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鉄を切断する工具のおすすめは?種類やメリットデメリットを解説
鉄の切断に使う工具には、多くの種類があり、それぞれに特徴とメリット、デメリットがあります。目的や使用環境に応じて、最適な工具を選ぶことが重要です。 また、作業時にはケガをするなど、様々なリスクが伴います。そのため、安全にも配慮しつつ作業しなければなりません。本記事では、鉄の切断に適した工具の種類とそのメリット・デメリット、工具を扱う際の注意点を詳しく解説します。 目次 1.鉄を切断する工具の選び方 1-1.どこで切断することが多いのか 1-2.どのような形状の鉄を切断するのか 2.鉄を切断する工具の一覧とメリットデメリット 2-1.板金金切ハサミ 2-2.ニブラ 2-3.丸ノコ 2-4.チップソーカッター 2-5.ディスクグラインダー 2-6.ジグソー 3.鉄を切断する工具を扱う際の注意点 3-1.安全に配慮した服装で行う 3-2.電源を確保しておく 3-3.専用の手袋を利用する まとめ:鉄の切断には適した工具を選ぼう 鉄を切断する工具の選び方 鉄を切断する工具を選ぶ時は、下記の2点を確認しましょう。 ・どこで切断することが多いのか・どのような形状の鉄を切断するのか それぞれ詳しく解説します。 どこで切断することが多いのか 鉄を切断する場所によって、適した工具が変わります。例えば、屋内の工房やガレージで切断を行う場合、電動工具を使用することが一般的です。電源が確保されており、作業スペースも広いため、グラインダーやバンドソーなどの大型工具が使用できます。 一方、屋外での作業や電源が確保できない場所では、手動工具やバッテリー駆動の電動工具が便利です。また、狭い場所や高所での作業では、コンパクトで持ち運びが容易な工具が必要となります。このように、作業環境に応じて適切な工具を選ぶことが重要です。 どのような形状の鉄を切断するのか 鉄の形状によっても、使用する工具が異なります。例えば、薄い鋼板や細い棒材を切断する場合は、手動の金属用ノコギリや薄刃グラインダーが適しています。これらの工具は、繊細な作業に向いており、切断面をきれいに仕上げることが可能です。 一方、厚い鋼材やパイプ、角材などの頑丈な形状の鉄を切断する際には、バンドソーや切断機が適しています。これらの電動工具は強力で、厚みのある素材でも短時間で切断できるため、効率的な作業が可能です。鉄の形状に応じた工具の選定が、作業の効率と仕上がりに大きく影響します。 鉄を切断する工具の一覧とメリットデメリット 鉄を切断する際に使う工具には、以下のようなものがあります。 板金金切ハサミ ニブラ 丸ノコ チップソーカッター ディスクグラインダー ジグソー それぞれどんな工具なのか、またメリットとデメリットについて、詳しく解説します。 板金金切ハサミ 板金金切ハサミは、手軽に鉄を切断できる手動工具です。電源を必要としないため、作業環境を問わず、どこでも使用できます。 特に、薄い鉄板や鉄製シートの切断に適しています。また、作業中は火花が出ないため、安全性が高いです。 しかし、板金金切ハサミは手動での作業が求められるため、長時間の作業には適していません。また、切る力が弱いため、分厚い鉄の切断にも不向きです。力を加えると、作業者の疲労が蓄積しやすい点にも注意が必要です。 さらに、鉄の切断精度は作業者の技量にも依存するため、きれいな切断面や統一的な切断面を作りづらくなります。 ニブラ ニブラは鉄を高速で精密に切断することが可能な工具です。複雑な形状の鉄や曲線の鉄など、様々な形の鉄でも柔軟に切断できます。 ニブラを使った場合は、鉄の変形が少なく、美しい仕上がりを得られるのがメリットです。また、ニブラでの作業中は切りくずが飛び散りにくいため、清潔な作業環境を保つこともできます。 一方で、ニブラは高価な点がデメリットです。さらに、日々の細かいメンテナンスも必要となります。メンテナンスを疎かにしていると、故障して使えなくなるかもしれません。また、ニブラを使った際の切断面は細かくなります。そのため、厚い鉄板の切断にはあまり適していません。 丸ノコ 丸ノコは、鉄の直線的な切断に非常に適している工具です。丸ノコを使うと、スピーディーかつ効率的に作業できます。丸ノコには強力なモーターが内蔵されており、厚い鉄材や複数の層を一度に切断可能です。uncle-bでは、コードレスで使用できる丸ノコを取り扱っております。コードレスなので、バッテリーを充電しておけば、電源を取れない屋外などでも作業可能です。 一方で、丸ノコを利用するのはやや危険性を伴います。なぜなら、丸ノコでは高速回転する刃を使うため、使用時に大きな騒音と振動が発生し、火花も飛び散る可能性があるためです。誤って切断ラインを外すと修正が難しいこともデメリットでしょう。曲線の切断にも向いていません。 チップソーカッター チップソーカッターは、精密かつ高速に鉄を切断できる電動工具です。刃が長持ちし、切断面を綺麗にできるメリットがあります。切断時に発生する火花や熱が少ないため、安全で作業環境を保ちやすいのもメリットです。 一方で、チップソーカッターは高価な点がデメリットとして挙げられます。硬度の高い材料や厚い鉄材にも使用できますが、刃が消耗して使用寿命が短くなる可能性がある点も注意です。また、騒音が発生しやすいため、周囲に配慮して作業することが求められます。 ディスクグラインダー ディスクグラインダーは多用途に使える工具です。例えば、鉄の切断、研磨、削り出しなどができます。サイズがコンパクトで持ち運びやすく、狭い場所での作業も可能です。 ディスクグラインダーのデメリットとしては、回転が高速であるため、火花や粉塵が大量に発生する点、鉄の切断面が粗くなりやすい点などが挙げられます。 ジグソー ジグソーは複雑な曲線や細かいカットに非常に適している工具です。