし・さび落としなどに使用します。 オービルサンダー:四角い面にサンドペーパーをセットして使う ランダムサンダー:丸い面にサンドディスク等を付ける。パワーが強い ベルトサンダー:サンディングベルトを回転してやすり掛けをする。平面に向いている などの種類が一般的です。 他にも、三角の面で隅の研磨に適したデルタサンダーや、小型のミニサンダーといったものもあります。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】ミニサンダ(FSV12SG) DIY初心者が購入するならオービルサンダーか、ランダムサンダーがおすすめです。 木材の下処理などの作業がメインの場合はオービルサンダーを、研磨作業も行いたいという場合はランダムサンダーを選ぶとよいでしょう。 トリマー トリマーは面取りや溝切りに使う電動工具です。 面取りとは、木材などの鋭利な角を落とす作業で安全性向上や組立をしやすくするためにする作業のこと。 出典:面取りとは | 株式会社ジーベックテクノロジー トリマーはドリルドライバーのようにビットを変えて色々な作業に使用できます。 DIYを美しく仕上げたい、細かい加工をしたい、パーツごとを組み合わせたい時に便利です。 初心者の人は、回転数が調節できるもの、自宅でも作業しやすい静音タイプを選ぶのがおすすめです。 こちらはプロ仕様のスペックですが、コードレスかつ手元がクリアなので初心者の方にもおすすめです。 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】マルチボルト(36V) コードレストリマ(M3608DA/NN)※本体のみ 充電器・電池・ケース付きのものはこちら まとめ DIY初心者におすすめの道具・工具についてご紹介しました。 おすすめの商品や、選び方のポイントについても解説しましたが、製品のスペックと同じくらいご自分が使いやすいと感じるかどうかも大切です。 自分が快適に使うための道具を選ぶためにも、まずは何を作りたいか、どんな環境でDIYするのかを明確にさせましょう。 Uncle-bでは、DIYやアウトドアに関するコラムもご覧いただけます。 DIYのヒントが詰まっているので、ぜひこちらもお楽しみください。 uncle-b ONLINE STORE
2022.08.22
初心者でもDIYはできる?メリット・作業手順・必要な道具を紹介
DIYに興味があっても初心者なので始め方がよく分からない、とお悩みではありませんか? DIYは基本的には自由なのですが、作業を効率的に進めたり綺麗に仕上げるためには要点を抑える必要があります。 今回は、以下の4つのポイントについて詳しく解説していきます。 DIYのメリット DIYの基本的な作業手順 DIYを始めるのに必要な道具 DIYを始めたい人におすすめのキット DIY=日曜大工ではない?基礎知識をおさらい DIYというと、「家具などを自分で作る」というイメージが強いですよね。 そのため、日曜大工とDIYが混同されるケースもよくあります。 しかし実際はこの2つは異なる考えです。 DIYは「Do It Yourself」の頭文字を取ったもので、下記のように理念を表す言葉です。 DIYとは、お金を払って他者(業者)にやらせるのではなく、自身で(つまり自分の身体を使って)家や道具を作ったり、何かを改造したり、修理したりする活動のことである。「自分でできることは自分でやろう」という理念のもとに行う諸活動である。 DIYという言葉・概念は、「(他人任せにせず)自身でやる」という考え方を、広く生活の基本態度にしようとする精神を指していることもある。これらは「DIY ethic(DIY倫理)」「DIY精神」とも言う。 引用:DIY – Wikipedia そのため、家具作りや補修だけでなく、本格的な掃除・塗装・壁や床の張り替え・その他生活や暮らし、または仕事に関する作業を専門家に依頼せずに自分で行う行為全般をDIYと呼びます。 DIYの歴史は古くまでさかのぼる DIYの歴史は古く、日本では生活に必要な物を自作することはむしろ普通のことでした。 特に、 農業 漁業 林業 狩猟 などに従事していた人々は、生活や仕事に必要な道具を自作して長く使用してきました。 手作りした道具は「民具」と呼ばれ、現在でも博物館などでみることができます。 その幅は広く、 家具 調理器具や食器 衣服 履物 出産/育児に使う物 生業に関するもの(農具/狩猟用具など) 冠婚葬祭や宗教に関するもの おもちゃや趣味の道具 などを自分たちで拵えることは一般的なことでした。 もちろん世界各国で、その土地の文化や生活習慣に合った道具などが自作されてきました。 