棚はDIYの定番です。形状やサイズが選べ、組み立ても難しくないので初心者の人でも作りやすいため初めて作るアイテムとしてもおすすめです。

収納やディスプレイなど実用性も高いので、棚が作れるようになれば部屋作りにも役立ちますよ。

今回は、

    • DIY初心者でも作りやすい棚のタイプ
    • 作業の手順
    • おすすめの道具や材料

について詳しくご紹介します。

 

棚が初心者のDIYにおすすめな2つの理由

棚は、DIYを始めたばかりの方にもおすすめのアイテムです。

その理由として、以下の2点が挙げられます。

  • デザインが豊富
  • 作業工程がシンプル

それぞれについて、より詳しく解説していきます。

 

バリエーション豊かで簡単なデザインのものも多い

棚と一言でいっても、スパイスラックのように小さな物からウォールラック、大きな本棚まで様々な種類があります。

ごく一般的な構造の収納棚も他の家具と比べてデザインや作りが複雑ではないので、DIYしやすいアイテムと言えるでしょう。

一から作るのはまだハードルが高いという方は、突っ張り棚に被せる木材のカバーだけ作ったり、棚に必要な材料がカットされてセットになったキットを使うのもおすすめです。

おすすめの収納棚のDIYキットは、後程詳しくご紹介します。

 

材料のカット・ビス留めなどの作業で組み立てができる

棚は大きさやデザインによって多少変化しますが、基本的な構造はシンプルです。

一般的な収納棚は下図の通り、棚板・側板・背板・底板を組み合わせて作ります。(幕板のない収納棚もあります。)

出典:永久保存版!家具などの基本構造を図解! | caDIY3Dオフィシャルサイト

最低限必要な工程は、

  • デザイン
  • 木材のカット
  • やすり掛け
  • 組立

くらいでしょうか。木材のカットも直線のみでよく、難易度の高い作業もないので初心者でも作りやすいです。

木材を真っすぐ切る、ビス留めを適切な力で真っすぐに打ち込む、といったDIYに必要な基本的な技術を身に着ける練習にもなりますよ。

 

DIY初心者におすすめの収納棚のタイプ3選

普通の収納棚以外で、DIY初心者でも作りやすい棚のタイプを3つご紹介します。

 

ウォールシェルフ

ウォールシェルフは、壁に取り付けるタイプの棚です。

小物やグッズなどをディスプレイする「見せる収納」としてはもちろん、キッチンやランドリー用品など毎日よく使うものの整理にも向いています。

ブラケット(棚板と壁を固定するためのパーツ)のデザインも豊富なので、組み合わせ次第で初めてのDIYでもおしゃれに仕上げられます。

賃貸などで壁に穴を開けたくない場合は、穴が目立ちにくいピンで固定するものや、天井と床に突っ張って固定した2×4にビスを打つといった方法があります。

 

ミニラック

ミニラックは、主に小物などの収納に適した小さいサイズの棚です。

サイズの明確な定義はありませんが、卓上で使えるくらいの大きさを指すことが多いようです。

小さいので材料やビスも少量で済みますし、アレンジもしやすいのでDIY初心者でも作りやすいはず。

作業時間もそれほどかかりませんし、

  • 小物入れ
  • 調味料や食品、消耗品のストック
  • 食器収納
  • 趣味のグッズ入れ
  • リモコンや文房具、充電器などの収納

など、様々な用途で役立ちます。

自宅で仕事する機会も多い昨今、卓上収納に適したミニラックがあればデスク周りの整理整頓にも役立つはず。

 

オープンシェルフ

オープンシェルフとは、背板や側板がないタイプの収納棚です。

商品によってデザインや構造が異なるものの、同じ大きさでも一般的な収納棚だとしっかりとした存在感がありますが、オープンシェルフは開放的で軽やかなイメージがあります。

  • お部屋を広く見せたい
  • 抜け感のあるインテリアが好き
  • 観葉植物やアートをディスプレイしたい
  • 棚に仕切りを設けず自由に使いたい

といった方におすすめです。

背板または側板がなくパーツが少ないため、通常の収納棚と比べると工程数は少なめ。

全て木材で作るとナチュラルに、金属のパーツを組み合わせることでインダストリアルな雰囲気になります。

 

棚を作るための4ステップを解説

棚をDIYで作る手順について、詳しくご紹介します。

 