ジグソーを使うと、柔軟性のある切断作業ができます。刃の交換が簡単なので、メンテナンスも楽です。uncle-bで販売しているコードレスジグソー(CJ14DSL)は、わずかワンタッチで刃の交換が可能です。また、操作が比較的簡単なので、初心者にも扱いやすいでしょう。 一方で、ジグソーは厚い鉄材や硬い鉄材の切断には不向きです。また、切断速度が遅いため、大量の作業も難しい点はデメリットと言えます。 鉄を切断する工具を扱う際の注意点 工具を使って鉄を切断する際に注意したいのは、下記の3点です。 安全に配慮した服装で行う 電源を確保しておく 専用の手袋を利用する それぞれ詳しく解説します。 安全に配慮した服装で行う 鉄を切断する際は、火花や切りくずから身を守るため、長袖や長ズボン、耐火性のある作業着など、安全に配慮した服装を心がけましょう。また、保護メガネや防塵マスク、耳栓も用意しておくことで、安全性を確保しながら作業ができます。 電源を確保しておく 電動工具を使用する際には、安定した電源を確保することが重要です。延長コードが必要な場合は、適切な容量のものを選び、過負荷を避けましょう。電源を確保できないと、電動工具は使えません。 専用の手袋を利用する 切断作業では、鉄の鋭利な部分や工具の刃から手を守るため、耐切創性や耐熱性のある専用の手袋を必ず着用しましょう。ただし、手袋をしていても、手が機械に巻き込まれれば大けがをするリスクがあります。そのため、作業中は細心の注意を払い、集中することが大切です。 まとめ:鉄の切断には適した工具を選ぼう 鉄を切断する際には、作業場所や鉄の種類に応じて、適した工具を選ぶことが大切です。適切な工具を選ばないと、目的に沿う鉄の切断ができなくなります。主に、下記のような工具を鉄の切断時に使えます。 ・板金金切ハサミ・ニブラ・丸ノコ・チップソーカッター・ディスクグラインダー・ジグソー uncle-bでは、鉄を切断したい時に使える工具を多数揃えています。「鉄を切断する工具が見つからない」「どの工具を使えば良いのか分からない」とお悩みの方は、ぜひuncle-bのサイトから探してみてください。
2024.09.20
DIYに必要な電動工具とおすすめの製品・メーカーを紹介
DIYにはさまざまな工具が必要ですが「何が必要かよくわからない」という方も多いでしょう。工具それぞれの用途を理解したうえで、自分に必要な工具をそろえる必要があります。 今回の記事では、DIYの初心者がしばしば必要とする工具をおすすめ製品と共に紹介しします。どの工具を買っていけばわからないという方は、ぜひ参考にしてください。 目次 1.電動工具とは? 2.DIY初心者に必要な工具とおすすめ製品・メーカー 2-1.インパクトドライバー 2-1-1.おすすめ製品・メーカー|ボッシュ IPD118 2-2.ドリル・ドライバー 2-2-1.おすすめ製品・メーカー|HiKOKI FDB3DL2(LCS) 2-3.電動丸ノコ 2-3-1.おすすめ製品・メーカー|京セラ 丸ノコ617500A W-1910 2-4.サンダー 2-4-1.おすすめ製品・メーカー|MAKITA ランダムオービットサンダー BO5030 2-5.ジグソー 2-5-1.おすすめ製品・メーカー|ボッシュ ジグソー GST90BEN 2-6.ルーター 2-6-1.おすすめ製品・メーカー|HiKOKI 36Vコードレスルーター M3612DANN 2-7.電気カンナ 2-7-1.おすすめ製品・メーカー|MAKITA 82mm充電式カンナ KP181DZ 2-8.ディスクグラインダー 2-8-1.おすすめ製品・メーカー|京セラ ディスクグラインダー 脱着式 RG1262 3.電動工具セットを買うのもおすすめ 4.電動工具をそろえるときのポイント 4-1.優先順位をつけて買いそろえていく 4-2.収納場所を確保する 4-3.電源に着目して商品を選ぶ 電動工具を買いそろえてDIYを本格的に始めよう 電動工具とは? 電動工具とは、電力を主な動力源として動く工具のことです。さまざまな種類があり、正確な作業や人力では困難な大きな力が必要な作業などに対応しています。 工場や工事現場などではごく一般的に使用されています。DIYでも必要な工具を揃えておくと、作業をスムーズに進められたり工作できる物の幅が広がったりします。 同じ工具でも充電式とコンセント式のものがあったり、サイズや機能性が異なったりします。高性能で大がかりな物は費用も高くつく場合があるので、作業シーンに合わせて適度な製品を購入するのがおすすめです。 DIY初心者に必要な工具とおすすめ製品・メーカー 工具の種類は、一般の方が使用できる物に絞っても多岐にわたります。初心者がまず揃えていきたい工具はつぎの通りです。 ・インパクトドライバー・ドリル・ドライバー・電動丸ノコ・サンダー・ジグソー・ルーター・電気カンナ・ディスクグラインダー それぞれの工具の特徴や、初心者におすすめの製品について詳しく紹介します。 インパクトドライバー インパクトドライバーは、ネジ締めに特化した電動工具です。トリガーを引くと 先端のドライバービットが回転して、ネジを締めることができます。回転と共にインパクト(打撃)が加わるため、人力で締めるよりも高速で堅く締め付けられるのが特徴です。 おすすめ製品・メーカー|ボッシュ IPD118 小型で充電式のインパクトドライバーです。18Vで充分なパワーを発揮する一方で、振り回されにくく自宅のDIYでも使いやすいのが特徴です。ボッシュ独自のパワーマネジメント回路「シニオンチップ」により、充電式でありながら空→フル充電で約33分の作業可能時間を実現しています。 ドリル・ドライバー ドリル・ドライバーは、インパクトドライバーに穴開けドリルの機能を兼ね備えた電動工具です。木材などを扱うときに小さい穴を開ける機会が多い方にはおすすめの製品といえます。