今のDIYの理論が生まれたのは、1945年のイギリスの国民運動がきっかけです。 ナチスの空爆により、街が荒廃したロンドンを再建するための運動のスローガンが「Do it Yourself」でした。 この考えは、元々イギリスを始めとしたヨーロッパにあったものですが、DIYは住宅や家具の補修の域を越えた理念として欧米や世界中に広がって行きました。 日本にDIYの考えが入ってきたのは1970年ほど。DIY専門店が島根県にでき、1972年には埼玉県で日本初のホームセンターが誕生しました。 現在では趣味や実用性の面が大きいですが、時に大量生産・大量消費へのアンチテーゼ的な意味を持つ場合もあります。 初心者必見!DIYを始める3つのメリット DIY初心者の方は、「興味があるけど面倒くさそう」「始めるまでのハードルが高い」と感じているかもしれません。 DIYには以下でご紹介する3つのメリットがあります。 コストを抑えられる 家具・アクセサリー・日用品など、しっかりしたものを揃えたいですがそうした製品はお値段も立派ですよね。 とはいえ安いだけの物は壊れやすかったり、使いにくかったりと実用性に難がある場合も少なくありません。 製品価格には原価+諸経費+利益などが加算されているので、きちんとした製品は高く、安い製品は材料や手間など多くのコストが省かれています。 もちろん、技術の進歩や効率化によってコストダウンできている部分も大きく、必ずしも「安かろう悪かろう」とは言えません。 しかし、安さだけで製品を買って「失敗した・・・。」と思った経験は、誰しも1度や2度ならずあるのではないでしょうか? DIYは都度かかるコストは材料費のみなので、無駄なコストを押さえて欲しいものが作れます。 大がかりな工事だけでなく水道やトイレのつまりなどちょっとした作業も、業者に依頼すると結構お金がかかります。 それほど専門的な知識が必要ではない作業なら、DIYで行った方がお得ですし時短になるケースも多いです。 市販品にはない物が作れる DIYなら、素材・サイズ・デザイン・カラーリングを自分で決められます。 そのため、市販品で気に入るものがなかったという人でも、自分のこだわりを細部まで詰め込んだアイテムが作れます。 イメージが明確にあるのに、それに沿った製品がないと感じる方はDIYがおすすめです。 「ちょっと色だけ変えたい」という時にペンキで色を塗るのも、引き出しの取っ手だけ変えるのも立派なDIYです。 現在は動画サイトでチュートリアル動画もたくさん見られますし、DIYグッズもオンラインで買いやすいので、以前よりも格段に始めやすくなっています。 サイズや高さなどが自由に決められる 家の作りや内装はそれぞれ異なるので、適した家具のサイズや高さなども違います。 例えば「棚が欲しい」という時でも、 どこに置くか どんな用途で使うか 間取りや家の作りはどうか によってぴったりな製品の特徴は変わりますよね。 DIYなら「このスキマを有効活用しよう」「高い場所がデッドスペースになっているからシェルフを取り付けよう」といったように、部屋事情に合わせて細やかなニーズにも対応できます。 DIYのやり方を押さえよう!作業6STEP DIYの作業内容は作るものかによって異なりますが、基本的な手順はそれほど代わりがありません。 こちらでは、DIYの手順を詳しく解説していきます。 作る物とサイズを決める まずは、作るものとサイズを決めましょう。 隙間に置いたり、他の家具と組み合わせる場合はミリ単位で計測してください。 縦・横幅・奥行の3方向のサイズを決めて、ラフなイメージ図を描いておきます。 空間に余裕がある場合はある程度大まかにサイズを決めても良いでしょう。 ただ大きすぎるものは空間を圧迫しますし、引越しなどで運び出すのが難しいので、ニーズにあった適切なサイズに決めてください。 大体の構造も考えておくと、次の設計図作りがしやすくなるでしょう。 設計図を描く 次に設計図を作成していきます。 プロの場合は縮尺を設定して設計図を描きますが、DIYならサイズが分かっていれば大丈夫です。 作る物にもよりますが手書きの場合、 正面 横 上 の3方向からの設計書を作成しましょう。 必要なパーツや部品ごとのサイズが決めやすくなります。 手書きが面倒な場合は、図面作成用のソフトを使ってパソコンで設計図を作りましょう。 最近では設計図用のフリーソフトも多くあり、だれでも簡単に図面が作れます。 CGや立体で表示されるので、方向ごとに図面を描く必要はありません。 ※まれにフリーソフトに扮したスパムもあるので、気になるソフトがあったらまずそのソフトの名前で検索してみましょう。 