塗料の種類は、DIY用のものだけでもかなりの数があります。

設置する場所、発色の仕方、付加機能など、組み合わせごとの特徴を知っていれば用途にあった塗料を選びやすくなります。

今回は、DIYで使われる塗料の種類について詳しく解説します。

環境や人に優しい塗料をお探しの方におすすめの塗料もご紹介しております。

 

 

塗料の種類は溶剤と樹脂の組み合わせで選ぶ



木材に使われる塗料は、大きく分けて造膜型と浸透型があります。

造膜型はペンキのように表面に膜ができるタイプで、耐水性・耐久性に優れます。

ただ、塗料で塗りつぶす形になるので木目の質感は感じられずのっぺりとした仕上がりになります。

浸透タイプは塗料が木肌に浸透するタイプです。

木の質感を活かしながら着色できる点がメリットですが、表面に膜を作らないので造膜型よりも耐水性は劣ります。使用する塗料の種類や、木材の性質によってはこまめなメンテナンスが必要になることも。

より詳細な使用感や仕上がり、耐久性は溶剤と樹脂の組み合わせによって異なるのでそれぞれの特徴を押さえて用途・目的に合ったものをお選びください。

 

水性

水性塗料は希釈する溶剤に水を使用している塗料のことです。

シンナーなどの有機溶剤を使用しないので臭いが強くなく、安全に作業できる点がメリットです。

取り扱いも比較的簡単なので、DIY初心者の方にもおすすめです。

以前は水性塗料は耐水性が低いものが多かったのですが、技術の進歩とニーズの増加により外壁にも使えるほど丈夫な製品も増えてきています。

ただ、油性塗料と比較すると乾燥するまでの時間が長く、金属には付着しにくいというデメリットもあります。

 

水性×アクリル系樹脂

水性アクリル樹脂系塗料は、アクリル酸エステルなどをエマルジョン(乳化)加工した塗料です。

建築用としては、向上・倉庫など重量物があまり行き来しない場所の防塵用塗装などに用いられます。

アクリル樹脂の加工性の高さから、機能設計の選択肢が豊富で比較的リーズナブルなのが特徴です。

 

水性×ウレタン系樹脂

ポリウレタン樹脂あるいはアクリルウレタン樹脂を使用した水性塗料は、塗布面が厚めに仕上がります。

そのためきれいな仕上がりやツヤが長く続くので、塗料だけでなく水性のウレタンニスもDIYや屋内塗装によく使われています。

ひび割れしにくく扱いやすいのでDIY初心者でも扱いやすい塗料です。

 

水性×シリコン系樹脂

水性シリコン系樹脂塗料は、アクリル系樹脂と比べて耐久性に優れています。

それはシリコンの構造によるもので、ケイ素原子と酸素原子が結合するシロキサン結合によってガラスなどの無機物と同じように強く結びつきます。

それにより塗膜も強く仕上がるので、外壁などにも使用されています。

 

水性×フッ素系樹脂

水性のフッ素樹脂塗料は水性樹脂の中でも、もっとも耐久性に優れています。

フッ素は他の樹脂よりもはじく力が強いため、硬化した後は汚れや紫外線、雨や風などの影響を受けにくいのが特徴です。

ただし、水性塗料としては価格が高く、2液型の製品も多いため扱うには経験が必要です。

 

油性

油性塗料は希釈剤にシンナーなどの有機溶剤を使用した塗料です。

2液タイプが多く、主剤と硬化材を混ぜて使うため、耐久性・耐水性の高い仕上がりが長期間持続するというメリットがあります。

また、油性塗料は塗った後刷毛目やローラー跡が残りにくく、均一できれいに仕上がります。

一方で、使用後の刷毛・ローラーの手入れや塗料の保管など取り扱いに注意が必要なのも油性塗料ならではの注意点です。

溶剤のシンナーによる影響を受けないように、換気やマスク着用など作業時の安全対策も欠かせません。

 

油性×アクリル系樹脂

油性のアクリル系樹脂塗料は安価で発色もよいため、作業現場・DIY・ペイントアートなど様々な場面で使われています。

市販品の種類も多くリーズナブルなので、入手しやすいという利点があります。

アクリル樹脂単体の塗料は耐久性にやや劣る面もありますが、樹脂の含有量を増やしたり、他の樹脂と組み合わせることでアクリル樹脂特有の弱点を克服した製品も販売されています。

 