トリガーを引くと、先端に取り付けたビットが回転して作業できます。ビットの先端をドライバーにするか、先端のとがった穴開けドリルにするかで作業内容が変わります。穴あけ作業では、木工φ25mm程度、鉄工φ13mm程度まで対応可能です。 おすすめ製品・メーカー|HiKOKI FDB3DL2(LCS) こちらのドリル・ドライバーはリチウムイオン電池式で、急速充電器UC3SFLが標準付属となっている商品です。用途に合わせてストレート型とピストル型に形状を変えて利用できます。 21段クラッチ付きで簡単にトルク調整ができるのも特徴です。また、スピンドルロックを使用すれば電気で動作しなくなり、手回しドライバーとしても使えます。手元を明るく照らすLEDライトがついているので、暗がりでも作業しやすくなっています。 電動丸ノコ 電動丸ノコは、円盤型のノコギリがついた工具です。スイッチを入れるとノコギリが高速回転して、強い力を入れずとも堅い素材を切断できます。木材などの加工時間を短縮したり、より正確にまっすぐ切断したりするうえで重宝する工具です。 切り込みの深さやノコ刃の角度を調節できる機能がついている製品もあります。DIYでも定番の便利な工具である一方、大けがにつながるリスクが高い工具です。使い方を理解したうえで安全に配慮して使用するのが大切です。 おすすめ製品・メーカー|京セラ 丸ノコ617500A W-1910 4.7mのコード式でノコ刃の外径が190mmの丸ノコです。最大切り込み深さは68mmとなっているため、これより薄い木材なら切断が可能です。52pチップソーを採用し、切れ味と仕上がり面の美しさを両立しています。 ダブルロック方式を採用することで、初心者でも切断面の傾斜を安定させられます。ソフトグリップハンドルが握りやすく、手にフィットして作業しやすいのが特徴です。3.4kgと比較的重量があるので、作業の際には注意して扱いましょう。 サンダー サンダーとは、表面を荒削りしたりなめらかに仕上げたりするために使用する工具です。また、木材の表面のキズを隠すときに使用する場合もあります。 動作によって細かくいくつかの種類があります。 オービタルサンダー|サンドペーパーを取り付けて表面を削る ランダムアクションサンダー|偏芯運動に回転運動を加えて研磨 ベルトサンダー|「サンディングベルト」と呼ばれる帯状のサンドペーパーを回転させて研磨 大本の機能は大きく変わりませんが、使いやすい製品を選びましょう。 おすすめ製品・メーカー|MAKITA ランダムオービットサンダー BO5030 こちらは2mのコードがついている電源式の工具です。人間工学を踏まえて開発されたボディ形状とソフトグリップ採用により、手にフィットしやすい構造に。疲れにくく安定した作業が行えます。偏心+回転運動の二つのアクションでスムーズに仕上げ作業が可能です。 また、吸じん機能が内蔵しているため、作業場所が汚さずにすみます。防じんカバーがついているため、工具内への粉じん侵入も防いでくれます。別売りにはなりますが、集じん機と接続すればさらにクリーンな状態で作業可能です。 ジグソー ジグソーは、細長い刃を取り付けて、電動で前後運動させて切断する仕組みの工具です。丸ノコと比べると作業スピードは遅い反面、安全性も高いため初心者でも扱いやすい工具となっています。 刃が細長いため、慣れてくると曲線状に切断する時などに便利です。正確な直線は丸ノコ、曲線はジグソーといった形で使い分けるのも一つの方法です。 おすすめ製品・メーカー|ボッシュ ジグソー GST90BEN 初心者におすすめの弓形のハンドルジグソーです。電子無段変速トリガー付きで、日常のDIYなどに使いやすい製品となっています。「ボッシュSDSシステム」により工具なしでノコギリ刃を簡単に装着・交換できます。 粉塵吸引の機能が一体となっているため、作業時に発生する木くずの飛散を減らせます。最大で90mmの板を切断可能です。2.5mのコードがついている電源式です。 ルーター ルーターとは、木材の画取り、溝彫りなどに使用する電動工具です。先端部分のビットにさまざまな形状をしたものが用意されているので、用途に合わせてうまく使い分けましょう。 両手でハンドルを持って操作する仕様になっているため、材料を完全固定できる状態で作業する必要があります。作業環境を整えたうえで使用してください。 おすすめ製品・メーカー|HiKOKI 36Vコードレスルーター M3612DANN コードレスタイプのルーターで、壁面の窓抜き作業や足場で電源コードが邪魔になりません。業界初のブラシレスモーター搭載によりハイスピードな切断や窓抜き作業を実現させました。 切断スピードは、HiKOKIの従来品対比で1.4倍となっています。ハンドル部にアクションスイッチがついているので、簡単に電源ON/OFFが可能です。ONのロック機能がついているので、誤作動を起こしにくい仕組みとなっています。 電気カンナ カンナは、木材の表面を削ってなめらかにする工具で、これを電動にしたのが電気カンナです。電気カンナであれば、初心者でも比較的簡単に木材の仕上げができます。 また、より幅広い面積を効率的に作業できるのも特徴です。両手で本体とハンドルを持って、一定のスピードで切削を進めていきましょう。 おすすめ製品・メーカー|MAKITA 82mm充電式カンナ KP181DZ こちらは充電式の電気カンナとなっていますが、1回の充電で122m(切削深さ1.0mmの場合)相当の作業ができるのが特徴です。一方でパワーも強く、最大切削深さは3mmでノブを操作すれば深さを細かく調節できます。軽負荷で高速回転、重負荷で高トルクと自動変速の機能がついているのも特徴です。 充電式の集じん機とBluetoothで無線連動しているため、作業と同時に粉じんの除去を自動で進められます。替刃式なので刃の交換により長期間により使用可能です。 