材料を調達する 作成した設計図を元に、ホームセンターや木材店などで必要な材料を調達します。 DIYで何かを作る場合木材を使用することが多いですが、DIY初心者の方は種類と特徴を押さえておきましょう。 種類 特徴 無垢材 木を切り出したそのままの状態の木材 ナチュラルな風合いが魅力だが、乾燥や木の種類ごとの特性を考慮して加工する必要がある 集成材 木材の破片や小さい木材を接着剤で固めた人工木材 無垢材よりも扱いやすく、安定した強度なので初心者でも使いやすい 合板 薄いベニヤ板を奇数枚貼り合わせた木材 厚みの調整がしやすくサイズも豊富。安価で強度が高いのが特徴 工作材 工作向けの木材で、様々なサイズや形状が選べる 補助材として使われることが多く、カットしやすく小物のDIYにも最適 集成材は小物や雑貨、化粧板としてよく使われます。 ただ、構造状、重さには弱いので注意が必要です。 本棚やベンチなど、耐荷重が必要なものを作る場合は無垢材か合板がおすすめです。 カット・塗装をする 材料を買ったら、設計図に合わせてカットしていきます。 ホームセンターでは材料カットサービスがあるところも多いので、自分でカットするのが面倒な場合は依頼しましょう。 一般的に販売されている無垢材は、 KD材(人工乾燥材) AD材(天然乾燥材) グリーン材(未乾燥材) の3種類に分けられます。 KD材とAD材はそのまま使用しても問題ありませんが、グリーン材を購入した場合は十分に乾燥させてください。 uncle-b ONLINE STOREでは、木材(合板)を販売しております。 以下のページから、ご覧ください。 DIY材 塗装は作るものによって組立前にするか、組立後にするか分かれます。 シンプルな棚のように簡単な構造であれば組み立てたあとに塗装してもよいですし、大きめのテーブル・複雑な構造の家具やエクステリアなどは塗り残しやムラが出ないように塗装してから組み立てることが多いです。 塗装は1度塗りで終わらせようとすると乾きにくい上にムラになりやすいので、必ず重ね塗りをしましょう。 艶仕上げにしたい場合はニスやトップコートを使用します。 uncle-b ONLINE STOREでは自然塗料を販売しております。 以下のページから、ご覧ください。 自然塗料 組立作業をする 塗装が乾いたら組み立て作業に移りましょう。 この時、ドライバー等でいきなりネジを止めるのはNG!歪みの原因になります。 しっかりとメジャーや水平器で計測して、鉛筆などで目印を付けてから組み立てていくときれいに仕上がります。 本棚など物を乗せる部分に強度が必要な場合は、金物や細い角材を補強として使用するのがおすすめです。 画像引用元:【図解】どれにする?棚板を固定する方法 「【ビスを使わない!!】収納棚を“DIY“しよう~応用編~」では、ビス不要のDIYについてもご紹介しております。 仕上げ 組立作業が終わったら、全体を見て歪みなどがないか確認します。 大きな歪みなどがあったらビスを外して打ち直した方がいいですし、少し気になる程度ならゴムや厚めのシートなどをかませて高さ調整しても大丈夫です。 ビス打ちをした後は木の粉が出るので、きれいに空拭きしましょう。 直す部分や気になるところが無ければ作業は完了です。 DIYに必要な道具 DIYには、工具や接着剤などが必要です。 これからDIYをする場合、初心者はどんな道具を揃えておいた方がいいのかについて見ていきましょう。 インパクトドライバー 画像引用元:電動ドライバーの種類は2つ。インパクトドライバーとドリルドライバーの違いはなに? DIYをする上で、インパクトドライバーは必須アイテムです。 インパクトドライバーは、回転+打撃の2つのパワーで効率よくビス止め・ネジ締めができます。 先端のツールを付け替えればボルトなども締められます。 小さな加工や繊細な作業が必要な場合は、回転機能のみのドリルドライバーもおすすめです。 ネジ締めは手作業でもできなくはないのですが、時間と労力がかかりすぎるので時短の為にも電動のものをご用意ください。 DIYの家庭用のものなら、リーズナブルな価格で購入できますよ。 uncle-bの工具ページはこちら 電動丸鋸 電動丸鋸は、細い刃で木材をカット・加工するための道具です。 普通ののこぎりでもよいのですが、 細かい作業に向いていないこと 作業時間が長くなること 曲線が切れない などの理由でDIYには電動丸のこが使いやすいでしょう。 大きなサイズのものを作りたい!という方にはカット機能に特化したレシプロソー、セーバーソーなどの電動のこぎりもおすすめです。 uncle-b ONLINE STOREでは、ハンディタイプの丸のこも販売しております。 