キャンプギアは全て高い市販品を揃えなければいけないというわけではありません。
DIYでおしゃれなキャンプギアを自作して、自分だけのキャンプサイトをデザインする人もいます。
また、100均一材料を取り入れれば、リーズナブルにギアを手に入れることもできます。
この記事ではキャンプギアのDIYのポイントや、作りやすいおすすめのキャンプギアを紹介していきます。
オリジナルのキャンプギアを手に入れたい、キャンプギアをリーズナブルに揃えたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
キャンプギアはDIYできる
キャンプに必要な道具や装備の総称であるキャンプギアにはDIYで自作できるものが多くあります。
初心者の場合、キャンプギアは全てホームセンターやアウトドアショップなどで揃えてしまいがち。
それではコストがかかりますし、うまく組み合わせないと使いづらい場合も少なくありません。
キャンプ中級者以上になると、自分に合ったおしゃれなギアをDIYして自作し、オリジナルのキャンプサイトをデザインする人が多くいます。
おしゃれなだけでなく、自分に合っていて使いやすく、しかも市販品よりリーズナブルに仕上げられることも。
DIYを積極的におこなうのはキャンプにある程度慣れた人が多いですが、実は先輩キャンパーのやり方を習えば初心者でも簡単にDIYできるものもあります。
是非、DIYにチャレンジして、自分だけのキャンプサイトを手に入れましょう。
そもそもキャンプギアは何が必要?
野外で夜を明かすキャンプにおいては、必要な装備がたくさんあります。
- テント一式
- シュラフ(寝袋)
- ランタン
- 焚火台・バーベキューグリル
- テーブル&チェア
- 食器&カトラリー
- 食材・調理器具
- 炭・着火剤
- 防水・補修グッズ
必要なキャンプギアを詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
キャンプで重要な要素である、食事=バーベキュー関連の装備を確認したい場合はこちらもご覧ください。
少しでも装備が欠けると、不便なだけでなく、危険性も高まるため、万全の準備が欠かせません。
いくつかのギアはレンタルする方法もありますが、普段使い慣れていないギアでは、キャンプ地で失敗してしまったり、準備に時間がかかったりするリスクもあります。
そのため、慣れたキャンパーほど確実に自前のギアを揃えます。
今回紹介するDIY可能なギアと市販製品をうまく組み合わせながら、快適でおしゃれなキャンプサイトを実現しましょう。
自作DIY動画を参考するのもおすすめ
キャンプギアのDIYは中級者〜上級者がやるイメージが強く、初心者ではどのように取り組めばよいかわからないという方もいるでしょう。そんな方は動画を参考にするのがおすすめです。
近年ではキャンプ系のYouTuberも増えていて、その中にはDIYできるキャンプギアを詳細な作り方と共に紹介している動画もあります。映像を見ながらであれば、DIYが簡単なギアであれば初心者でも真似して作ることができます。最初は動画と同じようにギアを自作し、慣れてきたら自分が使いやすく、またおしゃれになるようアレンジしていってください。
徐々に自分にあったキャンプギアを自在に作れるようになっていくでしょう。
キャンプギアをDIYするための準備
キャンプギアをうまくDIYするためには、事前に手順を理解し、しっかりと準備したうえで進めていくことが大切です。
質の低いキャンプギアを作ってしまうと、見た目が悪いだけではなく、時には危険が伴いますので、手順に沿って作業を適切に進めていきましょう。
道具・工具をそろえる
キャンプギアをDIYするためには、さまざまな道具・工具が必要になります。
必要な材料については、制作するギアによって変わってきますが、道具・工具については以下のものをそろえておけばさまざまなギアのDIYを柔軟に検討できるでしょう。
【道具】
- 計測器具(定規やメジャー、水平器など)
- 接着剤(ボンドやグルーガンなど)
- やすり(荒さの違う紙やすり複数枚)
- 固定器具(クランプなど)
【工具】
- 先端工具が付け替えられる電動工具(ドリルドライバー、インパクトドライバーなど)
- 切断用工具(電動丸のこ、ジグソーなど)
- 表面加工用工具(サンダーやトリマーなど)
こちらでは初心者がそろえるべき道具・工具を詳しくまとめていますので、合わせて読んでみてください。
DIY初心者が揃えるべき道具・工具10選!選び方のポイントも合わせて解説
簡単な設計図を作る
闇雲に作業に取り掛かっては、思い通りのおしゃれなギアはなかなか作れません。
必要な材料、ギアの適切なサイズ、機能などを確定するために、事前に設計図を作ってから作業を進めましょう。
設計図は手書きでもいいですが、パソコンのソフトやスマホのアプリなどを使用する方法もあります。
具体的な設計図の作り方については、下記の記事でも詳しく紹介しているので、合わせてみてみましょう。
DIY初心者でも設計図が作成できる!コツとサイズの決め方を知ろう
作業開始!