ディスクグラインダー ディスクグラインダーは、先端の円盤ディスクを交換することで、研磨、切削、切断といった複数の作業に使用可能な工具です。金属の研磨が中心ながら、木材にも使用できる製品が多く見られます。 ディスクには、さまざまな種類が付属しています。 切断砥石|金属切断 ダイヤモンドカッター|コンクリートやタイルの切断 サンディングディスク|木材や金属の研削・研磨 ワイヤーブラシ|汚れ・サビ落とし 一台で多様な作業に使えるのは便利ですが、ディスクがむき出しになっているため、カッターを設置している状態では危険性が高いので、取扱には特に注意しましょう。 おすすめ製品・メーカー|京セラ ディスクグラインダー 脱着式 RG1262 最大の切り込み深さが一定となっていて、作業がしやすいのが特徴です。ギヤヘッドをスリムにしたため、狭いところでも作業しやすい製品となっています。 フィルターやラビリンス構造により防じん性能が高いのも特徴です。グリップは直径56mmとスリムで握りやすくなっています。 電動工具セットを買うのもおすすめ どの工具を揃えていけば良いか分からないという方は、電動工具セットを購入するのも一案です。電動工具セットには基本的な工具が一式揃っています。 単品でそれぞれ購入するよりも安く揃えられる場合が多いです。バッテリーに互換性があり複数の製品を一つの電源で扱えます。 セットで購入すると、工具を整理・収納するケースもついていて整理整頓がしやすいのも特徴です。DIY初心者は、まず工具セット一式を購入するのもよいでしょう。 電動工具をそろえるときのポイント 多種多様な電動工具を揃えていくときの考え方を紹介します。参考にして、作業をスムーズに進められるよう、効率良く工具を揃えていきましょう。 優先順位をつけて買いそろえていく 一気に全ての工具を揃えるとかなりコストがかかってしまうので、優先順位付けをして買っていきましょう。 自分が日々おこなうDIYの中で頻繁に行う作業、かつそのなかでも重労働だったり、手作業ではうまくできなかったりする作業を整理しましょう。そのうえで、その作業を効率化する工具から買いそろえていくのがおすすめです。 収納場所を確保する 購入前に収納・整理する場所を確保してください。電動工具の中には危ない物が多く、不用意に放置すると事故やケガの原因となります。特に刃物類の取扱には充分な注意が必要です。購入した製品を安全に保管できる場所をあらかじめ作った上で、製品を揃えましょう。 電源に着目して商品を選ぶ 多くの工具においてコード電源式と充電式があります。作業シーンや作業時間を踏まえて自分に合った製品を選んでください。野外で電源のない場所で作業するなら充電式が便利です。 一方で室内や自宅周辺でコンセントがある環境で使用するならコード式の方が長時間使えます。作業する上でコードが邪魔になるかどうかも検討したうえで、自分に合った製品を選んでください。 電動工具を買いそろえてDIYを本格的に始めよう 一般家庭で扱いうる物に絞っても、多岐にわたる電動工具が存在します。全てを一気に揃えようとしなくて良いので、自分が頻繁に使いそうな工具から検討していきましょう。 もし工具選びに迷ったら、まずは電動工具セットを購入し、工具の扱いに慣れてきたら徐々にアップグレードしていくのも一案です。 uncle-bでは、今回紹介した電動工具をはじめ、さまざまなDIY用の工具や素材を扱っています。DIYを趣味としている方は、是非一度Webサイトを覗いてみてください。 uncle-bのWebサイトを見てみる
2024.05.24
DIYで使えるサンドペーパーの選び方と電動工具
サンドペーパーはDIYにおいて、ささくれやすい木材の表面や角を滑らかにしたり、塗装前に塗料の付きをよくするために用いられます。 様々な素材や用途で使われるため、サンドペーパーのタイプや番手をどう選べばいいのか分からないという方も少なくないはず。 今回は、 サンドペーパーの種類 番手の選び方 サンドペーパーの使い方 について詳しく解説いたします。 目次 1.DIYで使われるサンドペーパーの種類 1-1.紙やすり 1-2.空研ぎペーパー 1-3.耐水ペーパー 2.サンドペーパーの番手は作業に応じて使い分けよう 2-1.粗目は塗装剥がしなどに 2-2.中目は木地調整に 2-3.細目は下地調整や木肌を滑らかにする際に 3.サンドペーパー4つの使い方と適した用途 3-1.手で持って使う:細かい部分や微調整に 3-2.余った木材に巻く:工具がない時の面のやすりがけに 3-3.ハンドサンダーを使う:広い面のやすりがけに 3-4.電動サンダーを使う:効率よく作業したい時に まとめ DIYで使われるサンドペーパーの種類 DIYで使われるサンドペーパーややすりには様々な種類があります。 一般的によく知られている紙やすり以外にも、布を使ったもの、スポンジを使ったものなどがあり多様な用途で用いられています。 こちらでは、紙を基材にしたサンドペーパーの種類を3つご紹介していきます。 紙やすり 画像引用元:紙やすり - Wikipedia 紙やすりは研磨剤や砥粒を塗布した紙のことで、リーズナブルに買えることから広く用いられています。 ベースの紙が薄いため耐久性が低いので、頻繁に交換する必要があります。 空研ぎペーパー 空研ぎペーパーは、紙やすりと同じく紙を基材にしたサンドペーパーです。 合成樹脂や目詰まり防止剤でやすり面をコーティングしているため、普通の紙やすりよりも目詰まりしにくく耐久性に優れています。 耐水ペーパー 画像引用元:紙やすり - Wikipedia 耐水ペーパーは、耐水性の高いサンドペーパーのことです。 防水処理をした紙を基材としているため、金属研磨のように摩擦熱を押さえるために水を使う湿式研磨に用いられます。 作業中に削った粉塵が目に詰まってしまっても、洗い流して再使用できるのは耐水ペーパーならではのメリットと言えるでしょう。 木材など吸水性の高い素材に使用する場合は水は使用せず、そのまま使います。 