タイプ・デザインを決める

まずは、どんな棚を作りたいのかを決めましょう。

  • 棚のタイプ
  • デザイン
  • 全体のサイズ

上記の3つのポイントを明確にして、それから各パーツのサイズなど細かい部分を詰めていきましょう。

作業内容や必要な材料を把握するためにも、設計図作りは必ず行ってください。

DIYの設計図の作り方、サイズの決め方は『DIY初心者でも設計図が作成できる!コツとサイズの決め方を知ろう』で詳しくご説明しています。

 

材料を調達・カットする

イメージが固まり、設計図ができたら材料を調達しましょう。

DIY用の木材はホームセンター、材木店、オンラインショップなどで購入可能です。

資材を調達したら、設計図に従って材料をカットしていきましょう。

塗装したい場合は完成後ではなく、材料をカットした後に塗料を塗ると細かい部分の塗り忘れが防げます。

【アールジェイ】いろはカラー(屋内専用)

ただ、DIYを始めたばかりの時は、必要な木材の数を算出したり、サイズごとにきれいにカットすることが難しいこともあるでしょう。

そんな時は、DIY用に必要な材料がセットになっているキットを利用するのもおすすめです。

uncle-bでは、カット済ですぐに棚の組立ができるDIY材料セットも販売しています。

棚の形は、収納棚1がワイドタイプ、収納棚2がスリムタイプとなります。

収納棚1、収納棚2ともに水分や汚れに強いポリランバーを使っているので、塗装の手間も省け、掃除やお手入れもしやすいのが特徴です。(収納棚2は棚板のみシナランバーを使っています。)

・収納棚1

・セット内容

【DIY材料セット】~収納棚①~

・収納棚2

・セット内容

【DIY材料セット】~収納棚②~

 

組立をする

材料をカットしたら、実際に組み立てをしていきましょう。

電動ドライバーは先端のビットを付け替えれば作業の幅も広がりますし、効率よく作業を進められるのでDIYを始めたばかりの方にもおすすめです。

・ドリルドライバー

ドリルドライバーは、回転の力でビス締めや穴あけ作業を行う電動工具です。

トルク(締付)や回転スピードを調節できるので、作業内容や仕様する材質に合わせることができます。

製品やモデルにもよりますが、音は比較的小さめです。

【Hi KOKI】14.4V コードレスドライバドリル (FDS14DGL/2LEGK)※バッテリー付

・インパクトドライバー

インパクトドライバーは、回転に打撃の力がプラスされた電動工具のことです。

パワーが強いので大型のものをDIYする時や、下穴を開けずにビス留めする際にも使い勝手の良いアイテムです。

パワーが強いため素材によっては注意が必要だったり、穴あけ作業には向かなかったりしますが、硬い素材でも作業がしやすいためよくDIYをする人からは高い人気があります。

【Hi KOKI】14.4V コードレスインパクトドライバ(FWH14DGL/2LEGK)※バッテリー付

木材を合わせてそのままビス留めをしてもよいですが、木工用ボンドを少量木口に塗って仮止めするとずれにくくなります。

ボンドは木工用であれば一般的なものでも速乾タイプでも大丈夫ですが、数時間で固まるので、完全に固まらない内に作業するようにしましょう。

瞬間接着剤はすぐ固まって修正しにくいので避けましょう。

【コニシ】ボンド 木工用

【セメダイン】木工用 速乾

 

必要に応じて仕上げをする

組立が終わったら、作業で出た木粉などをよくはらいましょう。

ブラシでよくはらったあと、わずかに残った部分を乾いた布などで拭くときれいに仕上がります。

塗装をしない場合は、最後にワックスやオイルを刷り込んで仕上げをすると艶やニュアンスがプラスされます。

 

まとめ

棚のDIYは作業内容や工程数がシンプルで、タイプやサイズによってはより難易度が低いものもあります。

DIYを楽しむためにもまずは簡単なものや、専用のキットなど手軽に作れるものも取り入れてみてください。

収納棚はリビング・寝室・キッチンなど、家のあらゆる場所で収納に使えるので実用的なDIYをしたいという方にとてもおすすめです。

uncle-b公式オンラインストアでは、収納棚作りにおすすめのDIY材や組立に必要な道具も多数取り扱っております。

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