油性×ウレタン系樹脂

油性ウレタン系樹脂塗料は、水性のウレタン樹脂塗料よりも密着性に優れています。

弾性があり美しく仕上がり、外壁・木材・塩ビ・鉄など様々な素材に利用されています。

ただ、水分に弱く耐久性がやや低いので、屋外に使用する場合は定期的なメンテナンスが必要です。

 

油性×シリコン系樹脂

油性のシリコン系樹脂塗料は、耐熱性・耐水性・耐候性に優れているため屋外の塗装に適しています。

ツヤがあり硬く仕上がるので、建築用塗料としては一番人気の塗料です。

より耐久性を高めるためにセラミックをブレンドした製品も各メーカーから販売されていますが、仕上がりが硬い分刺激によってひび割れしやすいというデメリットも。

振動を受ける部分には使用しないようお気をつけください。

 

油性×フッ素系樹脂

フッ素は炭素とフッ素が強固に結合した樹脂で、よごれや液体を弾きやすく耐薬品性・耐候性に優れています。

上記の特性からフッ素系樹脂を使用した塗料も人気がありますが、高価で扱いが難しいためあまりDIYでは使われません。

建築用塗料としては、屋根や雨どいなどの塗装に用いられることが多いです。

 

塗料選びに役立つ付加機能



塗料は色や成分の特徴以外にも、付加機能を備えたものが多く販売されています。

DIY用の塗料でも、様々な機能があるので用途に合った機能を上手に活用しましょう。




 

環境や人に優しい塗料をお探しなら「自然塗料いろは」がおすすめ!

塗料には様々な種類があることが分かりましたが、ナチュラル志向だったり、ご家庭にお子様やペットがいたりすると、塗料に使用される化学製品に抵抗がある方もいらっしゃるようです。

「なるべく環境や人に優しい塗料でDIYしたい」という方におすすめしたいのが、「自然塗料いろは」です。

自然塗料いろはは浸透型(ステイン)の塗料で、木目や自然の木が持つ風合いを活かしたままペイントできます。

日本において古くから使用されている天然顔料ベンガラと、桐油、ロジン(松脂)、ミツロウといった植物成分をベースに使用することで、市販されている塗料よりも格段に化学系の成分を減らすことに成功しました。

※有害な化学物質は使用していません。

ベンガラは環境に優しいだけでなく、耐候性・撥水性に優れているため木材や塗装面の美しさを長く楽しむことができます。

 

屋内用クリアカラー

クリア(とうめい)と白檜(しらべ)の2色は、仕上がりの異なるクリアカラーです。

どちらも色味はあまりなくナチュラルに仕上がるので、天然木が元々持っている調湿作用を邪魔しません。

・クリア(とうめい)


とうめいは天然の木目と柔らかさが活きるオイル仕上げタイプで、ほのかなツヤをプラスし木材本来の色を活かしつつ汚れやシミを着きにくい状態に保ちます。

・白檜(しらべ)


白檜(しらべ)はつや消し顔料をブレンドしており、マットに仕上がります。

和室や和風インテリア、素朴な質感がお好きな方におすすめです。

価格は容量によって異なります。詳細は商品ページからご確認ください。

uncle-b ONLINE STORE / 【アールジェイ】いろはカラー(屋内専用)

 

屋内・屋外兼用カラー

木材に色味をプラスしたいという方は、いろはカラーがおすすめです。

いろはカラーはベースの植物油が木材に浸透するので、木の機能や質感を妨げません。

また、一度塗りでもしっかりと色づき伸びも良いので、作業の時短にも繋がります。

屋内・屋外兼用なので、家具・内装・健具・外壁(木部)・濡縁・ドア・ウッドデッキなど様々な部分にご使用いただけます。

uncle-b ONLINE STOREで展開するカラーバリエーションは濃茶・栗皮茶・黄櫨染・黒・洗柿・白・山吹の7色。

日本建築の古色に対応しているので、古民家やヴィンテージ家具のリノベーション時の色合わせもしやすいのが特徴です。



 

uncle-b ONLINE STORE / 【アールジェイ】いろはカラー(屋内・屋外兼用)

 

まとめ

塗料は種類ごとに仕上がりや耐久性、取り扱いの方法が大きく異なることが分かりました。

高機能な塗料も便利ですが、SDGsへの意識の高まりや独特の風合いから自然派塗料の人気も高まりつつあります。

ナチュラルな成分の塗料は環境に優しいだけでなく、安全に作業しやすいのでDIYビギナーの方でも使いやすいです。

お子様とご一緒にDIYしたいという方にもおすすめ!