コードレス、AC接続など複数のタイプを取り扱っておりますので、用途に合ったものをお選びいただけます。 電動丸のこ ボンド 木工用ボンドは木材の接着やビス打ち前の仮止めに使います。 ネジを使わずボンドのみで接着する場合は、 接着面の汚れを落とす 力を入れて押し当てた時少しだけはみ出る程度の量を塗る ボンドが乾くまでクランプで固定する という3つのポイントを意識するとしっかりとくっつきます。 外に設置する物にボンドを使う場合は、屋外用の耐水性の高い製品を選びましょう。 uncle-bの接着剤ページはこちら 定規 定規は材料のカットや計測、目印を付ける時に使用します。 普通の30cm定規 メジャー 曲尺(L字の定規) などがあると、モノづくりをする時に便利です。 最近はデジタルで測定できるものもあるので、使い勝手や用途に合わせてお選びください。 水平器 水平器は、歪みが出ないように水平をとるための道具です。 傾いた仕上がりにならないよう、家具作りや基礎作業などあらゆる場面で使用します。 目立たない工具ですが、完成物の仕上がりを左右する非常に大切なグッズです。 手に入れやすいのは、液体が入っていて気泡の位置や傾きで水平をとるタイプの水平器です。 より精密に計測したい場合は、デジタル式かレーザー式がおすすめです。 初心者にありがちなDIYの注意点 DIY初心者にありがちな失敗や注意点をあらかじめ知っておくことで、モチベーションの低下が避けられます。 以前DIYに挑戦したけど続かなかった・・・という方もチェックしてみてください。 いきなり大物を作ろうとする よくありがちな失敗が、いきなり大きな家具や複雑な構造のものを作ろうとすることです。 最初から大物を作れる人はプロでも珍しいくらいなので、欲張らず最初はシンプルなものから始めましょう。 例えば市販の木製品を塗装する、少し加工する、パーツを付けるなど。 木材の扱い方や工具の扱い方を習得するつもりではじめると、段々とできることが増えるので達成感を覚えやすくモチベーションも持続しやすいのでおすすめです。 下処理が不十分 たとえば下穴開けや塗装前のやすり、なにかを設置する前段階の基礎部分がおざなりだと、そのまま完成時のクオリティも下がってしまいます。 もちろんひとつひとつの工程が大事なのですが、基礎となる下処理は特に気を付けて丁寧に行いましょう。 塗装前の表面がボコボコ・ざらざらしていないか ヤニ止め(シーラー)をしているか きちんと水平がとれているか 工具や道具の状態は良いか などをチェックしてから、塗装や組立などの作業に移りましょう。 歪みが出る 棚板や天板、完成物に歪みが出る場合、 水平がとれていない 目印を付けていない などが原因として考えられます。 水平器は偏りが出ないように、両側を測定します。 対象物に対して水平器のサイズが小さい時は、真っすぐの角材の上に乗せて水平を取る方法もおすすめです。(歪みのない木材を使用してください) 画像引用元:水平器(水準器)の使い方・種類・気泡の読み方を詳しく解説! - DIYレシピ情報サイト | tsukuroもっと by motto studio 目印は一々つけるのが面倒と感じるかもしれませんが、見た目や使用感に影響するので定規などを使って都度きちんとマークしましょう。 キャンプグッズをDIYする人も増加中 キャンプブームの広がりによって、キャンプ用品やグッズをDIYする人も増えてきています。 特に、オーガニックなキャンプがお好きな方からは、市販の製品よりも自分で作ったキャンプギアの方が他人と被らず愛着が湧くという意見も多く見られます。 DIYするのに人気のキャンプグッズは、 テーブル ランタンスタンド 鍋敷き 調理グッズの収納 などです。 uncle-b ONLINE STOREではキャンプに役立つグッズや、キャンプ用品のDIY・補修に使うグッズも取り揃えております。 uncle-bオリジナルグッズも販売しておりますので、こだわりのアウトドア空間を作りたい方はぜひオンラインストアもご覧ください。 まとめ DIYは作業内容やレベルの定義があるわけではなく、自分自身で補修・作成・設置しようとする理念そのものを指します。 DIY初心者やこれから始める人も、「難しそうだから・・・」と考えすぎずに、まずは簡単なものから始めてみましょう。 思いもしなかった自分の才能やセンスに出会えるかもしれません。 uncle-bでは、DIYに必要な電動工具や木材などを取り揃えております。 DIY初心者から上級者の方まで、グッズをお探しならオンラインストアをぜひチェックしてみてください。 uncle-b ONLINE STORE
2022.07.15