サンドペーパーの番手は作業に応じて使い分けよう サンドペーパーの番手は〇〇番、または#〇〇と表記され、粗さ・細かさを示しています。 数字が小さいほど目が粗く大きいほど細かいのですが、それは1㎠あたりの砥粒の数を示しているためです。 砥粒の数が少ない=砥粒が大きいので目が粗く、砥粒の数が多いと細かい粒子が塗布されているので細かい目ということになります。 粗目中目細目の順番で使用します。 粗目は塗装剥がしなどに 40~100番くらいの番手を粗目と分類することが多いです。 粗目のサンドペーパーは、 ケバ取り バリ取り 荒材のやすり掛け 塗装剥がし 荒加工 エイジング処理 などに使われます。 ケバ取りやバリ取りにサンドペーパーを使う際は、ケバの繊維と逆方向にやすり掛けするとささくれてしまうので丸く円を描くようにやすり掛けしてください。 中目は木地調整に 120~240番くらいの中目サンドペーパーの用途は、以下のようなものがあります。 塗装前、ニス塗り前のやすり掛け 錆びや焦げ取り 木地調整 荒仕上げ 面取り 細目は下地調整や木肌を滑らかにする際に 280~800番くらいの細かい目のサンドペーパーは、塗装前に下地を調整したり、表面を滑らかに仕上げるために使われます。 また、400番以上は塗装後の刷毛後を消したり、オイル仕上げなど用途にも用いられます。 刷毛後を消したり、木材にオイル系の塗料を使う際に細目のサンドペーパーを使うと、表面が美しく滑らかに仕上がりますよ。 1,000番以上の超細目もありますが、木材のDIYではあまり使われません。 番手の使い分けはあまり厳格にせず、粗目・中目・細目と大まかで大丈夫です。 サンドペーパー4つの使い方と適した用途 大きなサイズのサンドペーパーや、ロール状のものを使う時は手で任意のサイズに切って使ってください。 ハサミで切り取ると砥粒によって刃が傷つく恐れがあります。 手で持って使う:細かい部分や微調整に 手でサンドペーパーを持って使う方法は、細かい部分の研磨や微妙な力加減が必要な調整作業に適しています。 特にエイジング加工、ダメージ加工などをする時は手でサンドペーパーを使う方がムラが出て味わい深い仕上がりになります。 あとは木材に開けた穴の処理など、道具を使うのが難しい部分の作業におすすめです。 余った木材に巻く:工具がない時の面のやすりがけに 当て板といって小さめの木に巻く方法は、狭い場所・角・面の研磨に使えます。 あまり広い面の研磨作業には適しませんが、手でやるよりも軽い力で安定した作業ができます。 また、余った木材を使えばわざわざ専用の道具を買わなくてもやすり掛けできる手軽さも魅力です。 サンドペーパー用の当て板、ブロック、ホルダーなどの専門の商品も販売されています。 サンドペーパーが装着しやすかったり、滑りにくい加工が施されている製品も。 ハンドサンダーを使う:広い面のやすりがけに ハンドサンダー(または手動サンダー)はハンドルがついたホルダーにサンドペーパーをセットして使うアイテムです。 しっかりとサンドペーパーが固定でき、サイズも大きめな物が多いので、塗装前の調整など広い面に作業する際に役立ちます。 電動サンダーを使う:効率よく作業したい時に 電動サンダーは、サンドペーパーや専用のディスクを取り付けてやすり掛けや研磨などを行うための電動工具です。 手作業とは比較にならない程効率よく作業できるため、DIYを始めたばかりの方にもおすすめのアイテム。 大まかに以下の3つに分けられます。 ・オービタルサンダー 振動の力でやすり掛けをする電動サンダーです。 研磨力はそれほど強くありませんが、仕上がりがよく負担が少ないので繊細な作業におすすめです。 サンドペーパーを本体に挟みこむ構造のものが多く、市販のリーズナブルな紙やすりを装着して使えます。(パッドに穴が空いている製品に装着する場合は紙やすりにも穴を開けてご使用ください。) ・ランダムサンダー 振動と回転の力で研磨する仕組みの電動サンダーです。 金属の錆び取や広面の作業など、パワフルさや時短が必要な作業におすすめです。 パッドに付けるディスクツールを付け替えると、やすり掛け以外にもワックスがけなどの作業が可能です。 ・ベルトサンダー キャタピラーのように、サンディングベルトが回転して研磨する仕組みのサンダーです。 研磨力が高く、金属のバリ取りや広い面の塗装剥がしなどの作業に使われます。 手で持って使うタイプと卓上に設置して使う据え置きタイプがありますが、DIYよりもプロの現場で使われることが多いタイプです。 uncle-bではDIYで使いやすい小型のオービタルサンダーを、レベル別に2種類取り扱っております。 どちらのタイプも本体上部に握りやすい大型のソフトグリップが搭載されており、力を均一に掛けながら安定したサンディング作業が可能。 コンパクトなサイズ感でありながら、 ダストバッグ付き 回転数毎分14,000回 5.2m/s²/ と高いスペックのモデルとなっています。 セット内容は機種によって異なるので、商品ページから詳細をご確認ください。 【初~中級者向け】 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】ミニサンダ(FSV12SG) 【プロ仕様】 uncle-b ONLINE STORE / 【Hi KOKI】ミニサンダ(SV12SG) まとめ サンドペーパーはそれほど目立ちませんが、木材の表面をフラットに整えたり、塗料の付きを良くしたりとDIYをする上で無くてはならない存在です。 サンドペーパーが上手に使えるようになるとDIYの仕上がりや使い心地がよくなるだけでなく、エイジング加工など自分好みのアレンジも可能です。 今回ご紹介した種類や番手、工具のポイントを押さえてサンドペーパーを使い分けてみましょう。
2023.05.19
木ねじの種類や使い方を押さえて木工DIYを充実させよう!