設計図を書いたら、必要な材料を調達して、一通り集まったところで作業を開始します。
ここからの工程は作成するギアによって大きく変わってきますが、基本的には材料のカットや塗装を先におこなって、部品が完成してから金具や接着による組立、そして最後に仕上げやチェックをします。
キャンプギアのDIY手順やメリットについて下記の記事にもまとめてあるので、合わせて参考にしてください。
初心者でもDIYはできる?メリット・作業手順・必要な道具を紹介
DIYに適したキャンプギア5選
キャンプギアのDIYは、制作するものによって難易度が大きく異なります。
ここではDIYに人気の高いキャンプギアを5つ紹介するので、どのギアを自作しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にして下さい。
キャンプテーブル|DIY初心者の定番
引用:https://196km.com/SHOP/cg-0007.html
キャンプにおいて、ものを置くためのテーブルは特に欠かせないギアの一つです。
食卓の代わりとなる大きなものから、キャンプチェアの横に置くコンパクトなものまで、さまざまなバリエーションが考えられます。
また、こだわりだすとキリがありませんが、木の板に足を取り付ければ基本的な機能は果たします。難易度も低いため、最初にキャンプギアをDIYするときの定番の一つです。
キャンプチェア|実用性抜群でリラックスできる
引用:https://hyakkei.me/articles-8628/
テーブルに次いで入門編として人気が高いのがキャンプチェアです。
こちらもDIY人気は高く、多くの動画がYouTubeなどで発信されています。
また、使用する布や木などを少しアレンジすればオリジナルのデザインのDIYを作るのも簡単です。
動画を参考にしながら、少しのアレンジでリラックスできるキャンプチェアを手に入れましょう。
キャンプギアラック|折り畳みにすれば滞在時の収納に重宝
引用:https://craftcase.thebase.in/items/24088327
キャンプサイトではさまざまな道具をすっきり配置しなければならないため、実はキャンプギアラックも重要なキャンプギアの一つです。
自宅用のラック(棚)がDIYの人気家具の一つであるように、キャンプギアラックもDIY定番ギアとなっています。
単なる棚にひと工夫を加えて、折り畳みができるコンパクトで丈夫なラックを制作する事例が多くみられますので、ぜひ参考にしてチャレンジしてください。
デイジーチェーン|100均材料だけで自作できる
引用:https://sgwu1.com/camp/20952
デイジーチェーンとは、テントの骨組みなどに張ったり絡ませたりして、そこに小物や小さいギアをぶら下げて使用するもの。
一見地味ですが、いざあると多くの小物を地面に置いたり、ラックに置く必要がなくなったりするため、キャンプサイトがすっきりして便利です。
デイジーチェーンのDIYは100均材料で簡単に自作できます。使用するひもやロープのデザインを工夫すれば、キャンプサイトをおしゃれにするうえでも有効です。
ゴミ箱|折り畳み式なら持ち運びがラクに
引用:https://autoc-one.jp/knowhow/5012242/
キャンプのマナーとしてごみは全て持ち帰るのが基本です。
キャンプ中に清潔に過ごすためにはごみはまとめておかなければならないため、ゴミ箱は実は重要なギアの一つといえるでしょう。
DIYであれば折り畳み可能で大きなゴミ箱も、キャンプチェアの横に置くようなコンパクトなものも、設計次第で自在に制作できます。
折り畳み型は今回紹介した中では難易度が高めなので、少しDIYに慣れたらチャレンジするとよいでしょう。
キャンプギアをDIYして理想のキャンプサイトを実現しよう
キャンプギアは市販製品を買うだけでなく、DIYでオリジナルのものを制作・使用するのもおすすめ。
自分に合った使いやすくおしゃれなギアが手に入るとともに、100均を積極的に使用すれば安くギアをそろえることもできます。
最初は難易度が高いと感じてしまいがちですが、DIYしやすいギアを選び、動画などをまねしながら作業を進めていけば初心者でも可能です。
是非DIYでのキャンプギアづくりにチャレンジして、自分だけのキャンプサイトを作りましょう。
なお、キャンプギアDIYで多用する木の板の選び方については、こちらの記事で紹介しています。材料選びの際には合わせて参考にしてください。