木ねじは木材用のネジで、DIYでもよく使われています。 素材や形状によって特徴も異なるので、ポイントを抑えてDIYに役立てましょう。 今回は、木ねじの特徴について素材や種類ごとに詳しく解説いたします。 基本的な使い方についてもご紹介しておりますので、これからDIYを始める方のご参考になれば幸いです。 目次 1.木ねじとは木材用のネジのこと 2.木ねじの種類を素材・形状・規格から解説 2-1.木ねじに使われる素材 2-2.木ねじの形状と規格 2-2-1.皿頭 2-2-2.丸皿頭 2-2-3.丸頭 2-3.その他の木ねじの種類 2-4.半ねじと全ねじ 3.木ねじの基本的な使い方 3-1.材木の厚さや用途にあった木ねじを選ぶ 3-2.下穴を開ける 3-3.木ねじを打ち込む まとめ 木ねじとは木材用のネジのこと 木ねじ(もくねじ)とは、木材を留めるために使われるネジのことです。 下部2/3がねじ部で、上部1/3はねじなしでねじ部よりも太いというユニークな形状ですが、これには木材に使用する故の理由があります。 無垢材はねじが打ち込まれたりして広がっても、元の状態に戻ろうとする性質があります。 その作用が働いた時に、ねじ無しの太い部分がきつく挟まれてねじが抜けにくくなるのです。 木ねじはタッピングねじと用途が似ていますが、木ねじの方が強度は弱いので金属には使用されません。 木ねじの種類を素材・形状・規格から解説 木ねじの種類について、 ねじの素材 形状 規格 の3つに分けて詳しく解説していきます。 木ねじに使われる素材 木ねじに使われる素材としては、ステンレス・鉄・真鍮などがあります。 素材によって特徴が以下のように異なります。 ・ステンレス:強度に優れ、水や湿気に強く錆びにくい ・鉄製:使われるメッキによって耐食性などが変わるが、リーズナブル ・真鍮製:金色が特徴。柔らかく、小さい木ねじに使われることが多い 湿気のある場所で使うならステンレス、コスパを重視するなら鉄製・・・のように、用途に合わせて使い分けましょう。 木ねじの形状と規格 木ねじの形状は、 皿頭 丸皿頭 丸頭 の3種類が一般的に広く使用されています。 それぞれの形状の特徴と、よく使用されるサイズの規格についてご紹介します。 皿頭 画像引用元:木ネジ(もくねじ)/よくわかる規格ねじ 皿頭の木ねじは、フラットなネジ頭で木ねじで最もよく使われる形状です。 木材に埋め込んで使われます。 丸皿頭 画像引用元:木ネジ(もくねじ)/よくわかる規格ねじ 丸皿頭は、皿頭の頭部が盛り上がっているタイプの木ねじです。 丸頭よりも頭部の曲線は緩やかです。 丸頭 画像引用元:木ネジ(もくねじ)/よくわかる規格ねじ タッピングねじのナベ頭のように、こんもりとした形が特徴的な木ねじです。 しっかりと固定するためにワッシャーを併用することもあります。 その他の木ねじの種類 上記でご紹介した以外にも、 コーススレッド:ねじ山が大きい粗目造作用の木ねじ スリムビス:ねじが細長く木材が割れにくい ミニビス:釘のように細く主に内装に使用される などのバリエーションもあります。 木材の種類や厚みに合ったものをお選びください。 半ねじと全ねじ 全ねじと半ねじは、ねじ全体に置けるネジ山の割合を意味します。 半ねじはネジ山が半分~2/3程度のもので、木ねじも該当します。 全ねじはビス全体にネジ山があるタイプで2枚の木材に打ち込んだ場合、上部のねじが締まると回転が止まってしまいます。 そのため下の木材の締め付けが緩くなり、上下で隙間ができる可能性があります。 木ねじの基本的な使い方 木ねじの基本的な使い方について見ていきましょう。 材木の厚さや用途にあった木ねじを選ぶ まずはDIYで使用する材木の厚みや、用途にあった木ねじを用意します。 無垢材を使用する場合はビス打ちの際に割れることもありますが、合板や集成材などは比較的割れが起きにくいのでDIY初心者の方にもおすすめです。 uncle-bでは、木工DIYで使いやすい合板を多数取り扱っております。 【合板】 ・ラワンベニヤ 家具や外壁などの下地材として使われている耐水性に優れた合板(ベニヤ)です。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / ラワンベニヤ ・シナベニヤ 強度と耐久性が高いベニヤ合板の片面にシナを貼り合わせたDIY材です。 薄い木色で手触りも滑らかで、塗装もしやすく仕上げ材としても仕様できます。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / シナベニヤ(シナ/片面) ・針葉樹合板(ラーチ) カラマツや杉などの針葉樹の木材を薄くスライスして、単板を貼り合わせた針葉樹合板です。 木目が粗くささくれが出やすいため下地材としての使用がおすすめです。価格もリーズナブルでDIYにおすすめの材料です。 厚み:12mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 uncle-b ONLINE STORE / 針葉樹合板(ラーチ) 【ランバー】 ・ラワンランバー 軽くて柔らかいファルカタ材をブロック状にして継ぎ合わせたランバーコアを芯材に使用し、耐久性に優れたラワン材で挟みました。 軽量で反りにくいという特性を持った、コストパフォーマンスがよい材料です。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / ラワンランバー ・シナランバー ランバーコアをシナの単板で挟みました。シナベニヤよりも軽くてリーズナブルで、DIYからプロの現場まで広く使われています。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / シナランバー(シナ/両面) ・ポリランバー ランバーコアをポリエステル化粧板で挟んだ材料で、表裏をポリエステル加工しているため塗装や処理の手間が簡略化できます。 本棚やカウンターの天板などにおすすめです。 厚み:12・15・18mm サイズ:300×300・300×600・300×900・450×450・450×600・450×900 ※450×900のみ厚みは12・15mmの2種類 uncle-b ONLINE STORE / ポリランバー BDR544 下穴を開ける ねじを入れたい部分に、キリやドリルで下穴を開けましょう。 下穴の目安は大体木ねじの太さの7割程度を目安にしてください。 木ねじは焼き入れしていないものが多いので、インパクトドライバーを使用するとねじ頭が潰れやすくなってしまいます。必ずドリルドライバーを使用しましょう。 下穴を開ける作業は、 ねじに負荷をかけすぎない 木材が割れるのを防止する ねじが斜めに曲がって入ってしまうのを防ぐ といった役割があります。 uncle-bでは、レベル別におすすめの電動工具を取り揃えております。 【初~中級ユーザー向け】 プロの現場でも使用されているHi KOKIのDIY向けドリルドライバーです。 締め付けトルクは22段階に調整できるので、様々な作業に使用できます。 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付 【プロユース】 こちらはプロ仕様のモデルです。 木工・アルミ・モルタル・鉄工の穴あけ作業も軽々こなせるハイパワーな機種なので、パワーが必要な作業もスムーズに進められます。 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル(DS14DBL2/NN)※本体のみ 木ねじを打ち込む 下穴を開けたら、ドリルドライバーで木ねじを打ち込みます。 ドリルドライバーはまっすぐ差し込んで、ねじが潰れないように注意しながら荷重をかけましょう。 まとめ 木ねじは、木材をしっかりと留めるために使われるねじです。 焼き入れをしないためねじ頭やねじ穴がつぶれやすいので使用時には注意が必要ですが、木と木を強く引き付け緩みを防ぐという利点があります。 ホームセンターなどでも購入できるので、木材を使ったDIYをしたい方はぜひ活用してみてください。
2023.01.19
棚受け金具の選び方とDIYの方法を解説!
棚受け金具は、ウォールシェルフを固定するために使われるパーツでブラケットとも呼ばれます。 ウォールシェルフはDIYがしやすく実用性が高いため人気がありますが、素材やサイズなど気を付けるべきポイントもたくさんあります。 今回は、棚受け金具を選ぶポイントと取り付ける手順について詳しくご説明いたします。 おすすめの商品もご紹介しておりますので、DIYグッズをお探しの方はぜひ製品選びにお役立てください。 目次 1.棚受け金具にこだわってDIYの仕上がりをランクアップしよう 2.DIYに役立つ!棚受け金具を選ぶポイント 2-1.棚受け金具の材質で選ぶ 2-2.棚受け金具の形状で選ぶ 2-3.耐荷重で選ぶ 2-4.棚板の幅に合わせて選ぶ 2-5.すっきり見せたい場合は目立たないパーツがおすすめ 3.賃貸などでネジが使えない場合はピンを使おう 4.棚受け金具の付け方 4-1.間柱の位置を確認する 4-2.設置位置を決める 4-3.ネジやビスで金具を固定する 4-4.棚板を置いて固定する まとめ 棚受け金具にこだわってDIYの仕上がりをランクアップしよう 棚受け金具とは、壁に棚板を固定するために使用する金具のことです。 DIYブームの定着により、色々なタイプの棚受け金具が手軽に買えるようになりました。 ウォールシェルフはビスで金具を固定して棚板を置くだけで収納やディスプレイのスペースができるので、DIY初心者の方や、これからDIYを始める方にもおすすめです。 工程が簡単だからこそ、棚受け金具のデザインや形状にこだわることで仕上がりも大きく変わってきます。 DIYに役立つ!棚受け金具を選ぶポイント 棚受け金具を選ぶ時には、 材質 形状 耐荷重 棚板の幅 金具のサイズ などがポイントとなります。 以下からそれぞれの要素について詳しく見ていきましょう。 棚受け金具の材質で選ぶ 棚受け金具に使われる材質は、 アルミ ステンレス 真鍮 亜鉛合金 アイアン(鉄) 木 プラスチック(樹脂) などがあります。 キッチン周りや洗面所など、水周りにウォールシェルフを設置する場合は水分に強いアルミやステンレスなどの棚受け金具がおすすめです。 真鍮やアイアン製の棚受け金具はおしゃれで無機質なデザインのものが多く、カフェのようにおしゃれな雰囲気に仕上がります。 棚受け金具の形状で選ぶ 棚受け金具にはいくつかの種類があります。 最もベーシックなのは、棚柱と棚受けを組み合わせるタイプのものです。 画像引用元:棚受・棚柱・締結金具 棚受けの位置を変えられるので、その時々の気分や収納内容に合わせ高さや棚板の数を調整できます。 L字の棚受け金具は一度固定すると取り外さない限り高さは変えられませんが、棚柱がない分見た目がすっきりしているのでディスプレイにも適しています。 画像引用元:棚受・棚柱・締結金具 また、折り畳みができるタイプの棚受け金具は使わない時は畳めるので、サイドテーブルや簡易的な作業スペースが欲しい時にも便利。 画像引用元:棚受・棚柱・締結金具 耐荷重で選ぶ 棚受け金具は、製品によって耐荷重が異なります。 耐荷重とはその棚受け金具が耐えられる重さの目安を意味し、たとえば「耐荷重10kg」と表示されている製品だと10kgまで物を載せられます。 画像引用元:取り付け簡単なのに耐荷重100kg!好きな場所に棚を作ろう | &GP 耐荷重が重いタイプはL字タイプに補強用の金具が付いているものが多いです。 食器や本、置物など重さがあるものを収納したい場合は、耐荷重に余裕を持って金具を選びましょう。 棚板の長さが1ⅿ以上ある場合は真ん中がたわんでしまうので、長さに合わせて3~4個ほど金具を付けましょう。 棚板の幅に合わせて選ぶ 棚受け金具のサイズは色々ありますが、棚板を支える部分が棚板の幅の2/3以上を占めるものをお選びください。 画像引用元:棚のDIYに!アイディア金物5選 | 木材通販のマルトクショップ 棚板の幅に対して金具が小さすぎるとしっかり支えられず、棚板が破損したり、金具に負荷がかかりすぎることがあります。 すっきり見せたい場合は目立たないパーツがおすすめ よりすっきり仕上げたい場合は、金具が見えないタイプもおすすめです。 画像引用元:隠し棚受 IT7020型 上下・左右・角度調整機能付 【スガツネ工業】 壁に対して垂直に棒が付いていて棚板に穴を開けて差し込んで固定するので、周囲からは金具が見えません。 ミニマムなインテリアがお好きな方、ディスプレイするものを目立たせたい方におすすめです。 賃貸などでネジが使えない場合はピンを使おう 賃貸物件などで壁にビスが打てない場合は、跡が残りにくい石膏ボード用のピンなどを使用してみましょう。 ただ、石膏ボード用のピンにも色々な太さがあるので、太い径のピンを使用すると穴が目立つこともあります。 「跡が残りにくい」「賃貸物件におすすめ」などの表記があるものを選ぶとよいでしょう。 棚受け金具の付け方 棚受け金具の取り付け方を工程ごとにご説明していきます。 間柱の位置を確認する 一般的な住宅の壁の多くは、石膏ボードが使用されています。 石膏ボードは下図のような構造で作られます。 画像引用元:一般社団法人 石膏ボード工業会|なくてはならない建材、石膏ボード 石膏ボード自体の強度はそれほど高くないため、ビスを打っても安定しにくいという特性があります。 しっかりと棚を安定させて壁に負荷をかけないためにも、ビスは間柱がある位置に打ち込みましょう。 壁をコンコンと叩いて音の違いで間柱の位置を確かめる方法もありますが、下地センサーのように確実に位置が分かる道具を使うのがおすすめです。 数千円で購入でき、手すりや突っ張り棚を設置する時にも使えるので、DIYをする方はひとつあってもよいでしょう。 設置位置を決める 間柱の位置が分かったら、棚受け金具を取り付ける位置を決めましょう。 メジャーで位置を測って、マスキングテープなどで位置を付けるとずれずに作業がしやすいですよ。 ネジやビスで金具を固定する 設置位置を決めたらビスを打って棚受け金具を固定しましょう。 ウォールシェルフの固定には、パワーの調節がしやすいドリルドライバーがおすすめです。 【初~中級ユーザー向け】 DIY初心者〜中級者の方向けのモデルです。 棚受け金具の固定のような小ねじの締め付けから、木材や鉄工の穴あけまで行えるのでDIYを始めたばかりの方にも大変おすすめです。 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付 【プロユース】 DIY上級者~プロレベルの方は、よりスペックの高いドリルドライバーもおすすめです。 Hi KOKIのDS14DBL2は大きな径の穴あけもこなせるハイパワーモデルで、より難易度の高いものをDIYしたり、複雑な作業をする時にも活躍します。 【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル(DS14DBL2/NN)※本体のみ 棚板を置いて固定する 画像引用元:棚受けとは?DIYで棚板を設置する方法 | WOODONE(ウッドワン)マガジン|広島の住宅建材メーカーWOODONE(ウッドワン)が発信する住宅オウンドメディア 金具を固定したら、棚板を置いてビスまたはねじを打って取り付けましょう。 無垢材と木ねじを使用する場合は、板が割れる恐れがあるので下穴を開けてから取付てください。 uncle-bではDIYに使える木材を多数販売しておりますが、その中でも棚板として使用するのにおすすめな商品をご紹介します。 ・シナベニヤ ベニヤ合板の表面にシナの単板を貼り合わせた木材です。 シナは明るい木色と滑らかな手触りで、家具の仕上げ材として使用されています。 ※シナは片面です。 uncle-b ONLINE STORE / シナベニヤ(シナ/片面) ・シナランバー ファルカタ材を小幅のブロックにして継ぎ合わせたランバーコアという芯材をシナの単板で挟んだ木材です。 こちらは両面シナなので、ウォールシェルフのように棚板の存在感が強いDIYにもおすすめです。 uncle-b ONLINE STORE / シナランバー(シナ/両面) ・ポリランバー ランバーコアの表面にポリエステル樹脂の化粧板を貼り合わせた材料です。 ポリエステル加工面は防水性が高くお手入れもしやすいので、花瓶やコスメ、消毒液や洗剤など液体が入った容器を整理する棚へのご使用もおすすめです。 uncle-b ONLINE STORE / ポリランバー BDR544 色合いを変えたい、木目に深みをプラスしたいという場合は棚板を塗装してみましょう。 uncle-bでは、木目を活かす環境に優しい自然派塗料を取り扱っております。 ・いろはカラー(屋内・屋外兼用) しっかりと着色するタイプです。 カラーバリエーションは、濃茶(ダークブラウン)/栗皮茶(ブラウン)/黄櫨染(ライトブラウン)/黒/洗柿(柔ら かい橙色)/白/山吹(鮮やかで赤みのある黄色)の7種類。 uncle-b ONLINE STORE / 【アールジェイ】いろはカラー(屋内・屋外兼用) ・いろはカラー(屋内専用) よりナチュラルに木目を活かす屋内用の塗料です。 カラーはクリアとナチュラルな白檜(しらべ)の2パターンからお選びいただけます。 uncle-b ONLINE STORE / 【アールジェイ】いろはカラー(屋内専用) まとめ 棚受け金具はシンプルで手軽な部品でありがながら、サイズや素材、形状、耐荷重など選ぶ際のポイントがたくさんあることが分かりました。 ウォールシェルフを設置する場所と、設置する物、お部屋の内装などに合ったものを選びましょう。 本文で解説したように、石膏ボードの壁の場合はトラブル防止のためにも間柱に金具を取り付けるという点に気を付けて、収納やディスプレイを楽しみましょう。
2023.01.19